goo blog サービス終了のお知らせ 

カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

大阪の神崎川って知ってます?

2018-02-02 05:44:00 | 大阪でカヌー

 ちょっと訳あって川を海まで漕ごうという事になった。
ではどこで漕ぐかなんだが、大阪でまず思いつくのが淀川、そして大和川といったところか?
しかし淀川は毛馬から下流は明治以降に造った川、大和川も柏原市役所から下流は江戸時代に造った川だ。
ではどこがあるかといって思いついたのが淀川の分流の神崎川。
ここなら古くからある川だし問題なし。
 参加はシーカヤックが6艇、では行きましょう!

(東海道新幹線)
 スタート場所でみんな順番に川に艇を浮かべて行く。
しなしベテランのナマズ小僧さんはうっかりしてパドルを左固定で組んでしまった。
浮いて一漕ぎ、そして次がすっぽ抜けで沈、いきなりの沈です。
ロールで上がったものの上半身びしょぬれ。
しかも今回はそんなにきつい場所でもないからとドライでなく普通のパドリングジャケットなのでインナーまでしっかり濡れてる。
いや笑いました。
みんな大喜びです。
これが初心者なら心配しますが、超ベテランのナマズ小僧さん、油断は禁物ですねえ・・・

 それからはナマズ小僧さんはとにかくとばす。
そら漕いでないと寒いはず。
更に追いうちをかけるように雪がちらつく。
横で見てるだけで寒そうだ。
しかもスマホのケースに水が入っていて動かない。
もう踏んだり蹴ったりです。

 他のみんなは悠然としたもの。神崎川は始めての人も多く、景色を眺めながら漕いでいる。
神崎川は東海道、山陽新幹線と2本の新幹線を始め、JR、阪急、阪神、地下鉄を十数本の架線をくぐる。
すぐ横の淀川はそこまで多くないのに神崎川が多いのは、淀川と神崎川の間に新大阪駅があるから。そのせいで新幹線を始めとして京都線、神戸線はそこから分かれているのも多いんです。

 もう一つの特徴は合流、分流が多い事。
始めに茨木の山手から来る安威川と合流、そして川西からの猪名川と合流して川幅も500mほどになる。
しかしそこから中島川、左門殿川、西島川、神崎川に分かれて行くので河口の方が川が狭い。
こういうのもまた面白い。

(猪名川との合流のすぐ先にある山陽新幹線)
 でもこの川はツアーには向かないんですね。
なにが駄目かというと上陸するところがない。
どこも護岸されていて段差が高い。
満潮なら上がれる所も何箇所かあるが、干潮ならちょっと慣れてないときつい。
今回もスタートからゴールまで上陸なし。
昼はカヤックの上で食べるので始めからそういうつもりできている。
コース自体は変化にとんで面白いので一気に漕げるならおすすめです。

(阪神高速湾岸線を越える)
 最後は海に出る。
波質が変わる。
スタートは中流域、そして下流域を通って海に・・・これがまた面白い。
そして歩くのが面倒なので無理やり駐車場の近くのテトラポットで上陸。
あと500mほど淀川を遡れば楽に上がれるんですけどね。
まあめんごくさがり屋なのでこれはこれでありでしょう。

(北港マリーナの入口の公園)
 上陸して駐車場までの間に親水公園。
当然のようにここでシーカヤックを浮かべる。
水深は30cmほど。
寒さに震えた1名を除いて快適な楽しいツアーでした。
*しかしこの二日後から私ののどが痛くなって微熱、インフルエンザではなかったものの風邪引いて2週間漕げませんでした。沈したナマズ小僧さんは元気なまま。笑ってゴメンナサイ、ちょっと情けなかった。




ここでお知らせです。
このツアーは1月末に発売されたKAYAK海を旅する本の59号の不定期連載「第15回 海ニ還ル旅」として出ている記事の裏話です。一番始めの訳とはツアー自体が取材だったという事です。
59号は海ニ還ル旅でしたが、60号からもなにか連載することになりました。どこに行こうか結構楽しみながら考えています。またよければご笑覧ください。

大阪でも滝跳びできるの?

2018-01-12 06:49:00 | 大阪でカヌー

 それは久々に前に店を出していたATCへと向かっている時の事。
そういえば大阪市住之江区に滝?があったなと思いだす。
前に一度行った事があったのだが、久々に行ってみる気になる。

 幸いパックラフトやPFDなんかはいつも車に積んだままだ。
そしてついた滝?のある川。
ここは親水公園の所とちょっと深くなってるところが混在している。
意外に距離は長く2km以上に渡って川になっている。
そして目当ての滝は2段の落ち込みになっており遊び心をくすぐられる。、

 早速、滝?の横でパックラフトを膨らます。
ちゃんとPFDにヘルメットも着用。
一番下に艇を浮かべ・・・艇を・・・浅くて浮かばない。
でもこれで諦めてはいけない。
そこで2段目に艇を浮かべてみる。

 2段目に浮かべると水が中に入ってくる。
これはたまらない。
冬にやることではないな。
流石に一番上は論外。
そこで2段目から降りようとしたがパックラフトでは段差を越えれない。

 残念だが滝跳びは無理やね。
ちなみに浮いてる間中道を歩く人が痛い人を見る目で通っていく。
でも気にしなければ大丈夫!
ここは特に立ち入り禁止というわけでもないし、ちゃんとPFDもしているしね。
まあ滝跳びは出来なかったがそれなりに楽しかった。
近場でさっと気晴らし、こういうカヌーもいいもんです!


日本一古い木造燈台

2018-01-04 06:58:00 | 大阪でカヌー

(大浜公園の地図、燈台は阪神高速越えてすぐ)
 大浜公園から歩道橋を渡り海にでる。
公園では日がさして暖かかったのだが、海沿いにでると風がきつい。
風速でいうと6mぐらいか?
今回は海を漕ぐつもりではなかったので艇はパックラフトしかない。
充分注意しないけいけない。

(いい感じですね!)
 海に出ると目の前に燈台が見えてくる。
この燈台は明治10年建造、以来100年に渡って堺港を照らしてきたのですが埋め立てが進み使われなくなったそうです。
それでも補修して場所を動かさず、木造の燈台としては日本最古のものになってるという事です。

(対岸の壁面にも帆船の絵が描かれている)
 しばし燈台に見とれていたがそうもしてられないので出艇準備。
ただ前述の通り風がきついので風上から出て流されながら燈台に接近、風下で撤収という方向で行くことにする。
上の写真を見ても煙が真横ですね・・・
まっなんとかなるでしょう!

 いよいよ出艇、2018年の初漕ぎだ!
やはり海で風の強い日にパックラフトは相性が悪くどんどん流される。
ただ安定感はあるので沈する気はしない。
あっという間に燈台の前まで着いて記念撮影。
なんか正月らしいというかめでたい感じ出てないですか?

 よく考えたらこの前にいった日本一(低い)蘇鉄山、そして日本一(古い)堺燈台と二つの日本一を行く事ができた。
これも池が漕げなかったから。
池が行けたのならパックラフトで海には出ないです。

 そして撤収、やはり池でちょっと浮くのに比べると気合い入りました。
こうして無事初漕ぎは終了、昨年は京都府からだったが今年は大阪府スタートですね。
いつものようにサポート&撮影してくれたNMさんに感謝!
さあ今年もいっぱい漕ぐぞ!

犬年にちなんで大浜公園

2018-01-02 01:05:00 | 大阪でカヌー

(大浜公園の犬のブロンズ像)
 2018年になり犬年になった。
せっかくの犬年なのでまず元旦は犬にちなんだ場所に行こうといろいろ検索。
そうすると堺市の大浜公園に樺太犬の慰霊像というのがあるという事だ。

 大浜公園には何回かいったことはあるが、駐車場だけで中にはちゃんと入ってない。
これはいってみないと!
しかも公園にはひょうたん池という名の池もある。
そこで元旦の朝に娘にお年玉を渡したら早速大浜公園へと出かけました!

 駐車場に車を止め園内案内を見てまずは樺太犬の像を見に行く。
なかなか勇ましい顔をしている。
この犬達が昭和32年から33年に南極越冬隊に協力したという事だ。
昭和33年は犬年だったので今年で60年となる。
凄い事ですね。

 その次に猿舎があったのでそれを見てから一等三角点のある日本一低い山、標高6.8mの蘇鉄山に登る。
ここはちゃんと登山認定証もあるんですね。

 登山も終わりいよいよ目当てのひょうたん池へとやってくる。
さあ漕ぐぞと思いきやなんと周り全部がフェンスで囲ってあって立ち入り禁止の看板。
これは駄目ですね。

 良識ある社会人?の私としては立ち入り禁止の看板を無視してまで漕ぐわけにはいかない。
折角いい感じだったのにここは諦めよう。

 しかしこのままでは初漕ぎが出来ない。
どこか漕ぐところはないだろうか?

 そこで考えたのだが、実はこの大浜公園は大浜という名前の通り浜辺にある。
この公園のすぐ横は海になっており、公園から歩道橋を越えると海にでる。
そしてそこには旧堺港の燈台がある。
ヨシッ、池が駄目なら海だ!
さあ海へ行くぞ!

練習は風のない日がいいですね・・・

2017-12-15 05:43:00 | 大阪でカヌー

 パドルを手に入れ、やはり練習しないとと思い今日もワイルド積んで淀川へ。
ただ珍しく気分を変えようといつもの太間公園ではなく、海老江公園にやってきた。
かなり風が強くちょっとしんどそう。
まあ来たからには行きますか。

 漕ぎだすとやはり風がきつい。そもそも後部が広がっているワイルドウォーター艇は非常に風に弱い。
細いシーカヤックでもフェザーコッキングで風上に切り上がるのに、太い後部で振られまくる。
やはり強風かで漕ぐ艇ではないな。
風がきついのでちょっと休憩がてら葦の群生の中に逃げ込む。
ちょっと一息いれよう。

 少し休んでまた漕ぎ出し。
空中庭園が見えて来た。
淀川から空中庭園のあるスカイビルまで1km離れていない。
梅田のすぐ近くに川があり漕いでるというのも不思議な感じです。

 そしていつものように十三の阪急電車まで。
ここの雰囲気は好きだが、風が強くてゆっくりしてられない。
ともかくこの橋を過ぎてUターン、行きは久々なので写真撮りながらきたけれど、帰りは一気に漕ぎます。

 そして帰路、かなり風でバウが曲げられる。
何度も何度も修正、とてもレースの練習ではない。
このあたり本当に力強く漕げるならいいのだが、風に力負けしている状態。
でも漕いでる方は必死なんです。

 もっと練習しないと駄目ですね。
風に負けてリバース入れてばかりだし、フォームも崩されリーンもうまくかけれてない。
でも十三の橋は良かったです。
たまには場所を変えるのもありかな・・・