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思い出を綴ろう!忘れてしまわぬうちに

四季の移り変わりを楽しめる日記を書いていきます。

源氏物語を読む

2024-10-08 13:15:52 | 源氏物語を読む
いずれの御時にか、女御・更衣あまた候ひける中にいとやんごとなきにはあらぬが、すぐれて時めき給うありけり。







さて、今日の源氏物語を読むは、若菜 上

鍾愛の女三の宮の将来を案じる(父)朱雀院
朱雀院は病重く、出家を決意するが、
出家する前に、後見役となる婿を決めておきたい。

女三の宮の母は帝と更衣の間に生まれた藤壺女御(藤壺の宮と腹違い)
朱雀院の子供は八人、内、姫君は4人

まだ幼く、大した後見人のいない女三の宮のことが、一番心配である。

おもだった乳母たちと熟考を重ねるうち、夕霧、柏木、蛍の兵部卿などの候補者の中で、適任者は光源氏以外にないと考えるに至った。

蛍兵部卿はひどく柔弱で軽薄な印象が強い。
藤大納言(院の別当)は身分が低く不釣り合い。
柏木は年若くまだ位が低い。
夕霧はやっと夫婦になれた雲居の雁がいる。生真面目なので、女三の宮と雲居の雁の両方に気を使うのではないか。
光源氏は多くの妻妾がいるが、人望があるので良い。

光源氏も女三宮が亡き藤壺の宮(義理の母)の姪であるところから、心動くものがあった。
と、今日はここまで
😀 


とにかく、光源氏は父の桐壺帝の妻だった亡き母に似ているという藤壺が大好き!
父の目を盗んで忍んで会いに行き、子供まで成してしまった。
不義密通にて、生まれたのが、令泉帝
令泉帝は後になって、光源氏が本当の親と聞かされ、悩む。
皇位を譲りたいとまで思ったが、結局光源氏に准太政天皇の地位を与えた。
(ほとんど天皇の身分・権力である。)

しかし、絶頂期を過ぎて、光源氏に暗雲漂う。

女三の宮と結婚することを承諾する光源氏
女三の宮は、内親王。当然紫の上より身分が高い。
今まで北の方つまり本妻のように扱われていたのに、女三の宮が北の方として扱われる。
紫の上はつらい立場となる。そのうち病に倒れる。
女三の宮はあまりに幼すぎて、光源氏はがっくり来る。
そこへ女三の宮を垣間見た柏木が、恋い慕ってついに思いを遂げてしまう。
そして、生まれたのが薫の君
柏木からの恋文を隠すすべさへ知らない幼稚な女三の宮

薫が柏木の子供と知った源氏は柏木に冷たく当たる。
柏木は悩み悩み病気になって結局若死にする。
女三の宮にも冷たく当たってしまう光源氏。
思い悩む女三の宮は出家する。

やがて、紫の上が死に、嘆き悲しむ光る源氏も出家 雲隠れ(これはタイトルのみ)生涯を終える。

因果は巡る・・・自分が不義の子をなし父が育て、自分も柏木と女三の宮の間にできた不義の子を自分の子として、育てることになる。
しかし、光源氏の父 桐壺帝は光源氏を決して責めることはなかった。

紫式部はどうやってこういう話を作り上げたのか?
真実と作り話を織り交ぜて。

ドラマ光るの君へ どう描かれるのか、楽しみである。
😅 
たまに、自分のブログを読み返してみる。
その時こんなこと思っていたのか;;;思い出して面白い。
つまらない事や、間違ったことを書いていることもあるけど、ふふ
私のブログ 面白いやん♪と思ってしまう。

母の介護中は何時までこんなことが続くんよ。
などと、思っていたのが今は懐かしい。










源氏物語を読む

2024-09-03 13:59:52 | 源氏物語を読む
さて、今日から源氏物語は2部に入ります。
若菜上
見出し画像は系図



もう大分こんがらがってきました

今回登場するのが、女三の宮
朱雀院の娘です。
朱雀院は光源氏の腹違いの兄

朱雀院は兼ねてから病気がちで出家したがっていたのですが、心残りは可愛がっていた女三の宮

女三の宮の母(藤壺の女御)は身分の低い更衣 すでに亡くなっています。
光源氏の母も更衣でしたね。

朱雀院には、娘が四人と息子が一人

承香殿女御(玉鬘の夫 髭黒の姉か妹)との間に生まれたのが息子の東宮
この東宮と結婚したのが、明石の姫君(光源氏の娘)です。

さて、後ろ楯もなく、まだ幼い女三の宮の後見役をしっかり決めてから、と考えていた朱雀院が白羽の矢を立てたのが光源氏。

光源氏40才三宮13 ・4才。
年の差を理由に断っていたのが、三宮の裳着が済み、朱雀院も出家し後見を承諾した。
女三宮が源氏が恋慕った、亡き藤壺の姪であることから心動くものがあったのです。

二月十日過ぎ、女三の宮は六条の院に輿入れした。
紫の上は、悲しみを抑えて、夫の婚儀の支度に努める。

紫式部の嘆きは深く源氏との愛のはかなさに絶望する。
大事にしていた紫式部との家庭 関係が壊されていきます。




て、結局栄華を極めていた光源氏に影が射して来たのです。

まあ、こんな壮大な物語を紫式部が一人で考えたのしょうか?
ドラマ光る君へ では、今 源氏物語をかき始めたばかり
どのように進んでいくのでしょう。
楽しみです。


源氏物語を読む

2024-08-28 11:20:41 | 源氏物語を読む
蒸し暑い、台風10号の影響だろう。
取りあえず、何時ものように職場に、夫を送り届けた。
降り始めるのは、午後からか?
庭の鉢植えを、飛んで行かない所へ避難させる。

明日は仕事は休んで貰おうかしら(笑)
😃 
今、宅配便が届いた。
台風前で良かったわ。
ドライバーさんも大変なお仕事。
お世話になります。
う~ん 明日のコープ宅配は大丈夫かしらね。

さて、昨日は源氏物語第一部の終わり
光源氏は40才のお祝い。
帝は源氏を准太上天皇に進めた。
「帝王でもなければ、臣下でもない」

十月二十日過ぎ、六条の院に行幸がある。
行幸とは、帝が内裏から出ること。
実の子である令泉帝、そして、朱雀院にも誘いがあった。
往年の朱雀院の紅葉の賀を偲ばせるこの盛儀に、光源氏の栄光は極まった。
明石の姫君の入内を果し、夕霧の身も固まり、紫の上の声望は高く、物語はめでたずくめの
結末を迎えるのである。

原文
なおさるべきにこそと見えたる御仲らひなめり。

やはり前世からのしかるべき宿縁によって、このようにすぐれた方々がお揃いなのだと思われるご両家の様だ。草子地 テキスト注釈

で終わる。

つまり、源氏 元頭の中将のご両家は栄えていくだろう。

第一部の終わりは、めでたしめでたしで終わった。
以上テキストを参照した。

さあ、来週からはついに第2部に入る。
ここまで長かったわーー。


その後、茶話会があった。

与えられたテーマは
今年の夏をどうすごしたか?
一部を終わって、自分の学習状態はどうか?
等。
一人づつ、思いを語った。

その中で、20年かけて読み終えたという新聞記事を紹介した人がいた。

ふー😮  私は60歳から始めたから、80歳になってしまうわ。
それまで、元気で頑張れるかなあ。

夏の過ごし方は、朝5時の散歩、昼からは体力温存のため、エアコン部屋でゴロゴロ。
学習状態は、音読が最初よりスムーズに、出来だした。ゆっくり読むことで、情景が浮かび出した。
と、発言した。
きっと、光の君を見る影響もあると思う。

講師もこのドラマが気に入っているらしい。
史実に基づき、よく調べられている。
たまに、腑に落ちない事もあるけど、と言っていた。
そして、大学を退官したら、こう言う事をやって見たかった。
この会が、こんなに続いたのは、聞きにくる皆さんが居てくれるからこそ。
とのこと。
もう10年近くになるのかな。

熱心に研究している方 初めて読む方 それぞれに楽しめている。

この講座に参加して居る9年の間に、両親も義母も亡くなった。
日常から離れることで、気晴らしにもなった。

さて、残り10年どんなことが起こるかしら?

出掛けること、考えること しゃべることが、確かに、認知症予防になっている。と思う。









源氏物語を読む

2024-08-06 14:10:49 | 源氏物語を読む
今朝も5時過ぎに散歩。
ため池に映る朝焼け雲が綺麗です。



さて、今日の源氏物語は明石の姫君が入内。
姫君の入内には、北の方(正妻)紫の上が付き添われるのが慣例であるが、いつもいつも長く付き添っても居られないだろうし、生母明石の上を付き添わすことになった。
源氏の考えに、紫の上も同意する。
姫君の入内3日後紫の上は退出された。
そして、紫の上と明石の上が対面する。

明石の上は姫君と再開。
明石の上は賢く、姫君を引き立てる。
何かある時には紫の上も参内される。
紫の上と明石の上は、打ち解けてくるが、いくら打ち解けても、明石の上は、身の程知らずの出すぎたことはせず、かといって、蔑まれるような態度は少しもなく、不思議なほど非の打ち所がない。

こういう人が紫式部のお気に入りだったのかも。

清少納言は、外向的。社会的。明朗。饒舌。勝ち気。
紫式部は、内向的。非社交的。平静。寡黙。控えめ。
と、
国語便覧に書いてあった。

性格正反対だったわけだ。
どおりで、紫式部は清少納言の作品を攻撃したと言われているのね。
("⌒∇⌒")

ヤブカラシ

ごみ当番だったから、14時過ぎ、暑い中外に出た。

入道雲

まるで、きのこ雲の様。
忘れてはいけない日
8時15分1分間の黙祷をした。


源氏物語を読む。

2024-07-30 15:57:39 | 源氏物語を読む
暑い中しっかり冷房の効いている教室でお勉強?
と言うより、まあ、趣味の講座ね。
9時15分に家を出るんだけど、アーーー行きたくない。
この暑いのに~ーー(笑)
って思うんだけど、もう何年も続けてるから、やっぱり行ってしまうのよね。

涼すだれ

今日は藤の裏葉の巻
源氏39歳の3月から10月までの物語

源氏の正妻葵の上との間の息子 夕霧と葵の上の兄、内大臣の娘 雲居の雁がついに、内大臣に認められて結婚する。

内大臣は夕霧の母方の叔父。そして、雲居の雁の父。
幼い頃から二人は大宮のところで一緒に育ち(夕霧と雲居の雁にとってはおばあ様)
つまり二人はいとこ同し。
で、親たちが、知らないうちに二人は恋仲に。
内大臣は猛反対。
娘はもっと位の高い者に嫁がせたい。
まあ政略結婚だからね。

ところが今回 夕霧の位も上り、雲居の雁も年頃になり、このまま嫁に行けないと困る。世間の笑い者になる。と内大臣は焦って、二人の中を認めることにした。

夕霧は大学も出て性格も真面目。堅苦しい性格。
一途に雲居の雁を思い続けた。

さて、ここで今日のはて?

なんと固い性格の夕霧に、愛人 (籐典侍)とうないしのすけ がいる。
源氏の乳母子で腹心の家来の娘
夕霧と籐典侍は、一目を忍んで情を交わすお間柄

その後二人の間に生まれた六の宮は、明石の中宮(夕霧の腹違いの妹)の産んだ匂いの宮と結婚することになる。

ホントにこの時代の男女関係ってどうなっとるんじゃろ?

まあ、物語やけど、似たような事があったんやろねえ。

講師が勧めてくれて購入した新国語便覧
ここに書かれてる、源氏物語の人物系図を見ながら読んでいる。
登場人物多くて、
ワケわからなくなるわ。

これって脳トレになってるかしら。

そうそう、講師は好奇心が強い。
清少納言役の、ファーストサマーウイカ
についても、調べていた。
ウイカは初夏なんですね。
苗字も調べてたわ("⌒∇⌒")

皆さん きっとご存じでしょうけど。