今日先ほどまでTBSのドラマ3年B組金八先生を見ていました。高校生の頃、似たような経験をしたことがあり、何か当時の自分と重ね合わせて見てしまいました。
今回の金八のストーリーは金八先生の授業をボイコットした生徒が、学園祭で素晴らしい「ソーラン節」を踊って先生を見返すというストーリーでした(相当アバウトな説明ですが)。
僕も高校で演劇部に所属していて、相当先生からの風当たりが厳しかったことがあります。僕の通っていた高校は、いわゆる中堅高。一流進学校では有りませんが、それなりに大学に進学する人たちがいる学校でした。先生方は進学率を上げるために、必死に「勉強しろ!勉強しろ!」を繰り返し、演劇に興じている僕らに対して嫌がらせや、悪口などをあからさまに言ってくる先生もいました。たとえば発声練習で「お~あ~お~え~う~い~え~あ~」とやっていると、「どこかから、変なお経が聞こえてくるわね~」と馬鹿にする先生がいたり、稽古の時間がなく、夜学校の近くの駐車場で練習している生徒を見てそれを問題にする先生などがいました。でも、僕らはそんな先生を見返す為に、ホントに血反吐を吐くほど芝居の稽古に没頭し、演劇部一同一致団結し、大きな大会に行くことができました。あの経験がなかったら、今の僕は存在しなかっただろうし、こうやって皆さんに向かってブログという形でいろいろなことを表現するなんてしていなかっただろうと思います。
子供達が成長してゆくには少なくとも、先にあげたバカな教師のような存在が必要なのかもしれません。少なくとも僕も大人になって、子供の頃の純粋さがだんだんと薄れてきたようにも思います。それだけ社会というものにさらされて擦れてしまったのかもしれません。子供達はそういう擦れた大人に対して断固立ち向かって戦って欲しいと思います。それがきっと大人になる為の過程だと思うからです。
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