今日の朝日新聞の朝刊には「日本の治安『悪化』9割」と言う見出しが出ていました。要は物騒な世の中になってきていると言うことです。なぜこうなてしまったのか?
その昔日本の警察は世界一優秀だと言われていた時代があります。まだ僕が子供の頃の時代です。と言うことは高々20年前は世界に誇れる日本の警察だったと言うことです。それが今は毎日のように殺人事件や凶悪事件のニュースが耳に入ってきます。そして警察の不祥事が次々に発覚しています。いまや警察は私達を守ってくれるどころか、あらゆるところで交通違反切符を切ってか弱き一般市民から反則金を巻き上げる悪の象徴のような存在に成り下がってしまいました。
斯く言う僕も、警察権力から何度となく切符を切られた上に、精神的に苦痛を味わされたこともあり、警察は大嫌いです。
僕がまだ大学生だった頃、とある夜、午前3時にコンビニでの裏で2人の男に暴行を受けました。意味も分からず理由もなくタコ殴りにされながら、明日の朝刊の片隅に載る『大学生暴行され死亡』と言う見出しが頭をよぎりました。しかし、偶然にもそれを目撃していた近くの住民にが110番し、「いま110番したぞ」大きな声で叫んでくれたおかげで僕をボコボコにしていた2人が逃げ出し、一命を取り留めました。交番はそこから歩いて5分。警察はすぐにでもこちらに来てくれるだろうと思うことおよそ30分。仰々しくパトカーで2~3人の警官がやってきました。怖くて震えながら動けなかった僕に対して、警官は調書を書くための質問を僕にぶつけてきました。
「何歳ぐらいだった?」「体格は?」「身長は?」
それに対して僕は
「高校生だと言っていた」「体格は…」「身長は…」
パニック状態のなか、思い出せる範囲で答えようとすると、
「高校生だと言っていた、じゃ意味ないんだよ!どのくらいの歳に『見えたか』が聞きたいんだよ!」
と冷たく返事を返され、被害届けを出すかどうかも聞かず、結局
「こんな真夜中に外に出ているお前が悪いんだよ!」
といわれ、パトカーは帰っていきました。
殴られたコンビニの裏にぽつんと取り残された僕はどうしていいか分からず、しばらくその場にうずまり、その後いつまた誰かに殴られるんじゃないかと思いながら何とか帰路に着きました。
殴られた後は、外に出るのが怖くて1週間くらい学校を休み、すれ違う人がいつ襲ってくるかと思いながら街を歩きました。
今思い返すと、あの時の警察の対応は僕に対して精神的被害を与えたと思います。
そんな警察たちが街を巡回して交通違反を取り締まっていると、ついつい、こいつらこんな事して。だから犯罪が増えるんだよと思ってしまいます。
地に落ちた警察。パトカーを見るとついついヤジりたくなってしまうのは、僕だけではないんじゃないでしょうか?
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