以前僕は学校の教師の子供として生まれたということを書きました。親父もお袋も元は高校の教員。親父は定年まで物理の教師を、お袋は僕が生まれるまで音楽の教師をやっていました。実際に自分の親が学校で、どんな授業をしていたか、その仕事ぶりは僕には分かりません。
教師といえばよくテレビドラマでもよく取り上げられる職業です。先日紹介した「めだか」、今日さっきまで放送していた「三年B組金八先生」少し前では映画化された「GTO」シチュエーションコメディとしての学園ものの「HR」、それから「ごくせん」etc.
数々の、教師もののドラマがありましたが、それだけ学校の教師という仕事が聖職化されているんだと思います。いつも生徒の上に立ち、模範的な生き方をし、そして安堵できるのは自宅だけ。。。
ウチの親父も家にいる時はだらだらして、一日中布団の中でごろごろしていました。それを見て、僕はこんな奴が本当に学校で尊敬されるような立場の人間なのかと、人格を疑ったこともありました。そんな親父には、一つだけ教師として自慢できることがあるそうです。定年で、最後の生徒達を送り出す時生徒に囲まれ胴上げされたというエピソードがあるそうです。僕は実家に帰るたびに耳にたこができるほどそのエピソードを聞かされるのですが、少なくとも生徒達に嫌われるような教師でなかったことは、僕の心にも伝わりました。
教師という仕事は非常に難しく、生徒一人一人の心に気を配らなければいけない仕事だと思います。今考えてみると、家で何もせずゴロゴロしていた親父の苦労も少しだけ分かるようになってきました。
最近教師の不祥事がよくニュースで取りざたされますが、せめて生徒の前や社会人としてのモラルだけは守って欲しいと思います。そして学校の教師をお持ちの家族の皆さん、家でゴロゴロしたり、だらだらするのは、少しだけ大目に見てあげるというのも、日本の教育の発展につながるのかもしれません。
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