前回、テレビの深夜番組には面白いものが多いという話をしました。今回はその続きをお話します。現在のテレビのゴールデン番組、いわゆる午後8時~や午後9時~の枠には深夜番組から出世した番組が結構あります。深夜で一生懸命がんばってテレビの中でもひのき舞台にあたるゴールデン枠を与えられると、深夜放送のころからその番組を応援していた甲斐があったなぁと感慨深くなったりするわけです。
しかし、ゴールデン枠に移った番組のたどる道は面白くなくなる事がほとんどなのです。ゴールデンに移れば、スポンサーもたくさんつき、予算の面でも深夜のころと比べて考えられないくらい余裕ができ、本当はもっともっと面白い番組ができて然りといったところなのですが、なぜかどんどんつまらなくなる。どうしてか?理由は「頭を使わなくなる」からです。じゃあ何で頭を使わなくなるのか?というとそれは単に潤沢な予算があるからだと思います。お金があると簡単にいろんなことができる。舞台セットは豪華になり、深夜ではブッキングできないような売れている芸能人をゲストでジャンジャン呼んだり、時間や人手が足りなくて、最小限しか取材できなかったのに、ほんの30秒のオンエアのために海外ロケで取材にいけたり、etc.最初はそれでいいんです。視聴率も稼げるでしょうから。しかし、本当の番組の面白さとは、実はスタッフやキャストのアイデアや創意工夫で一生懸命番組を作っている姿にこそ面白みがあるのです。ところが、潤沢な予算を組んだとたん、みんな頭を使うことを忘れてしまいます。
で、本題です。とある携帯業界に新規参入しようとしていました。が、多額の資金を使って今ある携帯会社を買ったほうが楽チンだと考えました。さあ、果たしてこの会社は伸びるのでしょうか?私の予想はノーです。というわけで今度今もっている携帯を解約してPHSに乗り換えようかなと画策しています。あ、ちょっと毒舌入ってますね(笑)
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