久しぶりに張藝謀(チャン・イーモウ)監督作品を観ました
このところ「HERO」や「LOVERS」みたいにちょっとハリウッド寄りの娯楽大作が続いていたので、久しぶりに優しいタッチの作品を観た気がしました
あらすじなどはオフィシャル・サイトで
中国ロケがいいですね♪ 正に悠久の大地と言った風景や、世界から忘れられてしまったような小さな村、素朴な人々
高倉健が観ていてイライラするほど寡黙で朴訥な男を演じて・・・いや、もしかしてあれは素の健さん?
「自分、不器用ですから」の宣伝文句(?)が最後まで頭を駆け巡りました
自分の感情を外に出せないが故に、長い間息子と仲たがいをしたまま解決できないうちに、その息子が死の床にいるとの連絡を受ける
そしてその息子のやり残した仕事のため、一人中国に乗り込む父
その中国ではお役人さんから村人から子供から、凄い人数を巻き込んで、夜中だろうがお構い無しに通訳さんに電話して・・・
それでいて「こんな大人数の前で感情を表せるリー・ジャーミンは幸せです」ってセリフ
違うだろっ! ものの見方間違ってるだろっ!と最初は思いました
元から感情を表に出す&出して派の私には、こういう寡黙&朴訥タイプってとても苦手です
何を考えてるかわからないのもあるけど、それ以上に、相手の心の中を想像してしまい(するしかないでしょう)、こちらのその勝手な思いが裏目に出るんじゃないかと心配する行程がとてもイヤです
さらにそのことで相手を傷つけてしまうんじゃないかと思うのがイヤだし、傷つけてしまったかもと思うと、私はなんて冷たい人間なんだと落ち込んじゃいます
でもそんなこと言う私だって、感情を出せないことなんてしばしばあります
言いたいこと、伝えたいことの10%も出せず、悶々とすることも沢山あるし・・・
だからね、この映画を観ながら色々と自分と照らし合わせちゃうのですよ
最初はものすごく身勝手に見える父親の姿に「自業自得なんだからしょーがないじゃん」と思ってイライラするんだけど、観ているうちにその朴訥な中にも変化を感じて、応援してくれる人達が心地良く見えてきて、そして最後には涙してしまうんですよね
すごく感動作とか言うものではないけれど、観てよかったな、と思えた作品でした
中国側の通訳の女性、ほぼ日本語が出来ないチュー・リン、リー・ジャーミン、ヤン・ヤン君、みんな役者さんじゃないのね?
エンドクレジットでのそれぞれの役の名前が、そのまんま彼らの本名だったから・・・
特にチュー・リンさん、いい味出しまくり!
最初は「周りの空気が読めない君?」とか思ってたけど、ものすっごくいい人でしたね♪
特にお金を返しに来た場面と夜遅くまで役場の外に座って待っていたシーンなんか感動してしまいました
そして映画の中でデジカメ&携帯電話が大活躍です!
最近は海外でも使える携帯があるのは知ってたけど、まさかあんな山の中でも通じるなんてー!
通じない場所も多かったけど、そして日本から再三かけてた理恵さん(寺島しのぶ)からしたらイライラしただろうけど、でも立派なものですよ、凄いですよ!
そして携帯なんかなさそうな辺境地の村の女性が、「ここは携帯繋がらないわよ」と言って一行を案内したのがおかしかったです
そう言えば以前TVで見た、ゴビ砂漠のラクダ追いのおじさんが「最近は携帯のお陰で仕事が楽になったよ」って言ってたし、私が思うよりもずっと遥かに世界中で普及してるんだね
岡野工業さんもさぞお喜びのことでしょう(関係ないか、笑)
このところ「HERO」や「LOVERS」みたいにちょっとハリウッド寄りの娯楽大作が続いていたので、久しぶりに優しいタッチの作品を観た気がしました
あらすじなどはオフィシャル・サイトで
中国ロケがいいですね♪ 正に悠久の大地と言った風景や、世界から忘れられてしまったような小さな村、素朴な人々
高倉健が観ていてイライラするほど寡黙で朴訥な男を演じて・・・いや、もしかしてあれは素の健さん?
「自分、不器用ですから」の宣伝文句(?)が最後まで頭を駆け巡りました
自分の感情を外に出せないが故に、長い間息子と仲たがいをしたまま解決できないうちに、その息子が死の床にいるとの連絡を受ける
そしてその息子のやり残した仕事のため、一人中国に乗り込む父
その中国ではお役人さんから村人から子供から、凄い人数を巻き込んで、夜中だろうがお構い無しに通訳さんに電話して・・・
それでいて「こんな大人数の前で感情を表せるリー・ジャーミンは幸せです」ってセリフ
違うだろっ! ものの見方間違ってるだろっ!と最初は思いました
元から感情を表に出す&出して派の私には、こういう寡黙&朴訥タイプってとても苦手です
何を考えてるかわからないのもあるけど、それ以上に、相手の心の中を想像してしまい(するしかないでしょう)、こちらのその勝手な思いが裏目に出るんじゃないかと心配する行程がとてもイヤです
さらにそのことで相手を傷つけてしまうんじゃないかと思うのがイヤだし、傷つけてしまったかもと思うと、私はなんて冷たい人間なんだと落ち込んじゃいます
でもそんなこと言う私だって、感情を出せないことなんてしばしばあります
言いたいこと、伝えたいことの10%も出せず、悶々とすることも沢山あるし・・・
だからね、この映画を観ながら色々と自分と照らし合わせちゃうのですよ
最初はものすごく身勝手に見える父親の姿に「自業自得なんだからしょーがないじゃん」と思ってイライラするんだけど、観ているうちにその朴訥な中にも変化を感じて、応援してくれる人達が心地良く見えてきて、そして最後には涙してしまうんですよね
すごく感動作とか言うものではないけれど、観てよかったな、と思えた作品でした
中国側の通訳の女性、ほぼ日本語が出来ないチュー・リン、リー・ジャーミン、ヤン・ヤン君、みんな役者さんじゃないのね?
エンドクレジットでのそれぞれの役の名前が、そのまんま彼らの本名だったから・・・
特にチュー・リンさん、いい味出しまくり!
最初は「周りの空気が読めない君?」とか思ってたけど、ものすっごくいい人でしたね♪
特にお金を返しに来た場面と夜遅くまで役場の外に座って待っていたシーンなんか感動してしまいました
そして映画の中でデジカメ&携帯電話が大活躍です!
最近は海外でも使える携帯があるのは知ってたけど、まさかあんな山の中でも通じるなんてー!
通じない場所も多かったけど、そして日本から再三かけてた理恵さん(寺島しのぶ)からしたらイライラしただろうけど、でも立派なものですよ、凄いですよ!
そして携帯なんかなさそうな辺境地の村の女性が、「ここは携帯繋がらないわよ」と言って一行を案内したのがおかしかったです
そう言えば以前TVで見た、ゴビ砂漠のラクダ追いのおじさんが「最近は携帯のお陰で仕事が楽になったよ」って言ってたし、私が思うよりもずっと遥かに世界中で普及してるんだね
岡野工業さんもさぞお喜びのことでしょう(関係ないか、笑)
携帯、つながらないといって
家の屋上で話しをしていましたね。
ほんとうに、あの村で携帯つながるのでしょうか?
私の家でもつながらない時があったのに…
健さんの出演となったそうですネ?
オトコのくせにペチャクチャしゃべる
僕にとっては
「そんなヤツおらへんやろ~」と言うくらいの健さんは
チョットした憧れでもあります。
健さんとケータイやデジカメはミスマッチな気がしましたが、それはこちらの勝手な思い込みなんでしょうね。
その背景は考えてたのか、考えてなかったのか?というのが気になります。
仮に想像すると(笑)
例えば健さんは昔はヤ○ザで、それがらみで母が死んでしまった。でも何故そうなったかは説明しなかった。
だからあんなに他人に対して強引にガンガン
理由も言わずリクエストが出来るのではないかなんて想像しました。
チャン監督が昔の仁侠映画やアクションに出ていた健さんが引退して猟師になってると
設定を考えたらなんとなく会うような気がしたので。。って考えすぎだと思いますけど(笑)
武田鉄矢さんが言ってましたが、一緒に映画「幸せの黄色いハンカチ」を撮り終えた時、ボソッと「東京に帰っても、また遭おう」と 手を握りながら言われて感激したそうです。 男の私でも「いい男だなぁ」と思います。
実は以前もTB頂いたことがあったのです~
なので二度めましてですね(笑)
ホント、あの携帯は不思議でした
衛星電話?とか思っちゃいましたよ
あ、衛星使ってるのか・・・
日曜の午後さん
ラブコールがあったようですよ~
私にもないかしら(ヲイヲイ)
無口にも程がありますからねぇ・・・
見てる分には確かにカッコいいです!
でも実際に近くにいたらかなり困るタイプですわ(笑)
よくしゃべって思いを発散するタイプは長生きするそうですぜ~♪
お互い末永くがんばりませう(笑)
ミチさん
そうなんですよ、イーモウ監督はやっぱりこういうしみじみ系が上手いと思います
でも「HERO」とかも好きだったけど(笑)
健さんと家電、って本当になんだかミスマッチなんですよね(笑)
しかも使いこなせちゃってるから余計に・・・
私だったらデジカメとTVを繋ぐのさえ無理そうです
しかも中国のTV用のケーブル持って行ったの?それとも万国共通なの?と疑問が沢山ありました(笑)
kazuponさん
さすがkazuponさん!
相変わらずの深読み、するどいですっ!
そう言われてみれば、イーモウ監督は仁侠映画の健さんに一目ぼれだったんですよね!
そう思うとその設定も頷けるかも・・・
何か人には言えない辛い過去はありそうでしたもんね
私は奥さんが寂しさのあまり自殺しちゃったんじゃないかと思いました
原作もあるんですよね、コレ
説明してあるかなぁ、読んでみたくなっちゃいました!
不老愚 助光さん
健さんは周りからの信用厚いみたいですよね
それに、この役は健さん以外は考えられませんでした!
本当にはまり役でした
ハリウッド映画に何本か出演した際も、周りから一目置かれ、今でも交流が続いてるとどこかで読んだことがあります
日本が誇る俳優だと思いますよ~
トラックバックさせて頂きました~☆☆☆
健さんの行動には、無頓着に見えて実は、本当に中国の人々に感謝しているのがスクリーンから伝わってきました。
目的を完遂する為には、妥協も許さない彼ですが、会う人々にデジタル機器を通じて、暖かい気持ちを中国にもたらしたと思います。
デジタル機器はある種の暖かいモチーフとして登場したと僕は解釈してしまったのですが、現代社会に普及する携帯電話やデジタルカメラが悪いモノでは無く、人と人との繋がりの掛け橋になるのだから、そういうのも良いのではないか?という感じを受けました。
しかし、健さんの笑顔が素敵でしたね~☆☆☆
じんわりと感動してしまいましたよ♪
TBありがとうございます♪
こちらからお返しするのが遅くなっててゴメンナサイ
そうなんですよね、健さんのあの実直さ&心の優しさが相手にもちゃんと伝わって、周りの人間は嫌な顔をするどころか、受け入れていた・・・
それがさらに感動させてくれました!
あれは健さんじゃないと出せない味わいだと思います♪
私もあの携帯には感動しましたよ~
どんな辺境地に旅行に行ったとしても携帯とデジカメと充電器は忘れないようにしようと思いましたっ!
酔いっちさん
お知らせありがとう!
観ましたか?
私はもちろん観ましたよ~!
納得行くのもあり、行かないのもあり、で面白かったです
でも悪役に火星人とサメを入れるのは反則っす(笑)
トラックバックさせていただきます。
よろしくお願いします。
お知らせありがとうございます
こちらからもTB送りますね♪
健さんは古いタイプの日本男児ですからね~。
そこにチュー・リンさんが絡んだりするのが面白いですし、
やっぱりヤンヤンとの関係は言葉を超えた関係に思えました。
コメントありがとうございます♪
そそ、健さんってばほぼ昭和一桁の人ですよね?
でも正統派日本男児って感じで素敵です
チュー・リンさんと村長さんの絡みもすっとぼけてて面白かったです~(笑)