しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

市長のまちづくりトーク

2012年11月21日 | Weblog

新潟市は8つの行政区に分かれている。区毎に区役所があり、区長もいる。市長は地域住民の声を聞く機会として「まちづくりトーク」というタイトルで集会を各区毎に開いている。市長以下、区長、副市長、地域課長、課長代理、等行政のトップが揃う集会だ。

昨日は「中央区の集会」だった。会場は「万代市民会館」6Fホールだった。300名程入る会場は9割を超える入りだった。参加者は「自治会長・コミ協役員、民生児童委員、一般市民、市議会議員、県議、等」の顔が見えた。

市長の取り組み報告が40分パワーポイントによる説明があり、以降市民との「まちづくりトーク」ということで意見を求め、市長が答えていく形式だ。

質問がある方と進行役の地域課長が話すと多くの手があがった。13人の意見で締め切った。一問、一答形式、3分以内の質問という条件付きだ。それでも質問の「長文を用意して来た質問者はしばしば延長した」主な意見は以下の通り

◎新潟市中央区に取得された中国領事館の敷地面積が5千坪と巨大であること。治外法権の敷地がこれだけの規模で新潟市の中心部に取得されることに疑問。安全安心の観点から反対。

◎外国人の生活保護者の増大と日本人より低いハードルで安易に保護が得られる現行制度に不満。

◎コミニテイハウス、コミニテイセンターへの行政から支給される年間1施設あたり5千万円を超える指定管理費用、光熱費補助の会計の不透明さ。全く領収書の無い会計報告は問題。

◎避難ビルの指定のありかた、公衆トイレの管理が行き届いていない、ことへの要望。

◎水と土の芸術祭での県外客の多いこと。案内が十分に対応できていないこと、展示作品と創作活動とのリンクを会期が終了しても考えてもらいたい。との要望

◎自治会の単位が数名の世帯から数百の世帯まで格差がありすぎること。自治体の統合を促す考え方、寄付金(募金)のありかたに付いて考え方を質す内容。

◎道路の狭隘さ、深夜の大型トラックの頻繁な通行と騒音。安心・安全な筈の通学路が危険が一杯。対策を求める声。

◎震災がれきの受け入れ問題で県知事の対応を評価する立場(受け入れ拒否)での発言。県と市では受け入れ条件が異なる点がわかっていない人の発言。

多くは前段に説明があった市長の取り組み報告とは全く関係の無い事前に準備された質問者の原稿朗読だった。質問者には担当部局から後日回答ということで用紙も配られた。

市政批判に対するガス抜き集会の様相だ。国政に関する不満、景気の悪さ、生活の厳しさからくる不安・不満。事前周知が行き届いていた。これだけの聴衆を集めた行政スタッフの皆様ご苦労様でした。多くの見慣れた顔を会場でおみかけいたしました。


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