しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

企業倫理

2012年11月03日 | Weblog

血相を変えて当町内の住民が拙宅に駆け寄って来た。 会長さん。大変だ。この文書を不動産屋が置いていった。と言って見せてくれた。

永年当町内で問題となっていた廃屋が更地となってほっとしていた。購入した不動産会社が売地の看板を立てていた。そこの不動産屋が置いていった紙だ。

血相を変えて見せてくれた住民は廃屋と棟続きの長屋住民だ。廃屋は棟を切り取り解体、更地化されている。

文面は「解体・更地化された土地は私有地となり、通行できなくなる。私有地に埋設されているガス、水道の共有は従来通り出来る。従来通行できていた部分は道路でないことは新潟市に確認済である。」という内容だった。

冗談じゃあない。従来何十年も住民が通行していた長屋の通路だった所だ。区画を切り離して売るので私有地となる。通行はできなくなる。そんな一方的な話はない。

住民の意向を受けて行政に赴く。建設行政課の窓口で確認した。不動産業者が訪問して来た形跡があった。「住宅地図の該当地番に印があった」

「道路でないことは建築基準法に照らして正しかった」ここからが問題だ。

永年私有地を通って通行していた住民には「通行権」があるのだ。土地が私有地として売却されたとして以降、通行できませんとするのは問題だ。

しかし、それは民法上の問題だ。「民民の問題だ」と行政は言う。しかし「通行権について一切触れず、以降通行できません」という通告文書は業界倫理、社会性に照らして問題だ。という印象を持ってくれた様だ。

帰宅してこの不動産業者に電話した。

「通行権について触れていない点」をいうと、通るなら対価が発生しますよ。と言う。

冗談じゃない。過去何十年も通行料を払って通っていたことは無いのだ。

住民の委任を受けていること、

販売に際しての通行権の問題を買い手に説明すること、

角地を塞ぐと隣家が火災等で逃げ道を塞がれて生死を分ける一大事となる事

を申し入れ、文者で回答することを求めて電話を切った。

さあ!第二ラウンド開始だ。決末はこのブログで報告します。^^


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