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東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

音は午前 狙うは午後

2012年08月18日 | セミ
今や区内では真夏の顔馴染みとなったクマゼミ。特に生息数の多い場所は東京湾に面した臨海地区に位置する樹木の多い公園や緑地。午前中を中心に音を聞く事ができ、最も盛んなのは午前7時頃から午前10時頃。樹木の枝先でシャーシャーシャーシャーと連日大合唱。しかし、撮影となると枝先といった高所に静止しているため、なかなか思うような画が撮れないでいたのだが毎年、最盛期を過ぎた辺りから音の止んだ時間帯になるとアブラゼミやミンミンゼミに混じって目線の高さに静止している個体がポツポツと見られる。その時が接写のチャンス。逃げられないようにそっと近寄る。

クマゼミ(♂)

D700+Sigma 15mm F2.8 EX DG Diagonal Fisheye+SB-700

子供のころ図鑑でみた黒くて角ばり、ガッシリとした大いき体とテレビ番組でしか聞いた事のない音がものすごく魅力的であり、憧れのセミであった。あの頃、なぜ東京にいないのか親に聞いていた記憶が今も残る。

クマゼミ (♀)

D700+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

オスよりもひと回り大きなメス。緑色の翅脈に黄金色に輝く微毛に覆われている姿は美しく魅了されて止まない。

ニイニイゼミとクマゼミ

D700+Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED

小型と大型の対象的な二種類が並んで静止してくれていた素晴らしい偶然を発見。これとない貴重なシーンを嬉しくも撮影する事ができた。こうみると大きさ比べもさることながら、どちらも樹皮にカモフラージュしている体色である事が分かる。


撮影日時:1枚目(8月15日 午後1時)2枚目(8月15日 午後12時)3枚目(8月13日 午後12時)

撮影地:東京港野鳥公園、区内臨海地区


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