6月下旬頃からこの時期にかけての早朝、水辺に入ってトンボの羽化を探していると、夜間に羽化を済ませて殻にぶら下がり、いつでも飛べる状態にあるのがアカトンボの仲間。前回、全てに飛ばれてしまったので、いつもより早めに到着して羽化後のリスアカネにカメラを向けた。
リスアカネ ♂(羽化後)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/4f/197d4993f413428e117d40906ba7e881.jpg)
Nikon D800E+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
リスアカネ ♂(羽化後)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/4f/197d4993f413428e117d40906ba7e881.jpg)
Nikon D800E+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
リスアカネ ♀(羽化後)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/7f/3d98bd17719d1d8bd35ac7345f61dca0.jpg)
Nikon D800E+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
リスアカネに限らず、アカトンボの仲間は成熟成虫の静止姿の撮影は、それほど難しくはないけれど、羽化を済ませていつでも飛べるこの状態の時は信じられないほど超敏感。水辺に近づいただけで一斉に飛ばれてしまう事も多い。だからといってズームレンズや望遠レンズの使用では面白くない。なるべく波を立てずに飛ばれるのを覚悟でそっと近づき至近距離で観察しながら撮るのが自分のスタイル。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/10/66c4304069162925883a48623081c2b8.jpg)
Nikon D800E+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
60mmのマクロで行けたから、広角レンズでも行けるだろうと思ったら、そう甘くわなかった。
こうした鍛錬を繰り返す事で、生態の熟知とトンボ撮影のスキルアップにも繋がる。
リスアカネ(羽化不全)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/6e/acf3b9105a2cb56c8b59489ad7750a3f.jpg)
Nikon D800E+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
ヤゴから脱出できず羽化に失敗する個体もあり。
全てが成虫になれる訳ではなく、強い個体だけが生き残れるといった自然の厳しさを知らされた。
撮影日:7月31日