東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

雨のち晴れ

2024年07月17日 | トンボ
日曜日の午前は雨の中、野鳥公園で昆虫調査。

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
少し前までアキアカネの羽化が見られていた田んぼをチェックすると、アキアカネの羽化姿は無くアジアイトトンボが多く見られた。

アジアイトトンボ(交尾)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
アジアイトトンボ、アオモンイトトンボも天気に関係なく、
むしろ曇りや雨の日の午前中に交尾を観察する事が多い。


Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
雨の様子を表現しようと思い、空から落ちる雨粒を構図内に写し込む場合は小降りだと難しい。

ハラビロカマキリ 幼虫

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
田んぼはイナゴやトンボ等が集まるのでカマキリにとって格好の餌場。

天気が回復したタイミングで危惧されたトンボの目撃例が多い、半日陰の林縁にそっ足を踏み入れると
沿岸部では見慣れないアカトンボが木漏れ日のスポットライトを浴びていた!

マユタテアカネ 雌(未成熟)

Nikon D810+Ai AF-S Nikkor ED 300mm F4D
昨年はヒメアカネの未熟オス、先週はノシメトンボの未熟オス、また、ネアカヨシヤンマの静止姿も確認され、何故か区部の希少種が集まる不思議で面白い場所だ。水辺環境で見るとマイコアカネが相応しいので、初見ではマイコアカネかと思ったが、胸部の斑紋を再確認したところマユタテアカネと判明。希少種ではないが沿岸部(大田区)では初記録。ちょうど羽化のシーズンなので付近の水辺で発生したに違いない。ここは避暑地に移動する習性を持たないアカネ属が過ごすのに適した環境だと考えられる。

撮影日:7月14日


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