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東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

樹液場のオオムラサキ

2025年07月24日 | チョウ
クワガタの採れ高をみると早朝に訪れた時と差は殆どなかったが、時間帯を変えて訪れた理由はここにあった。樹液場には蝶スペシャルゲストが飛来していた。それは...

オオムラサキ 雄

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
非常に警戒心が強い個体で最初は逃げられてしまったが、再来する事を願い時間を置いてから再び訪れ撮影に成功。オオムラサキと言えば美しい表翅の画が絶対。でも、樹液を吸っている時は翅を閉じたままの状態。アカボシゴマダラもゴマダラチョウも同じ。なら、いつ開翅して美しい表翅を見せてくれるのか?そのタイミングを知る事が生態知識を得る為の重要な観察ポイント。それは樹液の在処を探り歩く時と、カナブンやスズメバチ等のライバルと張り合う時に開翅行動をするので表翅を見せてくれる。

オオムラサキ 雄(開翅)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
久しぶりに東京のオオムラサキに出会え、目の前で素晴らしく美くしい翅を見せてくれた。
余談だけれどオオムラサキの幼虫が寄生されている率は9割とされている。でもそれはオオムラサキに限らず、近所に何気なく飛んでいるナミアゲハやアオスジアゲハも寄生率は同等。更に幼虫は野鳥やアシナガバチの餌食にもなる。自然界に棲む美しいチョウたちには厳しい試練があり、成虫になれるのほんの僅か。奇跡的なんだ。

撮影日:7月19日


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