東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

好みの卵鞘探し

2012年01月31日 | カマキリ
毎年、数多く観察する事のできるハラビロカマキリの卵鞘。同じハラビロカマキリの卵鞘でも大きさ形とも様々。
その中からこれぞハラビロカマキリの卵鞘だ‼と言える理想的な僕好みの卵鞘を探してみた。

細かい穴がいくつも空き、色艶も悪いタイプ。

この穴は孵化した痕跡か、カマキリカツオブシムシなどの寄生虫が出る時に空けたられてしまった穴なのか?定かではないが、かなり時が経過している古い卵鞘。こうした古い卵鞘が残っている事は良くある。

これは鳥についばまれ、食べられてしまい中身も無く透け透けなタイプ。

真冬のフィールドで卵鞘を探していると良く目にする光景。鳥も生きる為に必死で餌を探しているのだろう。鳥に見つかってしまった卵鞘は気の毒だが増え過ぎず減り過ぎず、こうして自然界では生態系のバランスが保たれているのであろう。


これはイマイチ小ぶりで形が悪い...

これこれ!最も理想的で好みのタイプ。

色艶、形とも良く素晴らしい卵鞘。
上は全てD300s+AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G

更にこちらは僕の好む撮影条件を満たした場所に産み付けられていた卵鞘。

D700+Sigma 15mm F2.8 EX DG Diagonal Fisheye+Sigma Electronic Flash Macro EM-140 DG

毎年観察していると産み付けてある場所の見当がつき普通の観察に飽きてしまっていた。ならばと今回はディテールや撮影条件にもこだわりレンズも変え、またひと味違った楽しみ方をしてみた。

今回、新たに導入したAF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G。何時も使用しているVR 105mmと比べると焦点距離が短い為その分接近しなくてはならないので敏感な昆虫には不向きだが、風景、人物、虫、花と一本のレンズでシャープに撮りたい‼と言う方にはオススメできるお手軽な万能レンズだと思う。僕的にはイトトンボの羽化シーンなど水面ギリギリにカメラポジションを必要とさられる場合に多用していきたいと思い購入した。その他にも色々と撮影してみたいのでVR 105mmのサブマクロとして常時カメラバッグに入れて置くとしよう。

撮影日:1月28日

撮影地:東京都区内


最新の画像もっと見る