東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

午後から沿岸部へ

2024年06月27日 | カメムシ
モートンイトトンボが棲む休耕田を後にして、撮影用のヤゴをちょちょっと採集し、午後からは沿岸部の野鳥公園にワープ。到着すると、今シーズン初、ニイニイゼミの高周波、チーー音が聞こえてきた。因みにニイニイゼミは慣らしの鳴き方がありチッチッチッと途切れる鳴き方をする。その音はシーズン初期の今しか聴けないから耳をすまそう。タイワンウチワヤンマの有無と樹液場が気になっていたのでそれらをチェックしたが見当たらない。不耕起田んぼのアキアカネの羽化は継続中。ただそろそろ終盤かといった様にある。早朝からのフィールドワークで探虫力が途切れて来たせいもあり、あまり昆虫の姿が見えない中、二種のカメムシにカメラを向けた。

エサキモンキツノカメムシ

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED+LEDライト
背中にハートマークを持つことで認知度が高く子供たちにも人気種。
ミズキの葉裏にて孵化した幼虫を警護中。

キマダラカメムシ(交尾)

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED+LEDライト
分布拡大中の南方種で様々な樹木で見られる事から侵略的外来昆虫との懸念もされ厄介者扱い。
ハートマークは見た目で癒されるけれど、どちらも異臭を出すカメムシなのには違いない。また、観点を変えればカメムシがつく樹木は栄養素が豊富だと言う事を表している。東京は梅雨入りした途端にあまり雨が降らないパターン。それでも今のところ池の水は満水状態なので、この先は適度に梅雨らしい雨の景色も楽しませてくれると嬉しい。

撮影日:6月22日


最新の画像もっと見る