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東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

羽化後のトンボ

2025年05月28日 | トンボ
何時も羽化中の観察はしているものの、羽化後、羽化殻から離れた時の姿を観察していなので、
ちょうどその時間帯にあたると思い、先日アオイトトンボの羽化観察をした池に訪れた。すると...

アオイトトンボ 雌(未成熟)

画像を拡大すると分かりやすいがオスは腹部先端の下付属器がストレート。アオイトトンボとオオアオイトトンボの羽化途中での違いは、今のところ自分のレベルではわからないが、6月には両種の未成熟が同日に撮影できそうなので、その違いを楽しみたい。

アオイトトンボ 雌(未成熟)

まだ全体的に淡い体色だけれど美しいブルーグリーンの光沢色が現れた段階になっている時。

モノサシトンボ 雄(未成熟)

以前は多摩川のワンドや隣接した細流の溜まりでも見られていたが、改修工事や台風等の影響により環境が消失してしまい見られ無くなってしまった場所もある。ここは例年通り安定した発生状況で何より。アオイト、オオアオイトトと同様に未成熟は林の中のスポット的に陽射しが当たる場所を生活空間にしている様子だが、アオイト、オオアオイの様な生殖休眠期は無く、6月には水辺で活動する姿が見られるので久しぶりに連結産卵を狙ってみたい。

オオアオイトトンボ 雌(羽化)

アオイトトンボに続いてオオアオイトトンボの羽化もスタートしていた。腹部第9節の目立った膨らみがオオアオイトトンボのメスの証。とっくに午後を過ぎているのにまだこの段階の個体が見られていた。一般的にトンボの羽化は早朝というイメージがあるけれど、比較的、個体数が多い場所では午後でも羽化が行われている事が良くある。先週末に訪れたばかりなのに、たったの1週間後でもトンボの発生状況に違いが見られた。例年より涼しい初夏で週末は曇り空が多いけれどトンボには全く関係ない。そんな様子にありシーズンの早さを実感した。

全てNikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

撮影日:5月24日


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