東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

ツクシが伸びる頃(オツネントンボの産卵)

2022年04月02日 | トンボ
水辺にはまだ枯れた植物が目立つ3月下旬から生殖活動を始めるオツネントンボに期待して、
都下のフィールドに訪問。水辺に向かう途中、足元に目立っていたのは春の風物詩のツクシ。

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
栄養素が豊富らしく区部のものより倍大きい。ツクシを撮影しながらオツネントンボの活動時刻が来るのを待っていると、いつの間にか産卵がスタートしていたので、焦らずにそっと忍び寄って撮影開始。

オツネントンボ(連結産卵)

Nikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
産卵が始まったところで雲が多くなり陽射しが途切れてしまったれど、気温が高かったため午後も引き続き産卵を見せてくれた。以前にも書いた気がするけれど、特にオツネントンボを撮影する場合、
晴天順光の条件だと腹部の反射が強く、白飛びしてしまうのでマイナスに露出補正が必要。
しかし、今回は明るい曇り空で柔らかい光線だった為、白飛びせずに済み程良く撮れた。

オツネントンボ(2ペア同時連結産卵)

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
産卵植物は伸び始めたフトイの新芽。
生活史に水生植物を利用するトンボは多く、トンボと水生植物の関わり合いを知るのもまた楽しい。


撮影日:3月27日


最新の画像もっと見る