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東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

自然池のチョウトンボ

2025年06月26日 | トンボ
この日曜日は多摩川のセスジイトトンボを探しに行く予定だったが、強風により予定を変更して久しぶりに沿岸部の自然池に訪問。水面の浮遊物はトンボの産卵に必要なアオミドロとタヌキモ。

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
時期的にチョウトンボの飛翔が少々、まだベニイトトンボの羽化観察がイケるかと予想していた。
しかし、到着して池を回りながら様子を伺うと両種とも活動最盛期に入ってた。先ずはチョウトンボからカメラを向けた。

チョウトンボ 雄(飛翔)


Nikon D810+Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
時々見せるホバリングが狙い目となり、風が強い日ほどホバリングが長く撮影チャンスが増す。
欲を言えばチョウトンボの翅は表面の輝く構造色が美しいので斜め上からの立ち位置がベスト。

チョウトンボ(交尾飛翔)

Nikon D810+Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
チョウトンボの交尾は2秒から長くて10秒。なかなか撮影は困難。ピンあま。

チョウトンボ(産卵)

Nikon D810+Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
産卵は水面に浮いた藻等の浮遊植物を好む。腹先部を水面つける打水産卵の瞬間を狙ったけれど、
チョウトンボの打水産卵は一ヶ所に留まらずランダムなので難しい。

チョウトンボ(乱舞)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
池に隣接した草地がチョウトンボダンスのステージ。オスメスが入り混じり、まるでグループダンスをしているかのような素晴らしい習性を見せてくれる。ワンフレームに11頭。こうした場面に遭遇した場合、折角のダンスタイムを台無しにしないように虫網で捕獲しちゃダメだめ。観察、撮影がひと段落するとトンボ採りの学生達が登場。昆虫トークで盛り上がった。

撮影日:6月22日