東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

ミヤマアカネも暑い...

2024年08月05日 | トンボ
昨年、見つけた清流の上空で摂食飛翔をするマルタンヤンマのポイントに入って見たが、ん〜皆無。

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
川中を歩くとツルヨシには多数のハグロトンボが時を待っていた。再びお盆休みに訪れたい。

農業用水路

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
場所を変えてまだ羽化が継続中にあるミヤマアカネが棲む水路に訪れ見た。すると...

ミヤマアカネ 雄(羽化後)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
朝にはこの状態の個体が多数見られ慎重に近寄っても飛ばれてしまう場合が多い。
もう少し遅い段階の個体がいないか探すと...

ミヤマアカネ 雌(羽化)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
羽化らしい淡い煌めきを放ちつつミヤマアカネと分かる時。朝にこの段階の観察が叶うのは稀。

再び暑い日中にオベリスク姿勢をする個体の撮影を楽しみに訪れてみた。すると...

ミヤマアカネ(未成熟の群れ)

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
複数が集まって静止する面白い場所を発見。

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
何故ここに集まっているのか、時にはトンボの気持ちになって考えるのも大事。未成熟は羽化した水辺からあまり離れずに生活しているので、水辺周辺の植物は暑い陽射しを遮ってくれる役割。暑過ぎてオベリスク姿勢だけでは暑さを回避できず、植物が茂った日影に集まり暑さを回避する習性を持つと言う事が分かる。

ミヤマアカネ 雌(オベリスク姿勢)

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
もう成熟に近い個体も見られ段階は様々。撮影している時もめちゃくちゃ暑かった...

撮影日:8月3日