恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

話数が多くなった小説は順次、インデックスにまとめてます。

彼が警察手帳をもらった日part2

2014-10-11 21:02:30 | 特別捜査密着24時




野村さんをやりたかったので、part2から始めた。


「今宵~」の『花盛りの妖たち』もそうだけど、彼たちの出会う前の話とか彼たち同士の話とか結構好きなんだよね。

野村さんの若い頃といえば、もちろんあの事件。

恋人の栞さんが被害者になった事件を解決するために警視庁に入った野村さんなので、勤務時間は上に這い上がるための仕事をこなし、勤務外は泊まり込んでその事件の調べを進める日々。

そして、同期の桐沢さんとの出会い。野村さんはその正義感の強さ故にトラブルを起こした桐沢さんを迎えにいくけど。
桐沢さんは過労故についにめまいを起こした野村さんを心配して、自分の家に連れて帰る。
そして、手料理を食べさせたり、休ませたり…。まるで恋人みたい…。

孤独だった野村さんはついに桐沢さんに例の事件の話をして、ここから二人が協力しながら捜査して行くことになる。

野村さんは破天荒な桐沢さんに「刑事になれ。お前が自由に動ける課をつくってやる」と約束。
はみだし二課が形になる前の事情が描かれている。

さて、野村さんも桐沢さんも若いです。しかも野村さん、トレードマークのひげが無い。

こんな感じ。






part2はその他の彼は花井さん、瑛希くん、木村さんです。

私が面白かったのは野村さん、花井さん、木村さん、瑛希くんの順かな。

花井さんは天王寺さんとの出会いの話の時もそうなんだけど、独り語りが面白いです。
優秀な人で、本人もそう思ってるから、他の人間の気持ちがわかってなくて、色々と毒舌やツッコミを入れているのがとても楽しい。
花井さんがまだ誰とは知らない野村さんと出会った時の描写も面白い。

脚本書いてる人も楽しんで書いてるのがよくわかる。

話は花井さんが一課にいた頃のことなんだけど、課長は大島さんと言う人だし、花井さんがバディを組むのもベテランの小野寺さん。

小野寺さんは花井さんに色々とずけずけ言うんだけど、実は回りとうまくやれない花井さんを心配してのことだった。
ヒロインが花井さんに叩き込まれた「とにかくすべてメモを取れ」はこの小野寺さんから花井さんが仕込まれたことなんだというエピソードも出てくる。


木村さんは監察官をめざすことになる事件のエピソード。
捜査を一緒にする監察官の仕事に心惹かれて、仕事場によく顔をだすようになる。
そして監査官の仕事は予断を防ぐため、免罪を防ぐためと教えられて、その道を目指すことに。


瑛希くんはアメリカ時代の話。
回りから期待されてるけど、本人はそれに違和感がある。
特に初めての事件の時の被害者の女の子と初めてバディを組んだ女性が事件で死んでしまったことに罪悪感を持ってる。

この閉塞感を破るために日本に行こうと決心する。
そして、ヒロインとであって、今度こそ正式に日本の警察官になるまでの話。

part1も、記事にできるかな?


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