ここのところ、私の会社では急ピッチで合併に向けての準備が進んでいます。
今後高齢者が急速な勢いで増加する…と言っても、本社のお偉方は決して甘い見通しは持っていないようです。
高齢者が増える以上の勢いで、高齢者ビジネスの参戦者が増加しているからです。
私もまた一人の社員として、自分の会社が競争に勝ち抜いていくことを望んでいます。そうでなければ、自分も食いっぱぐれかねないからです。
でも、心の奥底からは「ちょっと待てよ」という声が聞こえます。
企業の特性である競争原理は、どうしても事業全体を効率化やコストダウンに向わせざるを得ません。
しかし、そもそも私たちが顧客として考える高齢者とは、効率的な動作や判断が出来なくなった人たちです。
そういった方々に精神的にも身体的にもキチンと向き合ってサービスしようと思えば、効率性を度外視せざるを得ない場面がたくさん出てきます。
端的に言って、「福祉」と「ビジネス=利潤追求」は両立しないと考えます。民営主体で充分な福祉サービスが成り立っている国などどこにもありません。
こんな「古くさい原則論」には反対もでるでしょう。
しかしこれは、十五年前に障害者施設で働き始め、その後も苦しい立場にいる人に関わり続けただけでなく、自分でも食うに困った時期がある私が体で掴んだ実感です。
「私は今まで誰もやらなかった方法で利用者にも従業員にも満足を与えた上、会社として利益も出している」という高齢者ビジネスの経営者がいたら、そのカゲに多くの人々の涙が隠れていると考えて、まず間違いありません。
水商売や金融業や不動産関係からこの業界に参入した場合は、特に注意が必要のようです。そもそも一攫千金を狙ってこの仕事を始めるべきではないのです。
利用者に誠実に対応すればするほど利益が出ない(下手をすれば赤字が膨らむ)というのが、残念ながら現実です。
なぜなら、我が国では衣食住のケアや「悩みを聞く」というサービスに相応の対価を払う…という発想が、未だに確立されていないからです。
今日はもう遅いので、またじっくり時間を掛けて書きたいと考えています。
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今後高齢者が急速な勢いで増加する…と言っても、本社のお偉方は決して甘い見通しは持っていないようです。
高齢者が増える以上の勢いで、高齢者ビジネスの参戦者が増加しているからです。
私もまた一人の社員として、自分の会社が競争に勝ち抜いていくことを望んでいます。そうでなければ、自分も食いっぱぐれかねないからです。
でも、心の奥底からは「ちょっと待てよ」という声が聞こえます。
企業の特性である競争原理は、どうしても事業全体を効率化やコストダウンに向わせざるを得ません。
しかし、そもそも私たちが顧客として考える高齢者とは、効率的な動作や判断が出来なくなった人たちです。
そういった方々に精神的にも身体的にもキチンと向き合ってサービスしようと思えば、効率性を度外視せざるを得ない場面がたくさん出てきます。
端的に言って、「福祉」と「ビジネス=利潤追求」は両立しないと考えます。民営主体で充分な福祉サービスが成り立っている国などどこにもありません。
こんな「古くさい原則論」には反対もでるでしょう。
しかしこれは、十五年前に障害者施設で働き始め、その後も苦しい立場にいる人に関わり続けただけでなく、自分でも食うに困った時期がある私が体で掴んだ実感です。
「私は今まで誰もやらなかった方法で利用者にも従業員にも満足を与えた上、会社として利益も出している」という高齢者ビジネスの経営者がいたら、そのカゲに多くの人々の涙が隠れていると考えて、まず間違いありません。
水商売や金融業や不動産関係からこの業界に参入した場合は、特に注意が必要のようです。そもそも一攫千金を狙ってこの仕事を始めるべきではないのです。
利用者に誠実に対応すればするほど利益が出ない(下手をすれば赤字が膨らむ)というのが、残念ながら現実です。
なぜなら、我が国では衣食住のケアや「悩みを聞く」というサービスに相応の対価を払う…という発想が、未だに確立されていないからです。
今日はもう遅いので、またじっくり時間を掛けて書きたいと考えています。
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老人や障害者だけでなく、子供、独身者全ての問題です。
国家官僚や政治家、財界人は皆、「いかに国民を分断し、搾り取るか」ということに知恵を集めています。
それは決して荒い手つきではなく、オシャレで誠実な表情をして接近してくるのです。
私たちも、もう少しスマートでしたたかに共闘しなきゃね!