今日はお休みで、五週間ぶりにミサに与ることができました。
ミサに与ると、「ご聖体」をいただくことができます。
「ご聖体」とは直径三センチくらいのウエハースのような無発酵パンです。
もちろんそういう原料や製造方法の話とは別に、信徒にとっては「キリストの体」です。
私は信仰に於いては「物に依存する」ほうなので、ミサに与って聖体をいただくこと(文字通り「食べる」のですが)の意味は、とても大きい。
ことに、前回の聖体拝領から五週間たっていましたので、そろそろ体内の「聖体力」が弱まっていたところでした。
だから、今日ミサに与り、また「聖体力」が強まった気がして、本当に良かったと思いました。
さて、今日のミサでは、「貧乏人と金持ち」のたとえ話が読まれました。
ラザロという体じゅうができものだらけのホームレスのような人と、お金持ちが死後の世界(黄泉)で出会う…というお話です。
私はほとんどの場合、聖書朗読も神父さんのお話もボーッと聴いているダメ信徒です。
だけど、今日は、少しだけ違いました。
ひとつは、昨日のブログにも書きましたが、鼻の頭にニキビができてバンソウコウを貼って、ミサに与ったためです。
なので、ラザロの身上が、やけに生々しく感じられたのでした。
もうひとつは、やはり昨夜の「中年オトコ飲み会」の感覚が残っていたのです…。
「これから、どうしようか?」
酒席で、私は、ふとそんなことを友人たちに尋ねました。
「どうするたって…、まあ、とにかく働いていくしかないですよねエ」
当然、そんなところになります。
私の言った「これから」には、自分自身だけでなく親の問題もあるのですが、それも、実際になってみなければ判らない…。
似たような境遇ですから、仕事やお金や健康の不安に関しては、多くを語らなくてもわが身に照らし合わせて、共感できたりする。
まあ、大変だけれど、とにかく当面やっていくしかないんだよなア…。
そんなことを話した次の日に、今日のたとえ話を聞いたのです。
私たちはことさらに貧乏というほどではないにせよ、「金持ち派」と「ラザロ派」に分けたら、ラザロのほうでしょう。
そこで、いつもよりちょっと、たとえ話が胸に沁みたことでした。
でも、庶民を自覚している私たちも、「黄泉に行ってからの宴席を楽しみにする」ほど、世の中を諦めているワケではありませんよ。
まだまだ、楽しいことをいろいろしよう。
もっと色気のある宴席だって開こうじゃないか…なんてことだって考えたのでした。
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「ご聖体」とは直径三センチくらいのウエハースのような無発酵パンです。
もちろんそういう原料や製造方法の話とは別に、信徒にとっては「キリストの体」です。
私は信仰に於いては「物に依存する」ほうなので、ミサに与って聖体をいただくこと(文字通り「食べる」のですが)の意味は、とても大きい。
ことに、前回の聖体拝領から五週間たっていましたので、そろそろ体内の「聖体力」が弱まっていたところでした。
だから、今日ミサに与り、また「聖体力」が強まった気がして、本当に良かったと思いました。
さて、今日のミサでは、「貧乏人と金持ち」のたとえ話が読まれました。
ラザロという体じゅうができものだらけのホームレスのような人と、お金持ちが死後の世界(黄泉)で出会う…というお話です。
私はほとんどの場合、聖書朗読も神父さんのお話もボーッと聴いているダメ信徒です。
だけど、今日は、少しだけ違いました。
ひとつは、昨日のブログにも書きましたが、鼻の頭にニキビができてバンソウコウを貼って、ミサに与ったためです。
なので、ラザロの身上が、やけに生々しく感じられたのでした。
もうひとつは、やはり昨夜の「中年オトコ飲み会」の感覚が残っていたのです…。
「これから、どうしようか?」
酒席で、私は、ふとそんなことを友人たちに尋ねました。
「どうするたって…、まあ、とにかく働いていくしかないですよねエ」
当然、そんなところになります。
私の言った「これから」には、自分自身だけでなく親の問題もあるのですが、それも、実際になってみなければ判らない…。
似たような境遇ですから、仕事やお金や健康の不安に関しては、多くを語らなくてもわが身に照らし合わせて、共感できたりする。
まあ、大変だけれど、とにかく当面やっていくしかないんだよなア…。
そんなことを話した次の日に、今日のたとえ話を聞いたのです。
私たちはことさらに貧乏というほどではないにせよ、「金持ち派」と「ラザロ派」に分けたら、ラザロのほうでしょう。
そこで、いつもよりちょっと、たとえ話が胸に沁みたことでした。
でも、庶民を自覚している私たちも、「黄泉に行ってからの宴席を楽しみにする」ほど、世の中を諦めているワケではありませんよ。
まだまだ、楽しいことをいろいろしよう。
もっと色気のある宴席だって開こうじゃないか…なんてことだって考えたのでした。
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