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オトコの効能

2010-10-03 | 教会
今日はお休みでしたのでミサに与りましたが、その後で集まりがありました。





私の所属するカトリック成城教会は信徒数が2千人を超える大所帯です。

ここ数年で信徒数がかなり増えているらしいのですが、その割には日々の行事の手伝いなどに新しい人が定着しない。

それは、大所帯すぎて横のつながりが悪いからではないか?

というので、日々の活動拠点をもっと小さな「地区別」にして、横のコミュニケーションを盛んにしていこう…というのが集会の趣旨のようでした。





どのくらい来るのかな…と思っていると、かなりの人数が集まれる多目的ホールというのがあるのですが、そこの椅子だけ出した「ベタ座り」状態で、人がいっぱい集まっている。

教会の全ての集まりがそうであるように、中高年の女性が多い。

でも、男性も三割くらいはいます。全て四十代以上のオジサンですが、これは仕方がない。





教会で新しいことを始めようとすると、古い信徒さんから何かと反対があるものです。

日本のカトリック教会の信徒のなかでいわゆる「偉く」なっても、実質的な余禄というのはほとんど何もないと思います。

(私は偉くなったことがないので、本当のところはわかりませんが)

ただ、「オレがウンと頷かなければ何も決まるまい」という「空気の支配権」を既得権益として譲らない…という場合はしばしばあるようです。

ある種の教会では、氷河のように教会が古く固まってしまい、めったに新しい人が信徒にならないし、ようやく洗礼が…と思ってもすぐに来なくなる…という状態らしい。

つまり「ワシラの教会を勝手にいじるな!」という実力者の無言の圧力が常に働いているのですね。

そこにくると、わが教会はアバウトだけれど、そんな妙な空気はない。

だいいち「信徒は増えているのだけれど横のつながりが薄い」というのは、ずいぶんぜいたくな悩みだと思うのです。






さて、集会が始まると、まず「地区別」に懐疑的な意見が出ました。

やっぱりそうかな…と思っていると、その後は穏当な発言が続きます。

特に日常活動を支えているご婦人たちからは、地区別の人数を具体的に上げながら、

「この中に男性は何人含まれているのか?」という発言もあり、

「私たちは男手が欲しいのよ!」というお考えが次々に出されました。

これほど「男手」が無条件に欲せられている世界がほかにありましょうか?

現在「居場所」をなくして苦しんでいる男性がいたら、教会にきてバザーや冠婚葬祭の手伝いに机を運んでみるのも良い…と私は半ば本気で思っています。

自分が必要とされている…という実感は生きる意欲につながるからです。

それと、今の日本でもっとも元気な「ご婦人方」のパワーを借りることもできます。

「大丈夫、ヘイキよ、ヘイキ!」というほとんど根拠もなさげな「前向きパワー」を与ることは、部屋で一人で悩んでいるよりずっと良いと思うのです。











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