収納貧乏

このところ少しずつ元気になるにつれ、「部屋の掃除」に対して意欲が出てきた。





「男ヤモメに蛆がわく」という格言（？）があるが、私の部屋も「蛆がわく」ほどではないが、とうていキレイとは言えない。

まして、ヒトサマを招き入れるなどもってのほか…というのが実情であった。





しかし、元気が出てくるにつれ、「これじゃイカン」と思うようになった。

これから、色んな意味で「お付き合いの輪」を広げようというのに、「自宅への侵入は絶対阻止！」と内心で気色ばんでいては、どうしても品がなくなる。

というので、このところ掃除用具をチョコチョコ購入してきたのであった。

ところが、私の狭い部屋では、何かを買い続けるとスグにそれでいっぱいになってしまう。

そして、「掃除用具の氾濫が部屋の美観を著しく損ねる」というパラドクスに、マジで陥ってしまったのである。

ああ、悲しい！





しかし、現実は直視しなくてはならない。

私の甲斐性で、小田急線祖師谷大蔵駅カイワイに住もうと思ったら、今の部屋の広さが精一杯でなのだ。

それなら、もっと合理的に「収納」しなくては！

と思い定め、私は、掃除用具収納家具についてネットで調べたのである。





いやあ、意外に高い。そして、種類も少ない。

それに「カシコイ奥様向けのお洒落な収納ラック」と言ったていの、パワーにもボリュームにも欠けるものばかり。

私もいちおう男ですからね。

自分の部屋を掃除するホーキやチリトリやバケツを収納するのに、コトサラにお洒落である必要はない。

ガッツリ収まってくれればそれで良い。

と、いろいろ調べたあげく、オフィス用の「清掃用具収納システムラック」を注文してしまった。

けっこうなお値段であったが、我が家の美観のためとあれば、やむを得ない。

これが、私の部屋における、七つ目の組立て式ラックである。





組立てが大変そうだけど…、かなり楽しみでもあったりします。

ムフフ…。










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