第887話.追悼 坂本龍一さん 2-6 気になった音楽(375)坂本龍一『SELF PORTRAIT』(376)『Ballet Mécanique』

湖畔人です。

前話に続き、坂本龍一追悼特集です。

2回目ですが、下記の2曲をご紹介します。

アルバム音楽図鑑から『SELF PORTRAIT』と、
アルバム未来派野郎から『Ballet Mécanique』です。

アルバム『音楽図鑑』とアルバム『未来派野郎』は最も好きなアルバムで、特にアルバム『音楽図鑑』が好きなのですが、でも若干毒があるので要注意なのです。

アルバム『音楽図鑑』の中の『旅の極北』と言う曲が、嘗て大好きで、良く聴きまくっていた時代があったのですが、その時期かなりメンタルがやられまして、ちょっと危険を感じて封印していた時期がありました。と言う事で、フグじゃないけど、美味しいけど毒もある、メンタルが弱っている時には危険なアルバムかもしれません。

『SELF PORTRAIT』ですが、"自画像"と言う意味ですが、教授が教授自身に対し、この曲の様なイメージをお持ちだったのかもしれません。ロマンチックで前向きで上昇志向もある、でもなにか寂しげで、どこか限界を感じているような、そんな印象を受ける曲なのです。何に対する限界なのでしょうかね？人種的なもの？ちょっと分かりませんが、何か超えられない壁を感じていたのかもしれませんね。

『未来派野郎』の方も好きなのですが、『Ballet Mécanique』、寂しげでロマンチックで、教授らしい曲ではありますが、トランスヒューマニズム臭？DS的なアジェンダ臭もする曲でもあります。

でもまぁ良い曲は良い曲です。はい…。

では。次話に続きます。

湖畔人