●ディスタービア（37）

ドキドキしちゃったよぉー



’07　アメリカ　104分
監督・・・Ｄ・Ｊ・カルーソ
出演・・・シャイア・ラブーフ / サラ・ローマー / デビッド・モース / キャリー・アン・モス / アーロン・ヨー




父親を交通事故で亡くして以来、自暴自棄になっていたケールは学校で教師を殴る事件を起こしてしまう。そして裁判所から３ヶ月間の自宅軟禁処分を言い渡され、行動範囲の半径30メートルを越えると警察へ通報される監視システムを足首に取り付けられる羽目に。こうして暇を持て余していたケールは、ある時ふと近所の覗き見を始め、徐々にエスカレートしていく・・・






自分が運転しているときの事故で目の前で父親を亡くし、それからというもの、何もやる気が起きないケール。
ある日教師から親のことを言われ、思わず殴ってしまったせいで自宅軟禁という処分を受けることになってしまいます。
足首に監視システム（これって性犯罪者がつけるようなものよね？）をつけられ、
家から離れると警報が鳴り、10秒以内に戻らないと警察が直行してくる―
監察官から「軟禁者は１～２日後には気がヘンになるから何か建設的なことをするように」と言われます。
そして彼がやりだしたのが『のぞき』・・・！

　　　　

実際やり始めると、ご近所さんは浮気してるし隣にはキレイな子が引っ越してくるしで面白くてたまらない！
友達と覗きをしてることをすぐに隣の子に気づかれちゃうんだけど、結局その子も一緒に覗きをすることに・・・。


　　　　

その頃女性が行方不明になったニュースが毎日のようにTVから流れてきます。
どうやら誰かに誘拐されたらしい。その車も目撃されてる。
ケールがふと隣人の車を見ると、誘拐犯の車の特徴がそこに・・・！
それからケールは執拗に隣人ターナーを見張るようになります。

　　　　

見張ってみるとますます怪しい！血のついたビニール袋を引きずっていたり、家にいたクラブの女性が消えたり・・・
ケールの行動はだんだん度を超えたものになっていき・・・　　　　ひぇ～～～


ヒッチコックの「裏窓」を思い出させるような映画ですが、ドキドキしたのはこっちのほうかなー？
「裏窓」の主人公は骨折で動けない設定、こちらは敷地内から出られないものの、
ある程度は自由に動けるというところがドキドキ感に繋がっているのかもしれません。

父親が事故死、という設定でなくてもよかったんじゃ？とも思うけど、
『実はいい子なのに自宅で軟禁されてる』という状況がほしかったのかなぁ。

自分が家から出られないので友人のロニーに隣家に忍び込むよう頼むんだけど、
家に侵入、探索してると突然絶叫を残して通信が切れるあたりから心臓がドキドキ
しっぱなしでした！
サスペンス要素もあり、ちょっとホラーチックのところもありなかなか面白かったです。

シャイア・ラブーフはこの演技を認めらて「トランスフォーマー」の主役に抜擢。
覗きにはまる高校生を好演しています。
そして今じゃ「インディ・ジョーンズ」ですからねー、これからの活躍も楽しみ～


それにしてもあんな水槽に落ちたら、トラウマになって一生水には入れそうにないわ・・・