こっちゃんポイント
鑑賞環境
★★★
こっちゃんシアター
上映時間 127 分 製作国 アメリカ/イタリア 公開情報 日本ヘラルド映画 初公開年月 2004/05/01 ジャンル ドラマ/歴史劇
紀元前1世紀のエルサレム。十二使徒の1人であるユダ(ルカ・リオネッロ)の裏切りによって大司祭カイアファ(マッティア・スブラージア)の兵に捕らえられたイエス(ジム・カヴィーゼル)は、救世主を主張する冒涜者として拷問され始める・・・。
(Yahoo!ムービーより抜粋)
もう何も言葉が出ません。
途中で何度も観るのをやめようかと思うほどキツい。
とにかく観終わった後、ぐったりです。
「子なる神」として人間の世に生まれたイエス。
その彼が裁かれ、十字架に貼り付けにされるまでを描いた作品。
話はあの有名な『最後の晩餐』の後から始まります。
裏切り者のユダによって貶められ裁かれ、そして激しい拷問にあうイエス。
この映画の公開直後は残酷な拷問シーンに話題が集まりました。
大好きなメル・ギブソンの監督作品ですから、一生観ないという訳にはいかず
それっ!と観てみたのですが・・・。
とにかくキツイ。キツイものはキツイ。
この映画に対して気持ちの準備もへったくれもあったもんじゃありません!
いつ観ようが、どこで観ようが、泣きたくなるほどのキツさです!
コレほどまでに残酷な拷問シーンを長々と見せ付ける必要はどこに?
両手首を手械で固定され、素肌の上から棒状のムチで十数発も打たれる。
今度は先に金属製のカギが付いたムチで更に何回も打たれる。
イエスの体は血にまみれ、ムチのカギは肉片をむしりとる。
わき腹からはあばら骨が見えているほど打たれているのに、
ムチを手に取る者は拷問を止めない。
それどころか、返り血を浴びながら楽しそうに打ち続ける。
ひとしきり背中を打つと今度はひっくり返し腹を打つ・・・。
延々と続く拷問シーンに、もう言葉がありません。
身をよじりながら見ていました。
何度も何度も視線をそらし、目を閉じながら観ました。
とても直視できないシーンが満載です。
まるで自分がムチに打たれているかのようなこの感覚はとても耐えがたく、
もはや聖なる母であるマリア様と一緒に手を合わせ、
苦痛が少しでも早く終わるようただ祈ることしか出来ないのです。
やがて、最後に迎える十字架の張り付けシーン。
ここでも更に痛々しい場面が。
それでも声高らかにイエスは叫ぶ。
「この者たちを赦したまえ!」、と。「彼らは分かっていないのです!」、と。
自分の手足に釘を打つ者の為に祈るのです。
この映画を信者の方はどのように受け止めたのでしょうか?
聖書に書かれた内容が、こういった形で映像表現されたことに対して、
果たして満足されたのでしょうか?
それでもこの映画を観ていると自然と涙が流れ出てきます。
ここまでの受難を浴びながらも「自らの敵を愛する」イエス様の姿には、
心を打たれました。
だだし観終わった後は・・・放心状態です。
《2006.07.14記事一部改訂》
【作品】パッション
(違いますよ~。痛いのが好きな人じゃないですからね、私)
聖書(とうかキリスト)という点でひかれます~。
けど、痛いの苦手なんでちょっと怖じ気づいてきました~
生きるって痛いコトなのかしら??
きついのか・・・・・
とりあえず、見るのは先にしよう。
え?違うんですか?
これは観てるだけでかなり痛いです。
ありえない虐待です!
下手なホラーよりもグッ!と来ます。
観ないことをオススメします逆
こっちゃんこりゃないよぉ~
それくらい強烈です!
モノには限度があるって言葉を思い出しました。
シャレなんないわぁ~
こっちゃん
キツイのは変わりません。
すぐにオークションにかけて売った方が身のためです!
もしどーしても観たいなら、
下記の注意事項を守って下さい。
1.飲食をしながらの鑑賞は避ける。
2.部屋の換気をする。(湿度の多い日は避ける)
3.もちろん体調の良い日を選ぶ。
4.嘘でも観ながら「あー楽しい」と叫ぶ。
5.念のため側に新聞紙を入れた洗面器を用意する。
-以上-
上記のことを守った上での鑑賞ならもう止めません。
思いっきり仰け反ってください
あ~知ーらない!こっちゃん
観たりして・・・・
何故って、それはメルだから。
もうそれしか言いようがありまへん!
全編古代ユダヤ語とアラム語。
リアリティを追求した、メル・マッドマックス・ギブソンの勝利なのだぁ~~
トラバするだでよ~。
具合が悪くなって途中退場したお客さんがいました…
拷問シーンはキツカッタ。
くまたんに耐えられるかナァ・・・・?
勇気振り絞って観てみるかい?
こっちゃん
かずろぐさんは「聖書」を理解できてるから
大分見方も違ったでしょ?
あれほどの厳しい描写が「聖書」にはあるの?
視覚的にはかなり強烈でしたね~。
こっちゃん的には「ブレイブ・ハート」がギリギリの線ですね~。
でも確かに自然と涙は出てきたのに妙に自分でビックリ!
「あぁ、これはメルだ」と・・・・。
全体の流れは良いんですね。
本当に映画らしい作りですよね。
できればもうちょっと拷問のシーンの撮り方と
ボリュームを絞って欲しかったなぁ。
と、そんな風に思いまする
こっちゃん
あらら~。
大きなスクリーンでの鑑賞はツラかったでしょう?
というこっちゃんも、自宅のスクリーンで見たんですけど。
やっぱり、具合悪くなっちゃう人いたんだね~。
それは分かるナァ
こっちゃん
でも、どうしようかと思っていたのよ。
噂は、いやと言うほど耳にしてたしね。
やっぱり、相当辛そうだわねーー(T_T)
私は、これと、「アレックス」が、「見たくないけど、どうしよう」映画です。
「パッション」の方は、いつかは見るとは思うけど、十分心の準備をしてから見ることにしようっと。
でもこれは本当にスゴイから、
ちゃんと心構えしてかかるに越したことはありません。
止めても観るでしょ?kuuさんなら
かずろぐさんの記事も参考にしてね。
中々良いよ~!
こっちゃん
メルさんは、当時英雄ものにハマっていた感じがします。その集大成が「キリスト」なのかもしれませんが・・・。
以前、ジョン・フスを扱った映画を観たことがあります。タイトルは忘れました。あれも刑場に歩いていくシーンがあります。あれでもうだめでした。確かに歴史でしょうけれど、映画ですから、押さた表現も出来ると思うのですよ。
でも、「パッション」は、あくまで聖書に忠実さ~。
あの拷問シーンは、メルちゃんの好みか?
・・・メル・サド?
キリストの映画は結構観ているので興味があって大分前に親戚からDVDを借りたのですが、なかなか観る決心がつかず、まだ観てないんです。(あの評判でしたから・・)
こっちゃんの感想読んだら、やっぱり残酷シーンが何より苦手な私には無理かも~って思っちゃった
もう少し考えてからにしようっと・・
この映画はそれを越えちゃってると思います。
こっちゃんも相当強いと思ってましたけど
この映画ですっかり滅入ってしまいました。
かずろぐさんの言うとおり
メッセージは強烈で伝わるモノはありますね。
あとはそこまでたどり着けるかどうかの問題で・・・。
道は険しすぎます・・・・
こっちゃんきゃーっ!
次回作品にもやっぱり期待しますし。
そうですか。
新約聖書にはやはりあそこまでの記述はないんですね。
あの拷問シーンは、メルの感性なんですね。
キツかぁ~っ!
でも忠実なんですね。
函館の教会で見た絵画のようなシーンがいくつも出てきて
ビックリしました。
こっちゃんあーめん。
観たこと自体は「見たぞい!」ってコトでスッキリしてるのですが
観た内容に関しては非常にモヤモヤというか
いや~な感触が残るみたいな・・・・。
そうですね。
これは「感覚」ではなく「感触」に近いカンジです。
観れば自分の皮や肉までも剥ぎ取られ、血を流す苦痛に襲われます。
その勇気が持てるときに観て下さい。
こっちゃんイタイよ~。イタイよぉ~。
おいらは結構良かったです。
痛い以上に感じ取るものがあったとです。
5を用意しなくても大丈夫だったのだね。
良かった、良かった。
何よりです。
こっちゃんは感じすぎてピクピクしてしまいました・・・・