欧州雑派

欧州に関する気になった情報の備忘録

ロシア・ワールドカップ、そして、トランプ!

2018-06-27 | ※雑記

トランプは正しいことを行っているのか、それとも世界を混乱にいれようとしているのか、、、段々と分からなくなった。貿易摩擦が激化してくると、金融市場は荒れてくる。そんな中で、証券セールスはビジネスを求められていく。

そもそも証券投資とは、長期スパーンで成果が測れる(=長期的投資の結果、顧客の資産が増える・儲けることが求められる)ものなのに、短期的な収益(=短期的な視点での証券会社の儲け)で追求するから、矛盾するのである。だから、コストの高い商品を売りつけるのである。

であれば、賢い投資家は、インターネットで取引を開始すれば良いだけで、そこにビジネスが生まれ、ネット証券が誕生した。しかし、資産が増えてくると、どうしても誰かのアドバイスが必要となる。その”誰か”は、とても知識のある証券マン、という期待値が生まれる。

しかし、それは幻想である。

大方の証券マンは日々の仕事で疲れ果て、情報の精査など出来ていない。かなり適当であり、その場限りの知識(情報)でしかない。金融商品の全てを理解している営業マンなど存在しない。出来るわけがない。彼らの視座は短慮である。

ところが、一般投資家の視座は長期である。

一般投資家が資産を増やす術は、「時間」を活用するしかないのである。誰かに依存することが一番財産を失う。ドルコストでのインデックスの積立がベストだ。コストの高い投資信託、仕組債、外債、、、あんなもの手数料稼ぎの手段でしかない。債券には手数料はありませんよ!嘘つけ!ちゃんと手数料は抜いてある。しかも売り買いで抜かれるのだ。

そこで彼らは、(自分の会社が)短期的な収益を積み上げるため、(直ぐに売却したら損が出るから)長期投資をしてください!という詭弁を使う。3%の手数料の商品は、10年かけてみれば、年間0.3%です!と語る。100万円での投資は最初の1年は97万円からスタートするのである。よほどの上昇相場でないと、資金回収(売却)は困難である。これは、証券ビジネスの限界(前述)を破るオカシな商法でしかない。良く考えたものだなぁ。収益マシーンとしての投資信託、仕組債、エマージングの外債。くれぐれもトルコリラ建て債券など購入しないように!

 

日本の10年国債の金利が2%程度になれば、資産運用などしなくても良いだろう。でも、2%になるだろうか?10年後に10年国債のクーポンが2%になるだろうか?短期金利が2%程度になれば、ラッキーであるのだが。1年定期で1.5%程度、、、でも、そうなるだろうか?

原発ゼロ社会にして、エネルギーを外からしか確保できなくなったとき、そうなるだろう!原発ゼロ社会はコスト高社会である。日本経済はガタガタになる。悪い金利上昇となり、僕らの生活コストは上がる。福島の事故で具体的に、一般住民の誰かが亡くなったのだろうか?原発怖いは本当だろうか?

 

東京オリンピックが終わったら、不動産が暴落し、不景気になる、、と誰かが予測している。それに従う不動産投資家も多い。

でも本当だろうか?

日本のインフラはボロボロである。大阪の悲しいブロック塀崩壊事故など、全国いたるところにインフラ・リスクは潜んでいる。そこのテコ入れが、日本経済を浮上させる可能性が高いのではないだろうか?であれば、内需関連株式をコツコツドルコストで分散して購入して行けば良い。時間を使えば報われる。

 

AI?ブロックチェーン?ビットコイン?本当だろうか?僕らの大半の仕事はAIで消えていくそうだ。嘘をつけ!ブロックチェーンには相当の電力が必要なわけで、、、もう、ビットコインも沈んできた。もうこれ以上のAI化が必要だろうか?

 

トランプは正しいことを行っているのか、それとも世界を混乱にいれようとしているのか、、、段々と分からなくなった。が、現在の世の中の仕組みを破壊しようとしているのは確かだ。ただし、明確に言えることは、トランプという奇妙な男と同時代に生きているということは、ラッキーである、、ということだ。

 

最近、ロシア・ワールドカップばかり観ている。日本が強いからだ。だから、他の試合も観てしまう。

すると、どうーしたことだろう?

サッカーばかり観ていると、その状態が”快”となり、何らかの興奮を与えられ、睡眠を奪わられても”快”を求めてしまう。

そこに便乗して、ワイドショーはサッカーばっかり流している。

「ワールドカップ ロシア」の画像検索結果

世間では、世界では多様なことが起こり、報道すべきことが沢山あるのに、そこに”快”はない。不快・不愉快なことばかりだ。だから、チャンネルを変えてしまう。ニュースなど観なくなる。スルーする。そして、ものを考えなくなる。国民の知性レベルを落とすには、サッカーに夢中にさせれば良い!そうだ。

 

しかし、ニュースにおいても、トランプは別物だ。こいつが天才なのか、詐欺師なのか、強欲な不動産王なのか、、、、それとも世界の救世主なのか分からない。でも、破天荒な行動をとるトランプの姿は、僕にとっては、なんらかの”快”人であるのは間違いない。だが、Twitterがなくなったら、トランプの言動は見えてこない。この時代にぴったりの大統領である訳だ。

恐ろしいのは、トランプが暗殺されたりした場合だ。混沌とした世界がますますカオス化していくことになる。これが最大のリスクだ!

 

ワールドカップが終わったら、何らかの喪失感に襲われる可能性がある。そのためにも、僕は、トランプの言動に少しは軸足を置くことにした。

時間を活用する投資家にとって、ドルコストで資産形成を計る場合、変動が激しい株式が投資対象としては最適だ。トランプが暴言を吐いたり、世界経済を滅茶苦茶にしようとする行為をとり、株価が大暴落したときこそ、投資金額を増やすことがベストな投資方法だ。インデックスかETFで良い。くれぐれもコストの高い投資信託など買わないことだ。

 

そのような視座からも、トランプには注意したほうが良い。資産形成の視座から言えば、トランプは稀に見る豊かな存在なのである。

しかし、今は、次のポーランド戦にばかり、僕の関心は向いている。ヤバいな!


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