欧州雑派

欧州各国の小説等の書評、映画評、音楽評、美術評、欧州旅行記等。

ウエルベックの新作「セロトニン」読書メモ 3 ~ 「セロトニン」の構成

2020-01-11 | ウエルベック

構成は良く練られている。しかし、ウエルベックが素直に書いてくれれば良いものの、一旦(小説の構成を)バラバラにして再構築しているから、時々、迷子になってしまう。

 

過去の一つの出来事に別の過去の出来事の回想を差し込んでいく。丁寧に読まないと時間軸を見失うときがある。話の展開が見えなくなる。ウエルベックの書く文章は平易だが、注意力を要するのは毎度のことだ。

 

だから、僕はこうして読書メモを書いている。

 

 

更に困ったことがある。それは、日本人の読者である僕には、フランスの地名や人名、初めて目にするフランスの農業制度(の用語)などに戸惑った。

例えば、p279 。

 

ラマルティーヌは本当のところ一種のエルヴィス・プレスリーでしかなかったし、、、、。 ???となった。

 

ラマルティーヌ? これはどういう意味だ?誰だ?

 

インターネットで調べてみると、、、、やっとこさ、僕はウエルベックが何を言わんとしているのか、、が分かりかける。

 

ウエルベックは僕の知らない歴史上の人物に対して判定を下すのである。

 

ラマルティーヌは本当のところ一種のエルヴィス・プレスリーでしかなかった。これだけでは人物比較をしているのか、批判しているのか、良くわからないのである。

 

面倒くさいから、それらを無視し続けていくと、いつの間にか、また迷子になっていく。

 

僕はインターネットなしではウエルベックを読み込めない。

 

 

主人公の心理描写も微妙だ。本来は心理状況は文章で丁寧に書き綴っていくのが小説家の義務である。ところが、ウエルベックは主人公の心理状態を音楽(ロック)、文学(作家、作品)で代用していくだけである。本作はその傾向が著しい。

 

ロックに疎い読者には迷惑な話だ。しかも70年代のロックとくる。既に化石化しているディープパープルや僕の大好きなピンク・フロイドなど、聴いている者は多くないだろう。

 

僕はラッキーなことに、70年代~90年代までの作品は、随分聞き込んでいるがら、何となく分かるのだが、、、、。それでも選曲が意図的だ。

 

これもウエルベック特有の手法だが、外国人である僕ら日本人の読者には迷惑千万な話である。それらをスルーして読み流すと、単なる変態エロ小説や鬱物語になってしまう。だから、暗い暗い(恋愛)小説と解釈してしまう人が多い。

 

つまり、ウエルベックの書く小説は誤読されてしまう可能性が高い。「セロトニン」もその傾向を踏襲している。例えば、以下のような解釈だ。

 

 

  • 本作はウエルベック初めての恋愛小説だ。これは翻訳者の解釈でもある。本当か?
  • 欧米社会における極端な個人主義の行く末という主題を描かれ切った感がある。(翻訳者もそう解釈している)本当か?
  • 黄色いベスト運動を予見した書だ。、、、どこが?
  • 「1984」や「素晴らしい新世界」などのディストピア系の小説だ。何だって?
  • 「うつ病の回復過程をシミュレートした作品」・・・回復など全くしていない。
  • エロ小説である。表面的にはそう思えるだけでエロ小説ではない。
  • プルーストを対比して論じる(翻訳者)。対比ではなく、プルーストをまねて書いているだけ。視座が違う。ウエルベックは意識的に一つの側面で書いている。
  • 『セロトニン』のテーマはフランス農業の惨状である。まさか!
  • ウエルベックに「良い小説を書こう」という心がけなどない。そんなことはないだろう!いつも良い作品を書いている。「セロトニン」など最良の出来である。
  • 根本的で徹底的で原理的な〈愛の不可能性という絶望〉が現出する物語。だが、問題はその先にある。

 

僕も最初は上記の解釈を(一部)していた。

 

そこで、僕は、ウエルベックの真意(本作品のテーマ)を見つけるためには、物語の全体の時間軸の流れを掌握しようとした。

 

次に、パーツ(枝)を押さえることを試みた。パーツとは、音楽(ロック)、文学(作品又は作家)、フランスの農業、フランスの地名、射撃についてとか、日本人の立ち位置とかである。それらのパーツがクロスしているから、解釈が複雑になる訳で、分解すれば良いと考えた。

 

 

いい加減に読むとウエルベックを誤読してしまう。ウエルベックはいつもそんな感じだ。その対策として、繰り返すが、ウエルベックの作品に関しては、本ブログで読書メモを書いてきた。

 

でも、今回の作品が一番厄介だった。手ごわい感じがする。

 

少しずつ書いて行くことで誤読を回避し、小説「セロトニン」のテーマについて見つけていきたい。   ~続く

 

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内観から観察へ   観察記(1)

2020-01-06 | 内観記

昨年の秋口頃まで、僕は自分を内観することが大事である、、と思い込んでいた。だから、内観記なるものを本ブログに書いてきた。

 

しかし、体調を壊した頃から僕の考え方に変化が起じり始めた。身体(カラダ)は未だに快復していない。少し苦しんでいるのだが、身体の痛みが僕の精神を大きく変える契機になったようだ。それは間違いない。

 

僕の精神は「内観」を止めて「観察」に重きを置くようになった。自分だけを観察するのが「内観」だが、これは変わらない。それに加えて、周囲を観察するという意味で「観察」という行為に切り替えた。

 

妻を観察する。同僚を観察する。上司を観察する。業者を観察する。友人を観察する。隣人を観察する。医師を観察する。看護師を観察する。

「Observation」の画像検索結果

つまり、人を観察する。その際、ただ、観察するだけである。自然に眺めるだけである。只管(ひたすら)眺める。それを続けると、ある時から、僕はその人のことが良くわかるうになった。癖がわかり、誤解が減るのである。

 

 

そして、人間だけではない。全てのものを「観察」するのである。

 

小説を観察する。小説を読むのではなく観察するのである。書かれている言葉の世界を観察するのである。すると見えてくるものがある。これについては「セロトニン」の感想で書いてみたい。僕は只管「セロトニン」の世界を観察した。するとテーマが浮かび上がってきた。ウエルベックが「セロトニン」を書いた意味がわかったのである。

 

ドラマも、映画も、、、、同様に観察するようになった。

音楽も観察する。聴いているのだが、見えない音を観察していくのである。

 

どういうことか?それは音の構成や構造を観察するのである。どのような楽器で構成されているか?繰り返すと、音が立体的に聞こえてくるようになる。そして、心が泳ぐようになる。なんらかのイメージが浮かんでくる。

 

そうすると今まで殆ど関心が薄かったドイツのロックに嗜好が傾いてきた。ドイツという環境で生まれたクラウトロック(ドイツのプログレ)はクラシックをベースにしていることも分かってきた。実験的な電子音と言われながら、自分の感覚に近いのは、ブリテッシュロックではなく、フレンチろっくでもなく、クラウトロックだったとは。驚愕している。

 

Rheinita

 

 

自分の仕事ぶりを観察してみる。そんなことでイライラする必要はないだろう。自分で自分を観察するのだから自分の感情は消える。誰かへの忖度などありえない。損得も消える。自分の仕事ぶりは自分を他人の目線で見れば愚かにみえることがある。

 

多くのビジネス本には、仕事の効率に重きを置き、言及しているが、それは違う。効率よりもストレスを軽減する方法を見つけることを優先することにした。新発見は観察している自分自身である。

 

ストレスを軽減するには、何をするかではなく、何をしないか、それが重要であることに気が付いた。ときに、思考は同じところを巡回する。その理由は、新しい角度で思考しないからだ。だから、思考が淀むのである。何も進展しない原因はそこにある。思考の尺度をズラせば良い。どうズラすか?他人の目線で自分を観察すれば、自分の思考に自信があれば、直ぐに修正が効く。そんなこと、今しなくても好いよ。

 

たったそれだけである。行動を逡巡するのは己の思い切りが悪いのではなく、思考が沈滞しているに過ぎない。これについても、後日、詳しく書いてみたい。

 

 

人のことが見えてきた。幼稚で無能な人間の相手をするのは時間の無駄だ。切り捨てる。ただし、言葉を選び、傷つけてはならない。仕事を任せないだけだ。時間の無駄だ。

 

思考の癖が見えてくる。視座が見えてくる。レベルが見えてくる。観察すれば彼らと自分の(思考の)立ち位置が見えてくる。すると面白くなってきて、人の話ばかり聞いている自分が確立されてきた。人の話を聞くことは、自分が話すより相当のエネルギーを使う。

 

しかし、何と自分のことばかり喋りたがる人が多いことか。そして何かと他人を批判したがる人が多いことか。彼らは自分を大きく見せようとするだけである。

 

そして、相談をうけることが多くなってきた。相談というより、彼ら自身の悩み、不安を、自身の生活環境を語りだすようになる。そして、本音を語る。多くの情報が僕のところに集まるようになる。承認要求が強い人間が見えてくる。

 

観察して次を推測する。言葉には出さない。観察しながら話を聞く。じっくり聞く。彼は彼女は何を喜び、何を嫌がるか、、、それが見えてくる。人の気持ちまでが観えてくる。そして、僕は頷き、笑い、分からないところを聴いているだけだ。求められない限り、自分の意見は絶対に言わない。僕は観察者だから。

 

観察していると、己の立場が180度、回転する。相手の立場が見えてくる。

 

それは病院で顕著だった。僕の症状を診ている医師の気持ちを観察している僕がいる。医師や看護師は日々多くの患者を診ている。彼らは、日々、どういう気分なのだろう。

 

密室で毎日ネガティブな感情をもって依存してくる多くの患者と接しているのである。誰もが明確な症状を言えない。それでも丁寧に診察を続けていいる。ストレスが多い人生だ。凄いな。

 

僕は身体の痛みで顔を歪めていたのだが、その痛い状態を自分で整理するために、自分の症状を観察し始めた。何が問題か?自分の生活スタイル、行動、仕事のストレス、抱えている問題点をじっくりと観察するようになった。全てが僕の身体に影響を及ぼしているのである。

 

 

人間は食べるもので出来ているから、食べるものに問題があるのかもしれない。ゆっくり食べること。食べ物が神経の痛みへ影響を及ぼすことも知った。糖と塩分である。そういう健康の基本的な仕組みを知り、自分が飲んでいる薬、その影響を調べ、記憶した。

 

時々、大食いをするのは何故か。気分が落ち着かないのは何故か。その前に、今日は何を食べた?

 

それら自分のバックボーンを認識してから、診察を受け、医師に自分の状況を語り始めると、殆どの医師との関係が良好になる。医師との距離が近くなる。そうならない医師は外せばよい。

 

お世話になっている今の医師は僕の都合の良い時間に診断してくれるようになった。彼に早朝から別の患者の手術が入っていても、終了時間を考慮して、僕の日程に合わせて、手術の後に組み込んでくれた。

 

看護師もカルテを渡すとき、僕が会計に行く前に、小さな優しいアドバイスしてくれる。過去の事例ではこういう人もいた。こういう人もいた。そのことも気を付けてみてくださいという。医療関係者はホスピタルな精神の人が多いから、患者の精神を読み取る能力が高いのだろう。その看護師が天使に見えた。病を克服しようと頑張る患者には応援してくれる。彼らも自分を消し、相手を観察しているのだ。

 

「hospital」の画像検索結果

僕は自分の身体に謝った。身体の痛むところを触りながら、優しく撫でて、痛みを齎してゴメンね、と謝る。生活の不摂生、ストレスが僕の体に蝕んだのは間違いない。痛みの信号を送っているのだろう。痛みの信号は自己修正のシグナルである。昨年の春から夏に過激な仕事量で無理をしていた。心身ともにボロボロになっていた。

 

今までの僕は己の心の動きばかり見つめていた(考えていた)。そうではなかった。身体と心は同じものだ。自分の身体の状態を知らないから、ケアしていないから、身体が叫びだすのだ。身体を観察することで、己の行動を修正することがうまくいく。そして、心は安心する。それに気が付いた。この気づきは、僕を変えていくだろう。・・・・続く

 

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新年、紅白、ウエルベック、ドストエフスキー、だけど、クラウト・ロック、そして、Can - Future Days

2020-01-03 | ※雑記

新年あけましておめでとうございます。

 

年末年始は久しぶりにゆっくり出来ている。体調の悪さは相変わらずで、ロキソニンに依存している。今年も月1~2度の血液検査と医師からのアドバイスを続けないとならない。肩や足の痛みは神経の炎症から来ているようだが、正確にはわからない。医師も首を捻っている。1月の検査検診でも痛みが続くようであれば再度整形外科等の医師に診てもらうことになっている。

 

僕の場合、炎症を顕す数値が(健康な人を)1とすれば、最悪のとき4まであった。それが3へ落ち、先月は2まで回復した。4の時、ロキソニンを一日6錠飲んでいた。医師は3錠以上飲んではならないとキツク諭したが、それらを無視して6錠飲んでいた。それほどまでに痛みに耐えられなかった時があった。

 

年末から年始にかけて一日3錠で落ち着いている。減らすと、或いは、ロキソニンを飲まないでいると、痛みが再発し、辛い日々を数日過ごすことになるから、この方法しかない。医師も何らかの効果があるようだから、痛みが酷くても3錠を制限して、頑張ってみましょうと言う。総合病院だから、過去の病歴もわかり、いろいろな対応をしてくれる。兎に角、早く元気になりたい、仕事を休めない、、ので、そのような態度で毎月望むと(実際そうだから)医師も看護師も懸命にサポートしてくれる。有難いことだ。

 

年末年始は「セロトニン」を丁寧に読んでいる。感想を書くためだ。今回は手ごわい作品だ。(感想は暫くお待ちください。読書メモとして後日から再開したい)そのせいか少し鬱っぽい気分に支配されていていた。暗い小説なのだが光は潜んでいる。それが分かり、鬱的な気分は霧散していった。人は読む本に多少とも影響を受けるものだ。

 

正月から同時並行で「未成年」を読み始めた。これが割とイケル!

正月休みは毎年のことだが、あっと言う間に終わる。仕事のストレスが軽減されてきたかな、、と思ったころに、仕事へ戻っていく。毎年その繰り返しだ。殆どの人がそうだろう。今年は1月から3月までの予定が詰まっていてもうウンザリしている。

 

僕にとっては「ロキソニン」が「セロトニン」のようなものかもしれない。「セロトニン」は主人公にとっての生命維持装置である。「ロキソニン」は快適に過ごすための維持装置だ。

 

初夢は何かを観たが忘れてしまった。

 

初詣では、昨年はありがとうございました、と神様に感謝しただけで参拝をすました。妻は随分長く時間をかけて参拝していた。何をお祈りしていたのだろう。おみくじを引いたら「大吉」だった。妻も「大吉」だった。夫婦二人とも「大吉」というのは結婚してから初めてのことだ。

 

 

カルロス・ゴーンはこれで逃亡者になり犯罪者になってしまった。マネーロンダリングが事件の本質のようだ。不愉快なできごとだが、Twitterでチェックしている。

 

今年はオリンピックだ。開催中、無事に通勤できるだろうか?それだけが心配だ。

 

「紅白」の画像検索結果

生まれて初めて「紅白」を最初から最後まで観た。視聴率は史上最低だったようだが、僕には楽しかったけどなぁ。いつもプログレやジャズしか聴いていないので、最近の日本の歌は殆ど知らないのに、面白かった。

 

最近の若い歌い手たちは凄いかもしれない。そう感じた。特に歌詞に注目して観ていた。歌詞が優しさに溢れているものが多かった。最近の若い人達の感性はスゴイかもしれない。彼らはデフレの続く中で生まれ育ち、マスメディアの毒をSNSで見抜き、自分なりの嗜好に合わせて生きている感じがしている。

 

大みそか「紅白」で日本の歌に痺れたが、12月から毎日のように、クラウト・ロック(ドイツの実験ロック)ばかり聴いている。カンとか、ファウストとか、ホルガー・シュカイとか、、、

Can - Future Days

今年もどうぞよろしくお願いします。

 

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「イシューからはじめよ」、夢のダンス、ブロックチェーン、そして、「セロトニン」

2019-12-09 | ※雑記

体調(痛み)は先週と比べると、ほぼ同じ。平日は気が張っているせいか、起床時が一番辛く会社に着くまでが痛みを覚える。仕事が始まると(ロキソニンが効いてくるから)あまり感じなくなる。

しかし、帰宅時にはズキズキ痛み出す。特に、寒い日が堪える。年末までには良くなれば、、、と、あまり期待せずに待ちたい。仕事の裁量権は自分でコントロールできるが、やることが多い。でも、健康第一だから、先週水曜日あたりから、段々と手を抜き始めた。

 

何をやらないか!そればかり考えている。ノート(というかメモ)に、仕事の着地点をイメージしながら、行動の負荷を削除していく。これは、日常生活においても同様に使える。人間関係にも使える。何をやらないか!を決めることで、やるべきことが見えてきて、かなり集中できる。

無駄な交際は避け、面倒くさい人と係らない。その代り、言葉を選ぶ必要がある。

 

時々読んでいる「イシューからはじめよ」で言わんとしていることが、段々と実践できるようになってきている。

イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」
安宅和人
英治出版

この本を最初に読んだのが、2011年9月頃だった(⇒https://blog.goo.ne.jp/kobemaru2005/e/bf4a74cd2e2c3c21264bea79ba29742b)。当時から、つい最近まで、「犬の道」を歩くしか、ないだろう!と、かなり、本書にネガティブな感想を抱いていたが、約8年、このテーマを意識して仕事をしていたら、いつの間にか(と言うか8年もようしたが)「イシュー」を意識し、その思考法が身についてきた感じがする。

 

 

 

土曜日は(日々の疲れからか)殆ど、ダラダラしているというか、気が付くと(どこかで・・ソファーとか自室の机で)眠っている。音楽を聴いてもツマラナく感じ、無音が心地よい。元気になるのは、日曜のお昼過ぎ頃からだ。段々と頭も動き出す。

以前も書いたが、土曜日にふとした瞬間に夢の中に吸い込まれる。これが例え5分間でも、素晴らしい夢をみるのだ。映画や小説にしたら、バカ受けするような内容なのだ。そして、色が鮮やか。美しい。

土曜日に観た夢は転職の夢だった。外資系投資銀行に転職し、役員面接まで通り、さあ、次はCEO面接だと!と思っていたら、な、何と、ダンスの試験だった。ダンスを踊れるわけがなく、ましては、体中が痛い(と何故か、現実の痛みが夢でも同期していた!)訳で、そもそも、身体は硬いし、運動は皆無。昔、高校球児だったから、野球なら何とかなるが、ダンス!など踊れるわけがない。どうする???とふさぎ込んでいたら、目が覚めた。ぶひぃいいい。

関連画像

人はどうして夢を見るのだろう?不思議でならない。

12月も約10日過ぎた。あと15日程度仕事すれば、新年を迎える。令和になり気分は新鮮になったが、世界も日本も複雑になり、油断していると、時代の変化の本質が見えなくなる。

以前は、疑心暗鬼だったブロックチェーンや暗号通貨(仮想通貨)を馬鹿にしてはいけない!と、考え直した。

 

金融証券では、地銀が消滅の危機にあり、証券業界では手数料がゼロになり、、来年は、証券も地銀も再編成や倒産がおこる可能性が高い。金融機関は斜陽産業になっている。しかし、ブロックチェーンにより、或いはフィンテックにより、業界が大きく様変わりし、大きな成長企業が生まれる可能性もある。

12月に入り、ブロックチェーンやフィンテックの本ばかり読んでいる。従って「セロトニン」(ウエルベック)の感想は、年末年始の休みにでも書いてみたい。「セロトニン」は壮大な物語であり、ウエルベックの最高傑作であると思う。

セロトニン
関口涼子
河出書房新社
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ロンドンから来たファンドマネジャー

2019-12-01 | ※雑記

体調(痛み)も随分と良くなってきた。夜中に(痛みで)覚醒しなくなったのが救い。以前の痛みを100とすれば、30程度に落ちてきた。外科的な症状ではなく、神経が至るところで炎症を起こしているようだ。こうなると医師の指示に従うしかない。

それでも仕事が忙しい。しかも、寒い。寒いと身体に影響があるから、痛みが強くなる。そんな一週間だった。

 

水曜日に、ロンドンから来た某社ファンドマネジャーのプレゼンを受けた。新しいファンドのプレゼンだった。通訳も同席。綺麗な英語だったので大方聞き取れたが、深い質問をするとき、どうしも上手く話せない。専門用語は使えても会話のキャッチボールに手こずってしまう。結局、通訳にお願いするしかなかったが、、、、ああ、また、英会話、頑張ろうかな、、と思ったりしたが、、、。

 

通訳の若い女性は一見、イケイケな感じの派手な女性だったが、金融の知識が豊富で僕の考えをうまく伝えてくれた。かなり優秀な女性だった。また、そのファンドマネジャーも感じの良い青年だった。日本株に対するストラテジーは独特の銘柄発掘で嬉しそうに説明してくれた。面白く感じた。

 

彼らの目的は僕の会社で、新ファンドを販売して欲しい、、という売込みだ。熱意を感じるのだが、ごり押しではなく、彼の持っている優しい雰囲気に深い知性が宿っているのを感じた。前向きに検討したい。僕はそう答えた。知性は(その人間の)雰囲気に顕れる。

とても刺激的な一日だった。

 

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