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映画『アトラクション 制圧』 映画評

2018-06-10 | 欧州映画

あらすじ

巨大宇宙船が飛来したモスクワを舞台に描いたロシア製SFアクション大作。

巨大な球体宇宙船がモスクワに飛来し、ビルをなぎ倒して多くの死傷者を出しながら着陸した。

異星人との初めての遭遇に人々が戸惑う中、ロシア政府は即座に戒厳令を敷き事態の収拾を図ろうとする。

一方、ロシア軍司令官の娘ユリアは異星人の科学技術者ヘイコンと出会い、ヘイコンが故郷の惑星へ帰るために必要なデバイス「シルク」探しを手伝うことに。

異星人に対する排斥の気運が高まる中、ヘイコンと一緒に過ごすうちに自分が彼を愛し始めていることに気づくユリアだったが……。

地球の運命は!?映画『アトラクション 制圧』予告編


以下、映画評

Amazonでの評価はグタグタでかなり悪い。更に、ネットで、感想や映画評を読んでも、かなり悪い。ボロカスに書いている人が多い。

でも、僕には面白かったけどなぁ。かなり、強いメッセージを含んだ作品だと思う。映像も綺麗で劇場で観たら迫力があっただろう。

SF映画という側面だけで鑑賞したら、ストーリー展開が穴だらけで、登場人物たちのキャラが薄いから、共感できない人が多いだろう。更に、ラブストーリーという側面から観ても、大いに共感することは出来ない人が多いだろう。(それなりに良いラブストーリーではあるのだが、宇宙人と地球人では、、ねぇー、、)

だから、これらの側面からだけで鑑賞してしまうと、この作品の評価を悪くしてしまったのだろう。そう考える。否定はできない。

しかし、もう一つの側面、人間とはどういう生き物なのか? 或いは、人類とは、、、どういう存在なのか?、、、その側面から鑑賞すると、作品の評価は激変するのではないのか? 終盤にそのメッセージが発せられる!そこに価値がある!

普段は(そんなこと)考えない僕ら(人類)にとっては、極めて有効なメッセージを贈ってくれた作品であると思えた。

人類と言えば大げさだが、人間の歴史を振り返ると、この映画のメッセージは強く届く。僕は高く評価したい!

アトラクション-制圧-(字幕版)
アンドレイ・ゾロタレフ,オレグ・マロヴィチュコ
メーカー情報なし

評価:☆☆☆☆ 


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