起きて半畳 寝て一畳

株式投資の記録を中心に、日々感じた事や考えたこと、読んだ本のことなどなど

相場の神様へのお賽銭

2005年12月25日 13時59分01秒 | エトセトラ
 きょうの日経ネットに載っていた記事です。
 これぞプロの文章と、うなりたくなるような見事な記事です。ビジネス文書の一級品として保存しておきたいと思い、勝手ながら無断転載させてもらいました。
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今週の見通し・株式 先高期待で1万6000円乗せも

 今週の株式相場は日経平均株価が終値で1万6000円台に乗せる場面もありそうだ。投資信託や信用取引の大幅な買い越しにみられるように個人投資家の先高期待は強く、底堅い展開が予想されている。外国人投資家や短期投資家の動向次第で、株価が乱高下するとの見方もある。

 先週は日経平均株価が週初から3日間で784円急伸し、その前の週末まで3日間で605円下げた分を取り戻した。取引時間中に1万6000円を回復する場面もあった。ソフトバンクが4日間で2140円上げ、三菱地所は3日間での2割上昇。週末は三洋電機が一時ストップ高、TDKはストップ安になるなど荒い値動きが目立った。

 今週は週初が米国市場が休場で外国人の動きが鈍くなると予想されるが、「閑散に売りなしで底堅い展開」(大和証券SMBC)との声が多い。バブル崩壊以降の年末最終週は7割以上の確率で株価が上昇。「物事の終わりに勢いを盛り上げる“掉尾(とうび)の一振”で1万6500円達成」(SBI証券の中尾征雄専務)との指摘もある。

 注目される27日朝方発表の11月の消費者物価指数は、市場の予測平均値が0.1%のプラス。予測と同じかそれ以上の指標ならデフレ脱却の筋書きを改めて確認でき、買い安心感につながりそうだ。

 日経平均の200日移動平均からの上方乖離(かいり)率は27%と1972年の過剰流動性相場以来の水準。過熱感を指摘する声もあるが、当時は同水準が1年近く続いており、「長期上昇局面では当てはまらない場合もある」(日本アジア証券の黒川達夫投資情報部長)という。

 ただ12月第2週に外国人投資家は27週ぶりに売り越し、「売りの金額も5兆円超と高水準だけに、売りがわずかに増えるだけでも需給の重しになる」(いちよし証券の高橋正信チーフストラテジスト)との声もある。信用の買越額が2週続けて3000億円超とバブル期以来の水準に達し、取引所の信用取引の規制強化を警戒する向きもある。 (07:00)
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 個人投資家が含み損のでている株を税金対策として売っているという話を今年はあまり聞きませんでした。株価の値上がりで含み損を抱えた株が無いのか、今は含み損がでていても、この先株価が騰がるという先高期待からかのどちらかなのでしょうね。「株を枕に年越し」する人が多いものと思われます。

 私はポジションを大幅に落として年越しするつもりです。手数料がもったいないという人もいるかも知れませんが、それは「天使の取り分」、「相場の神様へのお賽銭」と思うようにしています。
 
コメント
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