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壁紙化した“ひらがな表”は無意味!子どもに「文字や時計の読み方」を覚えさせるコツ

2016年11月01日 | 新聞や雑誌の記事
「早いうちから、文字が読める子にしたい!」という教育熱心なママは多いですよね。
子どもに文字を教えようと、トイレやお風呂に“ひらがな表”を貼って、それだけで安心しているママがいます。でも、貼ってあるだけで読めるようになれば、苦労することはありませんよね。
文字を習得するためには、何度もインプットとアウトプットを繰り返さなければなりません。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が“貼りっぱなしのひらがな表”についてお話します。

■貼って終わりじゃ覚えない!「壁紙化」しているひらがな表の無意味さ
ひらがな表を貼っているだけで満足し、これについて一切会話がなかったら、だんだん壁の模様の一部になってしまいます。ひらがな表の“壁紙化”です。
せっかく貼ったのならば、「ここに“あ”があるね。あひるの“あ”だね」というような会話をしましょう。すると子どもも、文字の読み方を覚え、段々と読めるようになります。
また、ずっと同じ場所に貼りっぱなしにしておくと、見慣れた光景になってしまい、段々と興味は薄れていきます。たまには貼る場所を変えてみましょう。
すると、「あれ?違う所に貼ってあるぞ」と思い、興味関心を長続きさせることができます。

■ただの文字ではなく、意味のある「言葉」にして読ませよう
source:https://pixta.jp/
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ひらがな表の字を1字1字指さして「あ・い・う・え・お」と教えるよりも良い方法があります!
“あり”、“いぬ”などの「意味のある言葉のかたまり」にして見せましょう。名刺くらいの大きさのカードに書いて、かるたやトランプのように遊びましょう。
何故かというと、文字が言葉として頭に入っていると、文章を読むとき「む・か・し・む・か・し・あ・る・と・こ・ろ・に・お・じ……」のような“拾い読み”することなく「むかし・むかし・あるところに・おじいさん・と・おばあさん・が」のように読解しながら読む習慣が身につくからです。
それに、“拾い読み”をしていると、声には出ているので、聞いている大人は「あら、本が読めているわ」と錯覚してしまいますが、本人は「意味がわからないまま音を拾って読んでいるだけ」のこともあります。
算数の文章題で小学生になっても先生が読んでやれば解けるのに、自分で一から問題を読むとなると“拾い読み”をしているため式を立てられない子どももいます。
言葉として文字が頭に入っていない証拠です。

■「カタカナ」をひらがなに直して教えるのは二度手間です
カタカナもひらがな同様に、“カ”ではなく“カレーライス”、“ア”ではなく“アイスクリーム”と教えましょう。
意味のある言葉として何度も目にしているうちに、次第にばらばらの表でも読めるようになります。
また、絵本によっては本来カタカナ表記するものも“ぷうる”、“かれいらいす”となっている文章もありますが、最初から社会でカタカナ表記されているものは、カタカナで見せておいた方が賢明です。
後々子どもが、覚え直す必要がないからです。

■いま「何時何分」かわからない子どもに時計を読ませるには?

source:https://pixta.jp/
小学校に入学したとき、時計が読めない子がいます。時計を見て行動ができないので、いつまでも1人校庭で遊んでいます。
チャイムは鳴りますが、「休み時間はあと3分でおしまいだから、そろそろトイレに行っておこう」などと自ら“時間管理”ができません。
家に時計があっても「早くお風呂に入りなさい」「早く寝なさい」といった“シンプルセンテンス”しか飛び交わない家庭で育った子どもは、なかなか時計が読めるようになりません。
「3時になったらおやつにしようね。あと10分待っていてね」「8時になったらお風呂にしよう。それまでにご飯は食べ終えようね」のような会話をしていれば、プリントやドリルなどで時計の勉強をしなくても、いつの間にか読めるようになりますよ。

■ママの工夫で、1日を「ついたち」と読めるようにする
小学校2年生になっても“6月1日”を「ろくがついちにち」、“2日”を「ににち」、“8日”を「はちにち」、“10日”を「じゅうにち」“20日”を「にじゅうにち」と言っている子がいます。
家庭にカレンダーが貼ってあっても、「今日は“ついたち”ね。新しい月の始まりね」の会話がなかったり、子どもだからと“赤ちゃん言葉”のように、あえて「今日はロクガツイチニチね」なんて使っていると、子どもは間違った読み方を覚えてしまいます。
はじめからちゃんと、正しい読み方を聞かせましょうね。

いかがでしたか?
教材だけ揃えて、家のあちこちに貼ったままになっていませんか?
貼ってあるだけで、自然と覚えることはありません。普段の会話に入れてどんどん活用しましょう。
文字を楽しく覚えられるように、ママやパパが工夫して、たくさん話しかけてあげてくださいね。

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