Small Lady

日々考える・思う・語る。。。

発疹の話 ③

2019年03月04日 | 子宮頸がん

4回目の抗がん剤のあと、全身に湿疹が発生しました。

 

皮膚科受診後、軟膏をもらったものの

発疹の範囲がどんどん広まっていきます。

始めは腰から上 だったのが、下がってきて

お腹から下、足と、その範囲は広がっていきます。

一方で、胸の発疹は軟膏の効果で落ち着きだしました。

 

さて、月曜日は放射線科の先生による診察日でした。

とーぜん今回の発疹騒ぎも電子カルテに記録されているので

先生はご存知でした。

せ「どう?発疹は?」

じ「お腹の一部だけ白いけど、あとは小さいのがポツポツあります」

せ「お腹の白いのは逆に放射線が効いていて守った感じがあるね」

じ「へぇ そういう現象もあるんですね」

せ「うん。そうそう。皮膚の内部への放射でも皮膚に当てているからね」

 「じゃぁそのお腹を見せてもらおかな」

じ「あ、はい」とパジャマのズボンをズリ下げる自分

パソコンの画面と、私のお腹を見比べながら、

せ「悪いけど、下着も下げてくれる?」

じ「えっ?下着?ショーツですか・・」

せ「そうそう。お腹が白いってことは、下腹部もだし、放射線が当てている部分でもあるからね」

じ「あ、はい。では。。。」ショーツを股下まで下げる自分

先生ジーーーっ と診る

せ「僕も写真撮らせて」と言い、どこぞへ電話して カメラ持ってきてくれる? のお言葉

じ「えっ?しゃ、写真?」

せ「皮膚科で撮ったのでは、ショーツがあって放射線で当てている部分は隠れているからね」

 「だから悪いけど、その部分の写真が必要なので」

じ「あ、あぁ。。はぁ。。そうですか・・・」

せ「そのままで動かないで、ショーツも上げないで待ってて」

じ「えっ?えぇぇ?」

何が面白くて、月曜日の朝からお医者様の前で下半身丸出しにして

立ちんぼで、パンツが落ちないように膝で受け止めて

上着は片手で押さえて、もう片方の手で前を隠しているお姿。。。

待て の一言で待ち続けること数分

やがてきた放射線科の看護師さん

あららぁ どうしちゃったの? まぁまぁまぁまぁ と

私を見るなり驚きの言葉(姿より発疹を見てのお言葉)

先生と看護師さん二人して、あーだこーだと撮影にあたり

何やらご相談。

照明の位置で暗いだの、あっちに移動しろ いやこっちでの撮影が良いだの

こっちは下半身丸出し、ショーツ膝止め状態で

あっちこっち移動した挙句、やっと撮影会

パシャパシャと数枚撮られて、またもや電子カルテに取込み

ここは大学病院、研究のためもあって記録に残し

ほぼ永久保管で私の写真は残るそうです。

皮膚科で撮った写真と、放射線科で撮った写真を

合成すれば、オールヌードヘア写真集が出来たことになり

人生初のヘア写真集はこうして、病院のカルテに保管されています。

 

さて、発疹の話に戻ると、

軟膏塗りまくり、無くなると看護師さんにお願いすると

新しいのがまたやってきて、また塗りまくりで

発症後1週間もすれば、落ち着きました。

ただ、色素沈着状態になってしまい、

シミ となって残るかも?と言われてしまいました。。。

で、原因は? と皮膚科に結果を聞きにいったら

血液検査結果から、何かのウィルス反応があったかも?が判明

でも、やはり抗がん剤投与で使用した薬の反応の方が強いのでは?

思うので、抗がん剤中止を婦人科の先生に申し入れします。とのこと。

シスプラチン(抗がん剤) と ラシット(利尿剤) が疑わしい となりました。

 

5回目の抗がん剤デーの前日、回診にきた病棟の先生も

抗がん剤を止めましょう と判断して下さり、4回目にして抗がん剤中止。

本当は6回の予定だったけど、4回したのでほぼほぼ大丈夫。

今回の入院の目的は、放射線が主であるので、抗がん剤は補助に当たるし

4回での中止なら抗がん剤の役目は達成したことにもなるので

中止 となりました。

4回目後に大発生した発疹は、治りかけになると、皮がむけはじめ

脱皮開始。

熱は下がったものの、寒気に襲われたり、食欲は戻らないし

身体くったり状態は続いたままでした。

脱皮はすごかったです。あちこちからポロポロ皮が剥ける剥ける。。

皮膚が再生されている証拠 として治っているのが良く解ります。

先生にもどう? と聞かれてると ただ今脱皮中 と元気に答えて

笑いを取っていたぐらいです。

 

大発生、翌週の週末はお家に帰れましたし、

抗がん剤をしなくなったら、放射線のみでの入院 というのも

なんかなぁ?と思って、お暇を申し入れ

残り1回を残して、退院に至りました。

結局、抗がん剤による副作用での発疹騒ぎ

一種の身体による拒絶反応でもあり、

発疹のおかげで抗がん剤が中止になったけど

それはそれで少し不安。

あと2回やらなかったばっかりに、将来的に大丈夫なのかしらん? です。

担当医は、気にしないでいいよぉ~ とは言ってくださいましたけどね。

 

発疹の副作用は、珍しくない症例ではあるけど、少ないかなぁ?

みたいです。珍しい癌だけに、副作用まで珍しいのか。。。


発疹の話 ②

2019年03月04日 | 子宮頸がん

抗がん剤4回目にして、初の副作用

発疹大発生の話パート2です。

 

4回目の抗がん剤デーの夜、上半身に発疹大発生です

夜担当の看護師さんにアイスノンを持ってきてもらうにも

アイスノン出番が多くて足りない状態・・・・

それでも看護師さん頑張る お隣の産科へ行って

借りてきました~ と

感謝感激もので、アイスノンを借りて1晩過ごす夜でした。

翌朝、病棟の先生による回診で、発疹大発生を診てもらい

これは大変だー と解ってもらい、皮膚科の予約があるけど

早めに診てもらえるように手配します と言われて

待ち状態。。。その間に放射線治療に呼ばれて、

治療を受け(このときはまだお腹には湿疹出ていなかった)

皮膚科に呼ばれるのを病室で待ち。。。

昼過ぎにようやく呼ばれて、あら大変 となり

上半身脱ぐように促され、更に、

パンツ1枚状態で下のパジャマも脱ぐように言われて・・・・

ジロジロ と身体全体をチェックしたかと思うと

ドアの側に立つように言われて・・・・

写真撮影開始

なんでも記録に残すとかで、全体、部分アップ を

たくさんパシャパシャとその場で撮られて、即電子カルテに取込み

人生初のセミヌード写真集が出来上がってしまいました

その後、その場で使用した薬の全ての名前(種類)を調べて

発症例の多い順に、疑わしい薬を上から3つぐらい上げ

更に、血液検査を行い、何が原因か?を皮膚科の面から調べることに

結果は次週 となり、とりあえず軟膏を処方され、終わりました。

本人の熱は上がる一方、身体の熱も出続けるばかりで

せっかくの3連休なのに、お家に帰れず。。。

熱さまシートを売店で大量に買い込んで、熱を下げることに専念し

ここから食事も落ちはじめて、くったり寝てばかりの入院生活となりました。

 

こんなになっても我が家族は知らんぷり~

どんな家族やねん です