特定非営利活動法人 絆JAPAN

長野県諏訪市渋崎1792-394
東北支部 石巻市渡波字栄田156

陸前高田へ

2011年07月25日 | 震災支援
今回石巻への支援物資全てをおろして、河北の道の駅まで戻った。
道の駅で一休みしてから、三陸どうに乗り登米市に向かった。
ふんばろう東日本支援プロジェクト宮城支部の小関さんとお会いするためだ。

小関さんは、名取市に本社のあるケーズデンキを経営している、株式会社デンコードー さんから
扇風機1000台の支援を頂いてきた方だ。
その1000台のうち90台を預かり、陸前高田の4か所の避難所へ届けるのが、次のミッションだ。

小関さんと落ち合い、小関さんの借りている倉庫から扇風機90台をトラックに積み込み、
一路陸前高田に向かった。
南三陸町を通り、気仙沼へ、そしてそこで一泊と思ったがと気仙沼も大きな被害で、
泊まれるところがない。
そこで一関方面へ向かい、空いているホテルで一泊。
翌朝早めにホテルを出て、陸前高田へ。

入り組んだ三陸海岸どこも壊滅的な被害、ナビゲーターの山田奈々ちゃともども、声も出ない。
震災から4カ月以上も経っているのに、復興どころかがれきの撤去も進んでいない。
政府民主党や、自民党のやっていることに怒りを覚える。

  

陸前高田市にの入り口でカーナビ頼りに進むと、なんと道がない。
津波で橋が流され、道が壊され、カーナビが役に立たない。

仮設の橋を渡り、道路が少し高くなっている所から市街を見渡せば、道路と瓦礫だけ、
所々に鉄筋コンクリートの建物が残っているが、すべて津波で使えない状態になっている。

市街地では、多くの重機とダンプを使って瓦礫の撤去をしているが、あまりにも瓦礫の量が多すぎる。
何時になったらこの撤去作業が終わるのだろうか。

作業している横を抜け山のふもとへ、最初の目的地高田小学校へ、そこへ扇風機30台とカレンダー200本を降ろす。

そして次の目的地保育協会へ、保育協会では可愛い園児と職員の方が待っていてくれた。
扇風機を降ろして記念撮影をする。


そして 保育協会の理事長さんの案内で、次の目的地 あすなろホームへ、
このホームは知的障害の方たちの作業所も兼ねていて、40人の方が居るといことだ。
此処では手作りパンや、クッキーや、バンドケーキなどつくり販売して、運営費に充ててると言う。



此処で作ったケーキとドーナツをいただき、最後の目的地陸前高田市役所へ、

陸前高田市役所庁舎は、津波で破壊され壊滅、山にプレハブで仮設庁舎を建て、ちょうどその式典をやるとこだった。
仮庁舎はとても手狭で、職員の方は横になってカニ歩きで、自分の席から出てきた。
市役所へ最後の20台をおろし、また来た道を引き返し、諏訪まで700kmひた走り。