おもしろケアマネ全員集合! (監修:アヒルとガチョウの2人)

主任介護支援専門員・社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉士の男2人が『笑い』と『気づき』の情報を共同発信いたします。

合格                アヒル

2010年03月28日 | 免許 ・ 資格
 アヒルの巣の近くに親戚筋に当たる営利法人がある。そこは医療法人をベースにいろいろ福祉事業を展開している。俗に言う「ぶらさがり」である。その昔は、トンネル会社としてガンガン公費を環流させていた。

 知らない人のために説明すると。。。
措置費や医療費を私的流用するために施設で使う備品や食材を一社で納入する。当然市価よりも高めで売る。会社幹部は法人幹部がやるから公費が給料にバケル。簡単な仕組みだが、役所が事務費をごまかして裏金作るのと似ているがもっと派手にやってきた。

 市価より5割増しの物もあった。批判を受けないように指定寄付をして、社福や医療法人に少し戻す。戻った金は、事務費や修繕費にも使うがまたまた幹部の懐にも落ちる訳です。アヒルの巣は、すった問題があったから親族経営ではなく理事会運営になった。まだ職員待遇はマシですが、親戚筋は大変で大量のワーキングプアを産んでいる。

 その代わり子供や孫が就職してくるから、明治時代の皇族と同じで宮家がドンドン増える。そうなったら一般職員はもう完全に将来がない。

 本田自動車を起こした本田宗一郎は、自分の子供に会社を継がせなかった。会社は従業員のものだと言う信念があったと聞く。

 中小企業だとそうも行かず親族で固めることも多いが、子供や孫が優秀とは限らない。昔から3代目が会社を潰すと言うがその典型パターンにはまっている。

 ぶらさがりのヘルパーステーションにやる気があるサ責がいて、いろいろ仕事のことを教えて欲しいと言われた。指導しているうちにどんどん学習意欲に目覚めケアマネジャーに合格した。その時も将来どうしたらいいかと聞かれ、ケアマネジャーも将来は暗いからもっと環境が許すなら勉強することを勧めた。

 助言に従い、通信の社会福祉士養成大学に入学し、今年の試験で一発合格した。お礼かたがたアヒルに報告に来てくれた。

 当然の成り行きで今後の展開の話になる。どうも親戚筋の組織は、マジで創業者家族による創業者家族のための組織になってきた。将来も確実にその傾向は強まると意見が一致。ここから先は、アヒルも知らないが転職していくだろう。あまりに知りすぎているだけに辞めて行くことを止める理由が見つからない。

 職員の努力を正当に評価してくれない組織と分かっているし、すでにメルトダウンが始まっていることを知っている。たぶん、転職しても良いことばかりあるハズがないが、やるしかないだろう。

 仕事しながら勉強し、社会福祉士とはいえ一発で合格する集中力と熱意があれば道を切り開いていくでしょう。また、そうであってほしいものです。その人もそう若くないのでチャンスは何度も来ないから思いっきりも必要だろう。

 人間のやることは、何時の時代もそう変わらないと思うが、確実に悪くなると分かっていてもなかなか流れに抗えないもののようです。

 これから資格や勉強しようとする人にアドバイスするとすれば、やっぱり「意欲、集中、身銭を切る」につきます。やる気になったらとことんやる。。。

 人に頼らず、自分を信じて地道な努力ですね。。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なんか小説みたい (もっちん)
2010-03-28 17:58:11
 読んでいて面白い。ドキドキします。続編を楽しみにしています。
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期待されると (アヒル)
2010-03-29 08:35:26
もっちゃんさん

コメントありがとうございます。。

期待されるとちょっと頑張ろうと言う気になります。

こうご期待なるか??
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