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茨城県国民健康保険団体連合会の保険料約11億円が着服された事件で、業務上横領罪に問われた同連合会の元会計課出納主任、森知勇(ともお)被告(34)=水戸市河和田=の判決公判が4日、水戸地裁で開かれ、鈴嶋晋一裁判長は「被告は(着服した金で)贅沢三昧(ぜいたくざんまい)の生活を送り、酌量の余地は全くない」として懲役14年(求刑懲役15年)の実刑を言い渡した。
判決によると、森被告は平成17年5月27日から今年3月26日にかけ、水戸市内の銀行窓口で同連合会の理事長名義の預金通帳と印鑑を使い、出納検査の対象外の会計口座から計327回総額約11億390万円を引き出した。
着服した金は、借金の返済や競艇、家族の海外旅行費などにつぎ込んでいた。
森被告は黒のスラックスに白いワイシャツ姿で出廷。直立不動で裁判長を見据えたまま、判決を聞いていた。
実刑が言い渡されると、森被告はかすかに聞き取れるくらいの震えた声で「はい」と返事をした。
鈴嶋裁判長は「刑務所で罪の大きさを自覚して、2度とこんなばかなことをしないように」と諭した。
茨城県国民健康保険団体連合会の保険料約11億円が着服された事件で、業務上横領罪に問われた同連合会の元会計課出納主任、森知勇(ともお)被告(34)=水戸市河和田=の判決公判が4日、水戸地裁で開かれ、鈴嶋晋一裁判長は「被告は(着服した金で)贅沢三昧(ぜいたくざんまい)の生活を送り、酌量の余地は全くない」として懲役14年(求刑懲役15年)の実刑を言い渡した。
判決によると、森被告は平成17年5月27日から今年3月26日にかけ、水戸市内の銀行窓口で同連合会の理事長名義の預金通帳と印鑑を使い、出納検査の対象外の会計口座から計327回総額約11億390万円を引き出した。
着服した金は、借金の返済や競艇、家族の海外旅行費などにつぎ込んでいた。
森被告は黒のスラックスに白いワイシャツ姿で出廷。直立不動で裁判長を見据えたまま、判決を聞いていた。
実刑が言い渡されると、森被告はかすかに聞き取れるくらいの震えた声で「はい」と返事をした。
鈴嶋裁判長は「刑務所で罪の大きさを自覚して、2度とこんなばかなことをしないように」と諭した。
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