三木市議会の6月議会も終盤に差し掛かっています。
昨年11月に起きた不祥事問題で一般の提出議案についての関心が弱まっている感がします。
そのような中で、私が注目しているのが、別所ゆめ街道関連の「カフェテラス整備 7,500万円」の予算です。
この予算案は3月議会に28年度当初予算案の一部として提案されましたが、委員会でこの予算のみ削除した修正
案が可決され、その本会議の採決でも修正案が賛成多数で可決され、カフェテラスの整備については議会で承認
されませんでした。
この市長提案の事業が議会を通らなかったことには,市長与党と思われている会派の「よつ葉の会」の反対にまわった事が影響したもので、次会の議会に再度提出されたときの当会派の動向に注目していました。
❑ 別所ゆめ街道カフェテラス整備事業費
6月議会に予想どうり補正予算として「別所ゆめ街道カフェテラス整備費 7,544万円」が提案され、今回も委員
会でこの整備費を削除する修正案が提出され、修正案が賛成多数(賛成5、反対2)で委員会可決されたようです。
その再提出されたカフェテラス整備事業費が次のような内容です。
(事業概要) (売り上げの根拠) (今後の予定)
以上のような事業で、事業者が試行錯誤して検討すべき事柄まで行政が踏み込んで、その通りに進むとは考えに
くく、担当課が何故豊かなくらし部縁結び課に変わったのかも不思議です。売上根拠や今後の方針についても机
上の空論のように感じるのは私だけではないはずです。
この事業は、箱ものは作らないと言って三木市の政権交代を果たした薮本市長の、相も変わらない箱もの行政の
一つにすぎません。
3月議会で「採算の取れる計画になっていない。」などとして議会にノーを突き付けられた事業ですが、6月議会でも再度委員会審査の段階でノーを突き付けられた格好となりました。
そこで、今の三木市議会の状況を確認していただきたいと思います。
❑ 三木市議会のパワーバランス
この市議会の構成であれば、市長提案の議案は無条件で議会をとおるのが普通でありますが、3月議会でも6月
議会でもよつ葉の会が反対にまわっています。
❑ 今後の関心
この6月議会については、委員会で削除案が可決していますが、最終日の本会議の起立採決でこの会派が修正案に反対することも考えられます。
そんな中、14日の本会議で、市長は議員の質問に「また否決となると私への不信任決議とも等しいと受け止めている。責任を考えていかなければならない。」と答弁しました。
以上のような情勢で、よつ葉の会がこのカフェテラス整備だけに反対しているのか、それとも、市政の流れに疑
問を抱き始めたのか、6月23日本会議最終日の採決まで予断を許さない状況です。
民間企業でこのようなものを役員に提出すれば、冗談扱いされるでしょう。新入社員でももう少しマシな事業計画書が作れるんじゃないでしょうか。
まー、ダメなら潰して次考えようっていう感じがみえみえです。
もっと危機感を感じないと、民間離れしていると言われても仕方がないんじゃないでしょうか?
箱物をたくさん作って利害関係者の票集めをして、再選をねらう、まさに昭和の政治家です。
三木市にも利害にとらわれない、真に三木市を良くしようと考える政治家の出現を願ってやみません。
もう遅いか?
机上の空論と言ってしまいましたが、自分たちにとって都合の良い数字だくをピックアップした、短絡的な事業計画で、民間企業であれば倒産ものですよね。
要は、この地区に箱モノを残し支持者にアピールしたいだけのように思います。
ありがとうございました。
氷山の一角、箱モノで票集め!その通りのように思います。
政治家は次の選挙を視野に入れて、初心を忘れ、、間違った判断をしていくもののようです。
そうしないと次の自分がないからでしょうね。(反省?)
市民がしっかりした目で人を選ばないと、この状態は変わらないでしょうね、、、。
ありがとうございました
先日、ラジオでネスタリゾート神戸なるもののCMを耳にしましたよくよく調べると、旧グリーンピア三木ではないですか。
経営会社はよくわかりませんが、今流行のグランピングに目をつけるところやハード・ソフト面の活用の仕方、運営が役所仕事なら考え付きもしないような事ばかりだと感じました。
残念なのはやはり、神戸というネームバリューにしがみついているところですかね?しかし、上手な宣伝の仕方だと思います。
私は「餅は餅屋」で商売は様々なノウハウ・市場読解力のある民間に任せるべきです。役所はそこからの二次的な恩恵を受ける事に徹した方が良いかと思います。
最近、管理不足で返信のコメント遅くなり申し訳ございません。
ネスタリゾート神戸についてのコメント有難うございます。
この事業者の延田グループは、昨年の兵庫県が公簿したコンペに産廃処理の大栄環境とともに応募し、現在展開されているスパ事業をメインに、現在開発されているエリアを10億円で買収し、仮称「三木インターナショナルビレッジ」なるリクレーションゾーンを開発するという提案で採用されました。
ネーミングについては、発表されてから抵抗を感じ、いろんな方に話をさせていただきましたが、皆さんあまり抵抗がなかったようでした。
三木市の長も主導権を取りたかったのでしょうが、なにせ県の所有施設のため手が出せなかったと思います。
7月より「ネスタリゾート神戸」としてスタートされたわけですから、三木市、地元と共存共栄の精神を大事に頑張っていただきたいと思います。