グリーンピア三木は厚生省が年金の被保険者、受給者のための保養施設として、1980年から1988年にかけ全国で13か所設置した施設のひとつとして1980年(昭和55年)に設置されました。
しかし、計画性がなく年金資金を投入し、元来不安定な年金システムに更なる打撃を与え、グリーンピア自体も経営不振になったことで、2001年12月の特殊法人等整理合理化計画において2005年までの廃止が決定され、年金積立金管理運用独立行政法人法でも2005年末までの全国13か所すべてのグリーンピアの廃止が決まりました。
そのながれで、グリーンピア三木は2005年(平成17年)12月20日に兵庫県に9億1,855万円で譲渡されました。
運営については、譲渡前の平成17年11月1日から株式会社エムアンドエムサービスに運営委託されていて、譲渡後も兵庫県が同社と10年間の運営委託契約をしています。
そこで、契約の期限が来年(2015年)12月で満了するため、兵庫県はそれ以降の運営を希望する事業者から「グリーンピア三木企画提案競技」方式で提案を募集(公募期間4月28日~8月8日)しました。
この提案競技には2社ほどが応募されているようで、現在兵庫県で審査がされていて11月中には事業予定者が決定するのではと思います。
なお、この企画提案の審査は買い取り価格が一番高い等で決まるのではなく、提案内容を総合的に採点して決定され、売買契約の場合は県議会の議決を経なければなりません。
そして、現契約期限が来年の12月20日までで、残された時間が少ないなかで、地元自治体の三木市や隣接の細川地区の意見をどのように取り上げていただけるのか心配な面があります。
いずれにしても、募集概要にある「当該施設がこれまで地域において果たしてきた役割を踏まえつつ、高齢社会を見据えた、地域振興の観点を含む集客や健康増進等の中核施設として、将来に亘って人々が集う賑わう施設となるよう、運営を希望する事業者からの提案を広く募集する。」という原則が貫かれることを切に望みます。
本日は細川町の「藤原惺窩まつり協賛 ターゲットバードゴルフ大会に出席させていただきました。
年配の方のスポーツとしては「ゲートボール」「グランドゴルフ」「ターゲットバードゴルフ」があげられますが、技術的にはこのターゲットバードゴルフが一番難しく、競技をされる方も少ないようです。
このターゲットバードゴルフはコースが狭く、ボールも転がせない、またゴールが宙に浮いていてゴルフと同じ技術が必要です。それでもホールインワンをされたりして、みなさん頑張って競技をされていました。
今日(11月3日)増田ふるさと公園で「ふるさと公園里山まつり」が開催されました。
天気を心配していたのですが、まずまずの秋空で素晴らしい里山まつりになりました。
この公園は、増田地区が圃場整備事業を行うに当たり、三木自然愛好研究会が希少な植物な残る里山を残してほしいと三木市に働きかけたことで、市の公園として整備された施設です。
そして、このふるさと公園を活かしたまちおこしをしようと増田地区と三木自然愛好研究会が共催で平成14年に第一回の「増田ふるさと公園まちおこしフェスティバル」を開催し第10回まで続けられました。
その後、地元地区がもう一つ盛り上がらなかったことと、自然愛好会として10年の節目でこれまでの検証をして今後を考えようということから平成24年はお休みをして、25年より新しく「ふるさと公園里山まつり」として開催されています。
この再開催の裏には、この公園が豊地小学校の野外学習の場で、年1回の催しが児童の学習発表の機会としての効果が大きいことや、自然の中でのいろんな人たちの交流の大事さ等を考えられた結果の決断があったと思います。
一般論として、地域おこしをするためには「若者」「よそ者」「馬鹿者」のかかわりが必要だと言われます。「よそ者」「馬鹿者」とは地域おこしに無関心な地元の者からの見方ですが、良い意味での「よそ者」「馬鹿者」として理解を得ていく努力をしていかねばと感じています。
最後に、増田ふるさと公園を拠点に、自然環境保全をとおした地域づくりに取り組んで来られたNPO法人三木自然愛好研究会の小倉滋前理事長はじめ会員の皆様の活動に感謝と敬意を表したいと思います。