清地秀美のひとり言

三木市の元気を目指して!

三木市賞罰審査委員会の正義は?

2016-02-14 21:37:09 | ブログ

  三木市職員倫理審査会は意見書を2月3日にまとめ市長に提出、詳細については先に投稿した通りの内容で
した。

  その要旨は、
 (1)三木市の部長会の二次会において、三木市と利害関係にある民間の方2名と飲食したことは、三木市職員
     倫理条例施行規則第3条第1項第7号に抵触するものであり、同条第2項第7号の例外事由に該当しない。

 (2)三木市職員倫理条例施行規則第3条は、現行の国家公務員倫理規程第3条と比較してバランスを欠いたと
     評価することはできない。

  以上のような意見書が提出され、これは当局の論理を真っ向から否定するもので、市民感覚に沿った、しかも
至極真っ当な内容であります。

  そして、三木市職員賞罰審査委員会が1月25日に開会され、第2回委員会が倫理審査会の意見書提出後の2月
8日に開催されたと聞いています。

                                 (三木市職員賞罰審査委員会開催について)


  上記の案内の通り、法律の専門家2名、大学教授1名、市の幹部職員2名の計5名の委員さんで構成される
賞罰審査委員会において、理事及び6名の幹部職員の賞罰審査がされている最中であります。

  現行の賞罰基準に照らしてどうかという本筋での議論がなされ、公正な決定がなされるか、全市民が注目して
います。

  どうか、正義を重んじた決定がされることを期待したいと思います。


如意山法輪寺・初午祈祷会が行われました。

2016-02-11 21:13:30 | ブログ

  細川町にある如意山法輪寺で2月11日に初午祈祷会が執り行われました。

  最近、気の重い投稿ばかりでしたので、気分転換をしていただきたく初午祈祷会の報告をさせていただきます。

  しばらく続いた厳しい寒さもひと段落、本日は冬季としては穏やかな天候にめぐまれ、午後1時30分より
当山本堂にて初午祈祷が開白され、その後境内にて柴灯護摩祈祷が行われました。

  この辺りでは有名な伽倻院の護摩に比べると規模は小さいですが、近隣より多くの参拝者にお越しいただき
大に執り行うことができました。

  心よりお礼を申し上げます。

  当山では、毎年2月11日(建国記念日)の行事ですので、来年も多くの皆様のお越しをお待ち申し上げます。






三木市不祥事・最少限のダメージで幕引きか!

2016-02-10 13:59:56 | ブログ

2月10日付けのの読売新聞が報じました。

 

   昨年11月18日の三木市幹部慰労会に関係した理事の飲酒運転での現行犯逮捕、そして慰労会の二次会に
利害関係者である民間人が同席していた事が明るみになり、12月議会をなんとかごまかしで切り抜け、1月
3日には広報別冊を使い市民にも言い訳としか思えない説明をしました。

   その後、部長たちも二次会に利害関係者が参加することを知らされていたとされるメールの存在が浮上した
が、「これもメールを見ていたい、開けていない」と嘘を強制して切り抜けようとしました。

   そして、三木市職員倫理審査会が2月3日に意見書をまとめ市長に提出、その内容は、現行の三木市倫理
条例を厳守しながら、一般常識とかけ離れた職員の倫理観にも厳しい指摘をして、至極公正な判断がなされた
ものと考えています。

   また、職員内部からも「これではいけないとの思い」が出てきたのか、それが行動として出てきかけたように
感じています。

   今日の新聞報道から、これ以上市政に問題が拡大することを止めるため、取り敢えず今回の慰労会問題の責任
だけ認めて幕引きしようとする思惑が見え隠れしています。

   いづれにしても、市民の市政に対する不信感が想像以上に強まっているように感じているのは私だけでは
ないと思います。


  


三木市不祥事・倫理審査会が当局の思惑を一刀両断に!

2016-02-04 21:55:59 | 議会

  

           三木市慰労会      業者と飲食規則に抵触    

                 市職員倫理審査会  「認識不足が問題」
               
  (2月4日付け神戸新聞25面) 
  

            三木市慰労会規則に抵触     市民目線で厳しく非難

                 
倫理審査会    副市長の責任重視
                   
                    
(2月4日付け神戸新聞19面)

   第4回の三木市職員倫理審査会を2月3日神戸市内で開催、その後意見書が提出され、清水委員長ら委員
3人の記者会見の内容を報じた翌日の朝刊報道の見出しです。

   三木市理事兼企画管理部長が酒運転で現行犯逮捕されるという不祥事が昨年11月19日に起き、そして
理事の飲酒の場となった幹部慰労会の二次会に民間人二名(自治会長と建設会社社長)が同席していた事が12
月4日に判明し、これまでマスコミに何度となく取り上げられ、市民の関心の的となってきました。

    その直後に開催された12月議会では5名の議員が質疑や一般質問で「理事の飲酒運転で現行犯逮捕」と
「幹部慰労会二次会での利害関係者同席問題」について三木市職員賞罰委員会の基準、三木市市長等倫理条例
、三木市職員倫理条例や同施行規則に基づいた、当局にとっては厳しい質問を投げかけた。

   しかし、市長はじめ当局側回答者は上から目線、威圧的、脈絡の無い答弁で時には反問権と称し質問者に「
あなたも業者におごられた事がある、、、」と本会議の場を軽視しているかのような低次元な場面も見せた。

  そのなかで印象に残った答弁は

       坂東議員   市長の記者発表資料で幹部が業者等と同席したことについて「利害関係者が参加することを
                     参加することを全く知らされていな中で 参加したものであり、そもそも条例を適用する以前
                    
の問題であり、規則抵触の恐れすら法的に発生しない。」と言っているが、知らなかったから
                     よかったように取れるが?の質問に

       市長        我々は司法の判断に立つものではございませんが、行政に携わるにあたりまして、法律の解釈
                     とは密接・不可分な関係にございます。
                     法令の解釈を行うにあたりまして、私とすれば規則を適用したうえで、これをジャッジメント
                     して行くに当たりまして、このように知らない中で参加したという形であるわけでございます
                     ので、参加したいう事で行けば、この解釈の入り口すら達しない、これが法律の読み方ですよ
                     という事を、そのような表現であらわさせていただいている。

   市長は罪刑法定主義とかいう言葉を持ち出しながら、条例を下からや斜めから眺め、自分たちにとって都合
のよい解釈をしているだけで、第三者の倫理審査会や市民がそれを認める筈がありません。また、知らなかっ
たから(確信犯でない
から)罰せられないんだというのは屁理屈で、それを条例に照らして判断してもらうのが
審査会のはずではなかったのでしょうか。

   これらの条例や規則を大々的に制定した当の市長が「そこまで厳しい内容だという認識がなかった」「三木
市の条例は厳しすぎで時代に合っていない」等々、居直り、言い訳が過ぎているように思えるのは私だけで
ないと思います。

以下がその職員倫理審査会の開催案内と委員三名より提出された意見書です。

              (三木市職員倫理審査会の開催案内)                                                            (三木市職員倫理審査会意見書)  

        
          (三木市倫理審査会意見書 2ページ以降)

審査会結論
   審査事項(1)   平成27年11月18日における部長会の二次会での部長級と民間の方との飲食が規則の禁止行
                    為に抵触するか否か(審査対象者6名)  
   審査結果(1)   三木市の部長会の二次会において、三木市と利害関係にある民間の方2名と飲食したことは、
                    三木市職員倫理条例施行規則第3条第1項第7号に抵触するものであり、同条第2項第7号の例外
                    事由に該当しない。

   審査事項(2)   現行の施行規則について「国家公務員倫理規程」とのバランスがとれたものであるか
                    どうか  
   審査結果(2)   三木市職員倫理条例施行規則第3条は、現行の国家公務員倫理規程第3条と比較してバラン
                    スを欠いたと評価することはできない。
                      ただし、今後三木市職員において、三木市職員倫理条例施行規則が周知徹底され、しかも
                    国家公務員倫理規程の改正理由に相当する状況の変化が認められる場合には、三木市職員倫理
                    条例施行規則の趣旨を害さない範囲で現行の国家公務員倫理規程に沿うような改定をすること
                    が相当であると思料する。

以上が倫理審査会の意見ですが、これを受けて下記のとおり市長のコメントが発表されました。

                                       (倫理審査会の報告を受けての市長コメント)

   このコメントを読んで「個々の点については承服しかねる部分もあります、、、」とあるが、大変お忙
しい中、3人の学識者や弁護士さんに委員のお願いして意見を求めておきながら、自分たちの考えと違うからと「承服しかねる,、、」「さらに法的な面からの切り口も加え、、、」は大変失礼なコメントでは。

   また、「我々の感覚のずれを指摘されたことは、重く受け止めなければならない」とあるが、報告書では
当局側の考えには全く触れずに、三木市職員倫理条例、同施行規則や国家公務員倫理規程の改正の背景に基
づき、法的な理路整然たる論理展開で判断がなされています。

   さらに、倫理審査会の開会中に発覚した「二次会参加者名の記載されたメール問題」について、審査会は
「秘書課からの公的と思われるメールを開けることなく削除することは、不自然で信用し難い。」また、「
二次会に利害関係者が参加することを知らなかったにもかかわらず、店に入り利害関係者が参加していると
の認識がありながら、違和感を覚えた者はおらず、まさしく倫理観が欠如しているとしか言いようがない」

厳しく指摘している。

   わたしは、当初この倫理審査会が形式的なものになるのではと心配していましたが、さすがに人を教え導く
教職に身を置き、また法律の専門家であることの職責を果たしていただいた事に心から敬意を表させていただ
きます。

   そして、市議会では一部の議員を除いて、この事案について無関心な議員が多いように感じていますが、
行政の監視役としての職責を重く感じて頂きますよう強く要望しておきたいと思います。


   後は、賞罰審査委員会の対象者がどうなるのかはありますが、現行の審査基準に基づいた、市民が納得する
厳正な判断が下されることを願ってやみません。

以上、取り敢えずここまでにします。