厳しい残暑の中にも、朝夕のすがしさや虫の音で秋の気配を感じるころとなりました。
今、三木市では「三木市長薮本吉秀氏の倫理感を問おう」と三木市長等倫理条例にもとづく倫理審査会の開催を請求するための署名活動が行われています。
以下がその案内チラシと署名用紙です。
三木市では平成18年1月の市長選挙で現職の加古房夫氏を下し薮本吉秀氏が新しく市長に就任しました。
その選挙戦で、掲げたマニュフェストが
1、行財政構造改革
2、市民が主役のまちづくり
3、産業振興による地域活性化
4、子育て支援
5、高齢者対策
また、この選挙で市民にアピールしたことは
1、箱モノは作らない
2、しがらみ、なれ合いからの脱却
3、2期で引退する(5期20年は長すぎる)
4、このままでは財政破綻(夕張市のように)してしまう(借金を孫子の代に送ってはならない)
その後、平成20年1月に橋下徹氏が大阪府知事に、平成20年8月に竹原信一が阿久根市長に、そして平成21年には河村たかし氏が名古屋市長に当選しました。
これらの首長に共通するのが、人件費(職員給与、職員数)や議会費(議員数、議員報酬)等を削減するという市民受けのする政策を掲げ、自治体職員や議会を市民の敵に、自らを自治体の救世主かのようにアピールして当選したことである。
これらの首長の功罪については、皆さんのそれぞれの受け止め方に任せるとして、少なくとも言えることは、首長が1人変わったからといって地方が活性化したり、財政が大きく改善したり、少子高齢化に歯止めをかける等、改革を大きく進めることは大変難しいということです。
三木市でも、薮本市政になり10年が過ぎてしまいましたが、直通バス、幼保一体化、総合体育館、ごみ処理の民間委託、大型集客施設の誘致、別所ゆめ街道カフェテラス等々、バブル期のような政策が続いています。
これらの独断的な事業の成否については、首長は交替すれば責任を取ることはありませんが、これらが薮本市政の負の遺産として次世代の市民に負担を強いる可能性は高く、市民が今一度我が事として真剣に考える時が来ていると考えます。
そんな最中、昨年11月に理事兼企画管理部長の飲酒運転での逮捕、そしてその原因となった市長声掛けによる公共工事受注業者とのスナックでの2次会、そして、その後のこの件に関する二転三転する説明や虚偽ともとれる説明。これらは市政運営する以前の、社会人としての理性や倫理感が問われる問題だと思います。
これらの報道も私たちの前から遠退き、問題点が解決したかのような錯覚が市民の間に漂い始めていますが、根本の問題は何も解決していないのが現状です。
そこで、まだ未解決の部分を何とか解明し、解決しようと「三木市市長等倫理審査会」の開催を求める署名活動が一部の市民有志の皆さんの声掛けで行われています。
おわりに、一人でも多くの皆さんが現在の市政に関心を持っていただき、三木市をよりよくしていくことに関わっていただけるよう願ってやみません。
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