LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

セリカGT-Four(20)

2007年07月17日 11時07分02秒 | モデルカー製作記
新潟/長野北部の地震は大変なことになりましたね。一刻も早い復旧を祈りたいです。前回の地震から3年も経っていないだけに、被災した方々はホントにお気の毒。

救援物資を送ろうかと思いましたが、今回は行政側は個人からの物資は受け付けないとのこと。それだけ、前回の地震が教訓となって、備蓄などの準備は出来ていたという事なのかな?

私は相変わらずチマチマ進めてます。外装小物くらい一気にやっつけたいんですが、なかなか思うに任せません。
とりあえず前後ワイパー、ドアミラー、ウォッシャーノズルを取り付けました。

ワイパーはキットのプラパーツをそのまま使いました。5年くらい前の私だったら有無をいわさずエッチングに交換する所ですが…。
最近、そういう煩悩(と敢えて言おう)は無くなっちゃってるんですね。
プラパーツの形が全然ワイパーっぽく見えないくらいダメダメなら、エッチングに替えるとか自作するとか工夫をしたくなりますが、このキットみたいに形が良いなら、そのまま使えばいい。

一度ワイパーをエッチングにしてしまうと、その後の作品全部、ワイパーはエッチングに替えないと気が済まなくなるんだよね。
挙げ句、エッチングのワイパーでちょうど良い形のものが無いと、そのキットを作れなくなる。一時は私もそういう状態になりましたが、ある時ハッと気が付きました。
なんかバカみたいだよね。ワイパーが作りたくて模型作ってるわけじゃねーぞオレは。

でも、金属化/別パーツ化を否定してるわけじゃないのだ。今回もウォッシャーノズルは別パーツ化してるし。
これは、ディティールの精密化が目的じゃなく、ボディを磨く時に邪魔だから。正確には「ディティール・アップ」とは言えないですね。
一方、ドアとハッチゲートのカギ穴は洋白線を仕込んでキーシリンダーを表現しますが、これは磨き用件ではないので、ディティールアップ、と言えなくもないですね。

こういうことはあくまで、自分が必要だとか楽しいとか思えばやるし、思わなければやらない。
他の人がどうやってるとか、何を言ったとか書いたとか、そんな事はどうでもいい。

話は変わりますが、昨日は模型友だち2人の来訪がありました。湘南モデルワークスの抜き名人O氏と、溜池旧車倶楽部のsakachew氏。

私は今、仕事の方でとある80年代国産車のフルスクラッチ・モデルを製作してるんですが、その1次原型が出来上がったので、O氏にレジン化をお願いしたのです。
1次原型はプラ板とポリパテと歯科技工樹脂の混成で、薄い板を貼り合わせている部分もあるので、一部中空だったりします。
これだとディティールの細かい彫刻ができないんですね。そこで、レジンの一体物にしてしまおうというわけ。

一方、sakachew氏は現在、O氏と協力して某模型誌の作例を製作中なんですが、そのパーツの一部に、私の工房にある機械がないと作れない部分があったわけです。サクッとお手伝いさせていただきました。
ま、要するに友情に根ざしたバーター取り引き、という奴ですね(笑)。

sakachewさんの作例は例によって国産旧車ですが、私にも非常にササる車種でした。
旧い絶版キットをベースにしていますが、徹底改修しているので、すばらしい作品になりそうです。誌面に載るのが非常に楽しみ。なんてプレッシャーかけちゃったりして。
まあ仕事絡みではありますが、楽しいひとときになったのでした。






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2 コメント

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行政の備蓄 (ばーちぃ)
2007-07-17 19:45:40
こんにちは。
新潟で一般の人から物資を受け付けないっていうのは、備蓄が十分だからっていうのもあるかもしれませんが、前回の震災の際に一般の人からの善意の物資供給が多すぎて、うまいこと捌ききれなかったっていう教訓のほうが活かされてるような気がします。善意だけに捨てるに捨てられなくて困ってたみたいですよ。
セリカとは全然関係ないコメントで申し訳ありませんでした(笑)。
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なるほど… (kitazawa)
2007-07-18 00:03:03
送る方は送って「良い事したなあ」でオシマイですが、受け取った方はそこからが大仕事ですもんね。
中には、古くなって着れないような物を送りつけてくる人もいるそうですし…。
食料や水などは、コンビニや食品メーカーなどが援助物資をいち早く送ったようですが、早く避難所のみなさんに行き渡るといいですね。
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