LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

フェアレディZ・エアロカスタム(4)

2015年07月18日 11時04分38秒 | モデルカー製作記
クリアーを4回吹いた後、室温で48時間ほど乾かしまして、表面はほぼカチカチになりました。そろそろ中研ぎの頃合いです。
ガイアのEXクリアーは乾くのが速いので手放せません。

EXクリアーで中研ぎ&オーバーコートをやるようになって、もう随分になりますが、その間に塗料の希釈率や吹付けの回数、インターバルなど、細かい改良をいろいろと試しました。結果、技術的にはこれでほぼ完成したかな、という感じになっています。毎回大きな失敗はほとんど無く、得られる光沢も毎回ほぼ同じ。
これ以上の劇的な進歩は多分もう無いだろうなぁ、という気もしますが、まぁ現状にはおおむね満足しているので、これを続けていければOKだな、と思っています。

一旦、安定的な成果を得られる手法を確立したら、あとはそれを維持していくことだけに腐心していけば良いのだと私は思います。それ以後は、塗装の研究に費やしてきたエネルギーを他の技術の追求に回せば良いのではないかと。まあ、何かドラスティックに特性の異なる優れた塗料が出現したら、またそれにトライすれば良いのだし、しかし現状、扱いやすいラッカー系統のクリアー塗料でEXクリアーよりも優れたものはなかなか出てこないのではないか、とも思います。

ってことで、いつも通りのマンネリな内容ではありますが…

↑全身くまなく研ぎ出したボディ。表面は完全に磨りガラス状態になっております。研ぎにはいつも通り、マイスターシートの1500番を使っています。



↑フード中央のバルジの周囲のエッジは、カドが出やすい箇所なので、慎重に当てました。マイスターシートは適度な弾力があるので、紙ベースの耐水ペーパーよりも下地のカドは出にくいと思います。





↑ドアやルーフなど、面積が大きくて目立つところは特に丁寧に。オーバーフェンダーもボディ同色なので、同じように研いでおきます。





研ぎが終わったらすぐにオーバーコート。EXクリアーの希釈率は前の4回と同じく、クリアー1に対してレベリングシンナー2.5です。この仕上げ方を始めた最初の頃は、もっとシャビシャビな希釈でオーバーコートしていたんですが、それだとオーバーコートの塗膜が充分な厚みにならないので、だんだん濃い目になって、結局は全部同じ希釈率に落ち着きました。

オーバーコートは塗装の全行程の中で一番緊張します。ここで大きなホコリが付いたらブチコワシですからね。さいわい、今回もホコリはごく小さなものだけで済みました。
しかし絵ヅラ的には今ひとつ変化が無く見えちゃいますね。粒子が大きめのメタリックだと、どうしてもカメラのピントがクリアーの下の粒子層に合っちゃうんだなぁ。
実物は非常にイイ感じにテロテロなんですが…


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