LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

ポルシェ911スピードスター(11)

2015年06月30日 10時23分25秒 | モデルカー製作記
シャシーとインテリアをやっつけている間に、ボディはすっかり乾いたので、コンパウンド磨きをおこないました。
吹きっぱなしの光沢がかなりよく出ているので、磨きは軽く済ませています。

↑1960年代の丸いクルマって磨きやすいものが多いんですが、911の場合、基本形状は1960年代生まれですが、あとから追加されたディティルの凹凸がけっこう激しいので、磨きはどちらかというとしづらい形ですね。オーバーコートでしっかり光沢を出しておかないと、磨きすぎてカドを出しちゃうアクシデントが起こりやすいボディです。今回も、コンパウンド磨きは軽ーく力を入れないようにしておこないました。



↑オーバーフェンダーのフチとか、バンパー周りなんか危ない箇所です。そういう所はもうあまりコンパウンドを当てません。



↑20年ほど前に集中的に911を作った時期があるんですが、当時大抵やらかしていたのがこのフードの2本のエッジ。大して力をかけずに磨いていても、いつの間にかカドが出ちゃうんですよね。でも今回は失敗せずに出来ました。20年間でちょっとは進歩しているようです。





↑全体がほぼ均等な光沢に磨き上がりました。まあこんなもんでしょう。コンパウンドはいつもどおりのメニューで、ソフト99細目とスジボリ堂の3種類を使っています。



↑ウィンドシールド枠とドア上端、スピードスターカウルの合わせ目のモールは、まとめてマスキングして一気に黒を吹きました。元のモールド色の白は、上手いこと黒いモールの陰に隠れて見えなくなりました。塗装前にウィンドシールドを接着したのはやはり正解でしたね。







↑細部トリム類の黒は、すべてセミグロスブラックを工業用シンナーで希釈した「速乾フラットブラック」。吹くそばから乾くので、マスキングテープの下に染み込む事故が起きず、マスキング塗装の成功率が非常に高くなります。ビッグバンパー911は黒いところが結構いっぱいあって手間がかかりますが、おおむね上手くいきました。



↑最後にヘッドライトのリフレクターにスターブライトシルバーを吹いて、細部塗装終了。あとは外装を組立てるだけです。
次回、いよいよ完成まで行けそうですね。



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