LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

フィアット1500カブリオレ(BO-G)

2011年01月22日 13時21分12秒 | キット入手
前回からずいぶん日数が開いちゃいまして、いやーすいませんです。

今週はずーっと風邪で具合が良くなくてねー。趣味の方に回す気力が全然残ってなかったのです。
仕事は一応休まずやってたんですが(やんないとオマンマにありつけないし)夕方になるともうヘロヘロでね。
喉・鼻がかなり不調なので、集中力が続かないのです。

ようやく昨日あたりから、だんだん回復傾向になってきましたが、まだまだ絶好調には程遠い。そんなわけでコスモには全然触れてません。しかし、そんなんでもヤフーオークションにはいっちゃうので始末が悪い(笑)。集中力は無くても物欲はある、と。全く破滅型なアチキですよ。

さてさて。今年最初の落札ブツはコレ。BO-Gというメーカーの1/43キット、フィアット1500カブリオレです。
フィアットのオープン・スポーツカーというと、バルケッタや124スパイダー、あとはせいぜいX1/9あたりを思い浮かべる人がほとんどみたいですが、コヤツは124スパイダーよりも1世代前のクルマ。
1959年に登場し、1964年にマイナーチェンジでグリルが横に広くなりました。1200、1500、1600とバリエーションがあるんですが、このキットは1500です。エンジンはオスカ(ってことはフラッテーリ・マセラティですぜ)設計のツインカム。

ちなみに実物はコレね↓



スタイリングはピニンファリーナです。いや実に上品ですな。同時代のフェラーリやアルファの縮小版って感じですが、せせこましさは全くありません。キットのボディはなかなか良く実車の特徴を捉えていると思います。

余談ですが、プジョーの404カブリオレもほぼ同世代で、やはりピニンファリーナの仕事。これがフィアットにウリ2つで、明らかに同じ絵から出たスタイルだと判ります。
昔はこういう事がわりと当たり前にあって「そりゃ同じデザイン屋だから似てて当然だろう」と誰も目くじら立てなかった。みんな大らかだったというか、テキトーだったというか。いいハナシですな。

↓ボディ以外のレジンパーツはこんな案配。ドア内張りがちゃんとパーツになってるのは、レジンだと珍しいですよね。



↓シャシー裏のディティールがモールドされてるのも珍しい。別に無くても良いんだけど、あるとちょっと嬉しいような気もします。



↓小物パーツもなかなかシャープです。挽き物のホイールキャップがイイ!



↓エッチングもどっさり。ウィンドウガラスは平らなフィルムです。いわゆる「無理窓」。キット全体の雰囲気は、テクノモデルあたりに似てますね。43レジンキットとしては比較的新しいタイプ。



BO-Gというメーカー、オークションやフリマではたまに見かけるんですが、手に入れたのはこれが初めてです。
メーカーはすでに活動停止しているようで、ウェブサイトのURLは判ったんですが、NOT FOUNDでした。他にどんなキットが出ていたのか、ちょっと気になりますねぇ。
落札価格と送料込みでも3000円までいきませんでした。かなりイケてる買い物だったと思います。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
これはいい (ミゾロギ)
2011-01-23 10:28:17
ずいぶんとお得な買い物でしたね。これはやはりアイボリーや赤のイメージでしょうか。
実車の写真を見るともう少し大きなクルマに見えるのに、小さいんですね。
しかもパーツどっさりの楽しめそうな雰囲気。
かなり精密な感じに仕上がりそうです。
ホントお得でした (kitazawa)
2011-01-23 11:48:46
43キットは最近値崩れしていて、セコハンは驚くほど安く買えるようになりました。作る人がそれだけ減ってるんでしょうね。
このクルマ、全長4085mmですから、車格としてはフェアレディSP/SRと同じくらいですね。そういえばスタイリングもちょっと似てる気がします。
ボディカラーは文句無しに赤でしょうねえ。

コメントを投稿