今回はフェンダーアーチの工作です。
↑童友社コスモはそのまま完成させると、背が高くて前後に短い、チンチクリンな感じがします。
ホイールアーチがデカいせいで全体が短く見えるのに加えて、ドア下がベロンと下に伸びているのもその印象を助長している感じです。実物はドア下がグイッと内側に折り込まれているんですよね。
そこで、とりあえずサイドシル下端を3mmほど切り飛ばしました。それから、ボディの内側に0.3mmのプラバンをペタッと接着。薄いプラバンを使うのは、切るのが簡単だから。0.3mmだと曲げ易いし、デザインナイフで簡単にスパスパ切れちゃいますから、何かと具合が良いのです。
↑実車の写真を見ながら、プラバンに極細の油性マジックでホイールアーチの形を書き込み、余分な部分を切り落としました。
一応、ネットで拾ってきた真横の写真から、ホイールアーチの形を写し取ってゲージも作りましたが、あんまりアテになりませんでした。ボディ各部の寸法比率が実車とビミョーに違うので、ホイールアーチだけきっちり縮尺どおりにしても辻褄が合わないんですな。それより目で見て「俺的にはこんな感じだよね」という感覚の方が納得できます。趣味の作品は自分が納得できれば、それでイイわけでね。
↑リアも同様に。フロントはアーチの上下寸法はそれほどデカくはなく、むしろ裾の前後長がヤケに長いのが目立っていましたが、リアは上下も前後もデカく、さらににアーチの中心が前寄りなんですね。これもチンチクリン感を強めている一因のようです。アーチを縮小しつつ後に寄せる事で、それが多少は矯正されるはず。
↑片側の形状を決めてから、内側にマスキングテープを貼って切り抜いて型紙を取り、それをそのまま反対側のプラバンに貼って切り抜きました。これで左右のホイールアーチの大きさとカタチをほぼ同じに揃える事が出来るわけね。
↑アーチの形がほぼ決まったので、光硬化パテを盛りつけてツライチに整形しました。午前中の、直射日光がバシバシに差し込む時間にこの作業をしたので、パテの硬化がやたらと速く、盛りつける量を調整できなくて、やけにたくさん盛り付けるハメに。削り込むのがエラく大変で、部屋中粉だらけになっちゃいましたよ。
↑アーチの裾の寸法が決まったので、サイドシルを復元しました。1mm厚のプラバンを2mm幅に細切りし、斜めに角度をつけて接着、合わせ目に0.3mmプラバンで作ったモールを取り付けました。
↑お次はアーチのフレア形状の造形。ホイールアーチにマスキングテープを1.5mmほどハミ出させて貼って、それを目当てに光硬化パテを盛りつけます。
この時は同じ条件下だったのになぜかパテが全く硬化せず、一度拭き取ってもう一度盛り直すハメに。
タミヤの光硬化パテ、場末のキャバクラのチャンネェみたいに気まぐれですよ。こないだは触らせてくれたのに今夜は平手打ちですかそーですか。
↑なんとか機嫌を直して固まってくれたパテ様をシコシコと400番&600番のペーパーでなでさすり、じゃなくて削り込み、まろやかなアーチフレアの形になっていただきましたよ。
↑おお!キットのボディの中に埋まっていたコスモ様が、また少し顔を出してきましたよ!
ホイールアーチがちょうど良い大きさになり、サイドシルの余計な厚みも無くなったのが相当効いてる感じです。ついでにリアホイールアーチ後方下端の蹴り上がりの角度も少しユルくなるように削ってみました。チンチクリン感がかなり薄まって、シュッとスマート、マイ・ラグジュアリー・ナイトな雰囲気になってきました。イケるよ、イケるぜコスモ様。
↑童友社コスモはそのまま完成させると、背が高くて前後に短い、チンチクリンな感じがします。
ホイールアーチがデカいせいで全体が短く見えるのに加えて、ドア下がベロンと下に伸びているのもその印象を助長している感じです。実物はドア下がグイッと内側に折り込まれているんですよね。
そこで、とりあえずサイドシル下端を3mmほど切り飛ばしました。それから、ボディの内側に0.3mmのプラバンをペタッと接着。薄いプラバンを使うのは、切るのが簡単だから。0.3mmだと曲げ易いし、デザインナイフで簡単にスパスパ切れちゃいますから、何かと具合が良いのです。
↑実車の写真を見ながら、プラバンに極細の油性マジックでホイールアーチの形を書き込み、余分な部分を切り落としました。
一応、ネットで拾ってきた真横の写真から、ホイールアーチの形を写し取ってゲージも作りましたが、あんまりアテになりませんでした。ボディ各部の寸法比率が実車とビミョーに違うので、ホイールアーチだけきっちり縮尺どおりにしても辻褄が合わないんですな。それより目で見て「俺的にはこんな感じだよね」という感覚の方が納得できます。趣味の作品は自分が納得できれば、それでイイわけでね。
↑リアも同様に。フロントはアーチの上下寸法はそれほどデカくはなく、むしろ裾の前後長がヤケに長いのが目立っていましたが、リアは上下も前後もデカく、さらににアーチの中心が前寄りなんですね。これもチンチクリン感を強めている一因のようです。アーチを縮小しつつ後に寄せる事で、それが多少は矯正されるはず。
↑片側の形状を決めてから、内側にマスキングテープを貼って切り抜いて型紙を取り、それをそのまま反対側のプラバンに貼って切り抜きました。これで左右のホイールアーチの大きさとカタチをほぼ同じに揃える事が出来るわけね。
↑アーチの形がほぼ決まったので、光硬化パテを盛りつけてツライチに整形しました。午前中の、直射日光がバシバシに差し込む時間にこの作業をしたので、パテの硬化がやたらと速く、盛りつける量を調整できなくて、やけにたくさん盛り付けるハメに。削り込むのがエラく大変で、部屋中粉だらけになっちゃいましたよ。
↑アーチの裾の寸法が決まったので、サイドシルを復元しました。1mm厚のプラバンを2mm幅に細切りし、斜めに角度をつけて接着、合わせ目に0.3mmプラバンで作ったモールを取り付けました。
↑お次はアーチのフレア形状の造形。ホイールアーチにマスキングテープを1.5mmほどハミ出させて貼って、それを目当てに光硬化パテを盛りつけます。
この時は同じ条件下だったのになぜかパテが全く硬化せず、一度拭き取ってもう一度盛り直すハメに。
タミヤの光硬化パテ、場末のキャバクラのチャンネェみたいに気まぐれですよ。こないだは触らせてくれたのに今夜は平手打ちですかそーですか。
↑なんとか機嫌を直して固まってくれたパテ様をシコシコと400番&600番のペーパーでなでさすり、じゃなくて削り込み、まろやかなアーチフレアの形になっていただきましたよ。
↑おお!キットのボディの中に埋まっていたコスモ様が、また少し顔を出してきましたよ!
ホイールアーチがちょうど良い大きさになり、サイドシルの余計な厚みも無くなったのが相当効いてる感じです。ついでにリアホイールアーチ後方下端の蹴り上がりの角度も少しユルくなるように削ってみました。チンチクリン感がかなり薄まって、シュッとスマート、マイ・ラグジュアリー・ナイトな雰囲気になってきました。イケるよ、イケるぜコスモ様。
こういう箇所。おろそかにしてしまうのですが、
やはり「プロ」の技には恐れ入ります。
フェンダーのフレアって実に繊細なんでどうしてもスルーしてしまいます。
じつは私も若干レアな国産車のキットを作っているのですが
これがホイールアーチがとても広い。
複雑な造形でオミットしちゃいましたが
このようなきちんとした工作をすると見違えるようになるんでしょうね。
で、童友社の毒にあてられたくなって、ゆうべ香川県の西の端まで行ってブルーバードUとホンダ1300を買ってきました。けど茨の道は判りきっているのでしばらくは作らないココロなり。
昔のモーターライズは首振りの関係で前のホイールアーチがやたら広いのが多かったですね。
お見事な修正です。
童友社のホンダ1300は良いんですよね。持っているけどそのうち作ってみたい物です。エスと並べたいなあ。24のエヌのキットが欲しくなります。
旧いキットというだけで「ダメ」と決めつけちゃうヒトが多いんですが、ちょっとと手を入れただけで意外にカッコ良くなっちゃったりしますよね。「キットの出来の悪さ」=「手を入れる楽しみの余地」だと思えば、この世はお宝であふれてます。
CR-X製作記、楽しみにしてますよ。実はごく最近、某模型誌の作例としてタミヤのノーマルの方を作りました。今月末あたり、見ていただけるはずです。
>ダズさん
童友社のキットは、体力気力ともに充実している時に作りたいですよね。車種はどれも魅力的ですし。毒のあるものほど美味しかったりしますしねえ(笑)。
>ミゾロギさん
ホンダ1300は私もひそかに狙ってます。24のエヌは欲しいですね。どこかで出してくれないかなー。
じつはレアな国産車。というのは2代目シビック。
恐らくキット唯一のニチモ製です。
オクでは高値で取引されているので大胆な改造(改良?)は控えちゃいました。小心者です。
これもちょっと弄ったら凄くいい感じです。
完成したらブログにもアップします。
以前、タミヤのベンツ500SECを作ったときに、完成してから「なんか変だなあ?」と思っていたのがホイールアーチでした。後付けでスポイラーを自作したので余計に裾広がりが強調されてすごく不自然だったんです。
ちょっとした修正で全体に影響するんですね。これからはちょっと意識しようと思います。
童友社のDB5を作るときは北澤さんの作例を参考にいじってみたいと思います。
ニチモの2代目シビックとは、珍しいキットをお持ちですね。ニチモのあの時期のキットって、けっこうチャンとしてたという記憶があります。これは楽しみだなぁ。
当時、知り合いの家にタラコ色の2代目シビックがあって、乗せてもらったことがあります。屋根の無いガレージにおいてあって、あっという間にルーフとエンジンフードのツヤが無くなっちゃったのを覚えています。
>きよみさん
ボディのスソ周りって大事ですよね。旧いキットはここが弱いのが多いので、いじると劇的に良くなるから面白いです。
DB5もちょっといじると俄然カッコ良くなりますヨ。