社会人から教員に ~40代後半での教員採用試験体験記~

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テスト採点大変&文科大臣抗議に遺憾の意

2024-05-25 02:30:38 | 時間講師
今年度から時間講師になり週22時間の授業を担当。
普段の日は良いのですが、今は1学期の中間テスト時期。
採点と提出物評価に追われてイレギュラーに出勤中(多く働いた分は夏休みで調整)。
それでも勤務校のテスト期間がズレていて助かりました。
期末はどうだったかな。確認しておかないと。

確認したら1学期の期末テスト日程は2校が丸かぶり。
今から計画的にやっていく必要アリ。

あ、テストや提出物の感想欄で授業が結構高評価だったのは嬉しい。
特に経済分野。事例の例示がわかりやすいって。
元々東証一部上場企業25年勤務で13年以上広報で決算発表対応もしていた本物の経済人だから当然だよね。
気をよくして土日も教材づくり。

って、自宅仕事。
ワタシはもうフリーランスだからいいけど、正規教員だったら大変。
新規採用の先生方は本当に今頃は大変な時期。
文科大臣はNHKに「定額働かせ放題ともいわれる」って報道は遺憾、なんて抗議している場合じゃないよ。
その抗議自体が遺憾だよ。「だめだこりゃ」だよ。
文科省内に誰もこの愚かな抗議を止める人が居ないこと自体が「だめだこりゃ」だよ。
文科省自体がそんな認識じゃ、教員人気はますます落ちていくことでしょう。
「だめだこりゃ」

東京都社会人特例選考を元に戻そう

2024-05-19 16:20:26 | 教員採用試験

本ブログ2018年6月11日記事「平成31年度採用、大幅減!」の追記部分で、東京都の社会人採用特例の選考内容が変更されたことを批判しました。それまでの社会人特例(過去10年で常勤の職で継続3年以上または通算5年以上勤務)選考は論文と適性検査と面接だったのが、社会人特例の条件が通算2年以上勤務(常勤、非常勤問わず)となり、教職教養と専門教養試験が追加になったのです。

以前、ある校長先生に聞いたところでは、社会人特例で合格して教員になった先生には実力が伴わない方がかなりいらっしゃって問題になり、やはり教職教養と専門教養試験も受けてもらおう、ということになったそうです。その時、「(社会人特例出身者としては)あなたのようにちゃんとした方は珍しい」と言われ、「はあ、そうなんですか」と返事をしたのでしたが。ワタシは以前の選考条件で合格し、最短で主任教諭、主幹教諭に昇進しました(年齢1歳オーバーで管理職試験は受験対象外)。そんなワタシの周囲では「実力不足の社会人特例合格教員」はいなかったので、その校長先生の言葉の真偽は不明ですが、以前の社会人特例選考は甘すぎる、と主張する声がそれ以前から組織内であったのでしょう(平成29年6月発行の報告書に「改善策」の記載あり)。

社会人特例の選考方法が「改善」された平成30年度選考(平成31年度採用)では応募者数が大幅減となりました。このため、ワタシだったらこの条件では受験したか大いに疑問、受験者の多くは「改悪」と判断したことを示している、と当時書きました。その後現在まで続く教員応募者数激減、倍率低下、大変な教員不足を考え、「東京都社会人特例選考を元に戻そう」と提案させていただきます。まずは応募者数、合格者数を増やしてから、実力アップ研修やOJT 等の対応をしていきましょう。「教員免許取得は合格後でもいいよ」とまでしているのですから全くそれで大丈夫のはずですw


週22時間授業で心地よい疲れw

2024-05-10 11:38:14 | 日記

昨夜は21時過ぎに寝てしまい、朝までぐっすり。

1~5時間目連続授業だったのでへとへとで、ちょっとした長距離走のようなものだったのかもしれない。

月曜と水曜は1~3時間目連続授業で、他校に移動してから2時間連続授業。

火曜は1~5時間目連続授業で、他校に移動してから2時間連続授業。

木曜は1~5時間目連続授業で、1週間22時間の授業。

授業関連だけで、余分に仕事したら授業の無い日に振り替えればよし。

厄介な生徒・保護者対応もなし。

企画調整会議も年次会も部活指導も行事指導も諸々打ち合わせも自己申告もなし。

日直も下校指導も試験監督も若手教員指導も教員間の揉め事対応もお悩み相談その他もなし。

定年延長年収に比べ約120万円減ですが、ストレス激減を考えれば安いものw

心地よい疲れですw


時間講師報酬

2024-05-03 17:53:49 | 日記

時間講師になって1ヶ月。初めての給料袋が出ました。

基本は「東京都時間講師制度の概要」という資料↓どおりでした(当たり前w)。

https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/staff/recruit/teacher/files/part-time/gaiyou_r6.pdf

実際に見て、なるほどなぁと。

経験区分は「職歴を換算して経験年数を算定し、18段階の経験区分を適用します」とあったのですが、

「正規教員・主幹教諭」だったおかげか最高の18で、時間額は3,390円。

週22時間ですので、3,390×22×52週÷12月で、第一種報酬は1ヶ月323,180円でした。

これが3校分に分けて振り込まれるようです。

所得税と失業保険は時間数が最も多い学校の報酬から天引き。

健康保険など他の社会保険料は計算に時間がかかるので、おそらく6月頃から天引きされると思います。

第二種報酬(交通費)も同様に6月頃から振り込まれるものと予測。

(交通費を第二種報酬と呼ぶのには激しく違和感を感じますがw)

別に「期末手当・勤勉手当( 基準日に在職し、かつ6月以上の任用期間がある時間講師に支給)」があります。

基準日は (ア) 6月1日と (イ) 12月1日で年2回。

令和5年度の期別支給割合は、6月期で1.20月、12月期で1.20月だったそうで。

ただ、6月1日ではまだ6月以上の任用期間が無いので対象外と思っていました。しかし

「在職期間は、常勤職員等から1日の空白期間も空けずに時間講師になった場合など、一定の要件
を満たせば通算される場合があります。」

ということで、いただけるようです。

それでは、令和6年度のワタシの時間講師報酬予想額(第二種報酬という名の交通費除く)は、

第一種報酬323,180円×12月=3,878,160円

期末手当・勤勉手当323,180円×2.40月=775,632円(支給割合が昨年度同様の場合)

合計4,653,792円。

今は教材づくりでサービス自宅勤務をたくさんやっておりますが、社会科関連は趣味感覚でやれますし、

来年度以降は財産になって負担も減ります。

何より、担任や年次主任の仕事から離れ、理不尽な対応やストレスが無くなり精神的に非常に楽で、

教材づくりなどむしろ楽しいくらい。

授業が終われば基本的にすぐ帰れますし、1日7時間授業の日は体力的にやや大変ですが、

その分週休3日で平日1日を有意義に使えます。

週22時間(授業関連のみ)で年収465万円なら良いなぁ、と思っております。

ちなみに今年度「定年延長」していたら年収は3割減で588万円くらい。

年120万円ほどしか違わないのに拘束時間やストレスは大違い(プライスレスw)。

繰り返しますがウチは息子二人はすでに社会人で、資産もそこそこ(結構?)あって、

生活費と税金と社会保障費が得られれば十分な状況。余剰分は趣味系にまわせます。

「定年延長」せず時間講師になって良かったw

※追記(コメントと同じ内容)

経験年数最高区分のワタシが週22時間で年収465万円ということは、経験年数2~3年の若い講師の方は年収280万円前後ということで、生活大変だなぁ。若い人は正規教員になってほしいということなんだろうなぁ。

※さらに追記(2024.6.29)

今年度の年収は見込みは538万円でした。
期末・勤勉手当をいただいたら、半分で計算していたことがわかりました。訂正します。

つまり「定年延長」3割減年収との差は約50万円。本当に「定年延長」せず時間講師になって良かったw