社会人から教員に ~40代後半での教員採用試験体験記~

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

楽観的?な分析

2011-12-25 09:31:00 | アニメ好き教師
23日から冬休みに入りました。その前日の22日で今年の授業が終了し、とりあえず「やれやれ」という感じです。進学校は受験の最後の追い込みで大変なようですが、勤務する学校はそうではないので、一部の進路未決定者(少数の受験生含む)以外はゆったりした雰囲気です。今思い返すと夏休みの方がはるかに多忙で、会社見学の調整、部活の夏合宿、補習、校外研修などに追いまくられていました。それに比べてかなりフリーな冬休み中の出勤日を使って、「残り少なくなった今年度の授業回数で、世界史は現代までの重要な歴史経緯を、地理は現代の諸問題を教えるプラン」を練る予定です。さっそく22日の午後、机の引き出しやロッカーの整理をして、不要になった教材類を大量に廃棄。・・・・疲れ果てていて頭脳労働をやるだけの気力が残っていなかった、というのが真相ですが(^^;)。23、24日で体力回復&家族サービスができたので、明日から今年度の仕上げに向けて頑張ります。

そうそう、12月初めにやった定期考査ですが、今回は前回より平均点が大幅に!アップしました。確かに問題は前回より解きやすいように工夫したし、試験範囲も少なくて勉強しやすかったのでしょうが、それだけでなく、これまでより世界史に関心を持つ生徒たちが増えたからのように感じます。そのきっかけは、前回のノートチェックの時に、一人一人へのコメントを丁寧に書き、手渡す時に一人一人に声をかけたことだったかも?というのが私の分析。その後くらいから、授業中の生徒たちの私への視線が前より増えたような気がして、実際、発問への反応が早く、多くなり、イコール、私自身の授業の「ノリ」が良くなってきてはいたんですよね。・・・・楽観的な分析かもしれませんが、これを信じて、今年度の残りの授業に臨もうと思っております。

追伸:北朝鮮の金正日総書記死去の報が昼休み中に入ってきた19日。午後の授業の冒頭は、そのニュースについての「やさしい解説」を行い、まるで池上彰さんのような気分。社会科教師の醍醐味を味わいました(笑)。

試行錯誤の日々

2011-12-04 06:55:00 | アニメ好き教師
今期の定期考査づくりがようやく終わりました。前回の考査の後、修学旅行や文化祭、多くの祭日などの影響で授業数が少なく、テスト範囲がものすごく狭くなってしまいました。その分、生徒たちはターゲットを絞って勉強できるはずで、今回は前回より平均点が大幅アップするといいな、と期待しています。・・・・あまり上がりすぎると「問題が簡単すぎる」と言われてしまうのですが。

とにかく毎日が試行錯誤の連続です。授業などで新しいやり方をして、あるクラスでうまくいったからといって、他のクラスでうまくいくとはかぎりません。また、全ての生徒に効果があるわけでもなく、同じ生徒でもその日の気分や体調次第で反応が異なります。ホント、臨機応変さが高度に要求される仕事だなぁと実感します。ちょっとした失言で「悪い!」「ごめん」「間違った」などと言う回数をゼロにしたい、と思っていますが、道険しです。

勉強も部活も熱心で、真面目に素直に取り組む生徒がいる一方、勉強をする、素直に教師の指示に従う、自分の人生を自分の努力でより良いものにしていく、などの意欲自体が少ない生徒もいます。一番割合が多いのは、その中間の生徒たちでしょうか。日々難しいですが、気持ちが通じた時、合格や内定を報告しにきてくれた生徒たちの笑顔、態度やテストの点の向上、それらを褒めた時のうれしそうな顔などを見る時、転職して良かったな、と心から思います。気持ちが通じなかった時は・・・・気を取り直し、別のやり方で何度もチャレンジするのであります。