社会人から教員に ~40代後半での教員採用試験体験記~

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期末テスト

2011-06-30 05:38:00 | アニメ好き教師
期末テストの時期がやってきました。私は3種類のテストを作らなくてはいけませんが、昨夜遅くまで頑張って、最後の3つ目の問題がほぼできあがりました。あとは、そこに使う地図と、解答用紙の作成を残すのみです。・・・・これらの作成も結構大変なんですけどね。

テスト問題作成で気を遣うのは、やっぱり難易度です。平均点60点を目標にしていて、中間テストでは、1つが平均70点、あとの2つが60点をやや下回りました。また、記号選択問題と記述問題とのバランスも難しいところです。

教師側から見ると、テスト問題というのは「生徒が最も真剣に読む教材」なのですね。だから、テストを受けるだけでも立派に復習になるような問題にして、あとでノートに張るように指導しています。期末テスト後には2度目のノートチェックをするのですが、ちゃんとやってくれているかどうか。

さて、今度の日曜日は「平成24年度東京都公立学校教員採用候補者選考」の一次選考ですね。「あれからほぼ1年」と思うと感慨深いものがあります。私は昨年「いつも練習している自分の論文を置いてくる」気持ちで臨みました。今年受験される皆さんのご健闘をお祈りします。

応募状況発表

2011-06-20 04:01:00 | 教員採用試験
中間試験、研究授業、体育祭などのイベントが終わり、やれやれと思っていると、またたく間に期末試験の時期がやってきました。とにかく「教員としての蓄積」がないため、いつも仕事に追われ、体も疲れていますが、「仕事で、好きな歴史を調べられる」ことの幸せを感じる毎日でもあります。

さて、6月9日に「平成24年度東京都公立学校教員採用候補者選考応募状況」が発表されましたね。今年の全体傾向は、採用見込数が大幅に増えたため、応募者数数は増えた(773人増)ものの、応募倍率は減少(8.1倍→6.7倍)とのこと。校種別では、小学校(全科)3.8倍 (昨年度5.1倍)、中高共通11.8倍(昨年度12.6倍)、特別支援学校7.0倍(昨年度9.2倍)。
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr110609d.htm

昨年受験した時に感じたのですが、中高共通については科目別の倍率差が大きく、また、科目別の採用見込者数が発表されないため、正直、この時期発表される全体数字はあくまで参考にしかならないのですね。実際、昨年も中高共通全体の採用見込数は前年より増えていたのに、私が受験した中高・地歴は、むしろ前年より名簿登載者数が減っていたのですから。つまりは「中高共通の科目別倍率は、ふたを開けるまで(二次試験の合格発表まで)わからない」ということ。

今年の一次試験は7月3日で、昨年(7月11日)より1週早く行われます。一次試験の合格発表は昨年と同時期なので、受験者数の増加を見込んで、採点期間を長めに設定したのではないでしょうか。とにかくも、今年受験される方々のご健闘をお祈りいたします。

初めての研究授業

2011-06-05 07:12:00 | アニメ好き教師
相変わらず多忙な日々を送っておりますが、とりあえず最初の大きな山を越えた感じです。その山とは「初めての研究授業」。研究授業とは「よりよい授業のあり方を求めて、研究的、実験的に行う授業(Yahoo!百科事典より)」のことで、上は「カリスマ教師の凄腕テクニックを他の先生方が学ぶ」から、下は「新人教師の未熟な授業を先輩教師の皆さんが見て楽しむ、もとい、指導する」まで、いくつか種類があります。私がやったのはもちろん「下」のカテゴリー。

研究授業は、綿密な学習指導案の作成と十分な準備をしてから実施し、終了後はその指導案をもとに、実際に狙い通りの授業ができたか、良かった点や悪かった点などについて、参加された先生方との協議が行われます。つまり、ただでさえ授業準備や授業そのもの、授業関連以外の分掌業務、その他指導、たっぷりある初年度研修等に追いまくられているのに、そこに研究授業の準備が上乗せされるわけで、この2週間は仕事漬けの毎日でございました。

愛読していた教採体験ブログの多くにおいて、採用後には更新頻度が激減してしまう理由の一つはコレだったのか、と妙に納得した私。

でもって、私の初の研究授業は「あの年齢で民間から転職してきたヒトはどんな授業をするのだろう?」という珍獣見物的関心を惹いたせいで、予想を上回る多くの先生方においでいただき、廊下まではみ出てしまうほどの満員御礼状態。おかげで張り切り過ぎ、板書で考えられないような誤字をしたり、生徒達の机の間を予定より多く早く駆け回って大汗をかき、「立ち位置や生徒への目線はもう少し落ち着いて」などのご指摘を受けてしまったり。それでも、たくさんの先生方の視線に緊張したのか、いつもより格段に「いい子」だった生徒達の協力もあり、何とかほぼ時間通り予定の内容を指導することはできました。

授業後の協議では、他に「もう少し内容を絞ってもいいのでは」「この説明は難しすぎたのでは」等のありがたいご指摘をたくさんいただき、「なるほど研究授業というのは大変だけれど、授業力向上には絶大な威力があるのだなぁ」と実感。その中でも、ベテランの先生からいただいた「お年や社会経験年数を考慮した上でも、新規採用初年度教員の研究授業としてはレベルの高い内容を見せていただき、ある部分は非常に参考になり、自分の視野が広がった」というお言葉はとても嬉しく、「次回(2学期)はもっとよくしよう」と強く感じた次第です。
・・・・「アメと鞭」のアメ的な狙いでのお言葉でしょうが・・・・。

研究授業が終わったからといっても平常モードに戻るだけなので多忙さは変わりません(今日もこれから教材づくり^^;)。とにかくも一歩前に進んだという自信を持って臨んでいきます。以前、「負け」と書いた授業は「勝ちに近い引き分け」にまで引き上げられたのですが、他の授業で「負け」が一つついてしまったりと、「一進一退」状態ではあります。全体としては上向き傾向なので、比較的気持ちの良い休日を過ごしております。それではまた。

※引用したYahoo!百科事典の「研究授業」ページ
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%8E%88%E6%A5%AD/