10月12日に平成30年度東京都公立学校教員採用候補者選考(31年度採用)第二次選考の合格発表がありました(「平成30年7月豪雨」の影響で実施を延期した神戸会場は含まず)。合格された皆様、おめでとうございます。
今年度の全体の採用倍率は昨年度から1.6倍も下がって2.8倍(昨年は4.4倍、一昨年は4.7倍)と3年続けて減少し、この10年間で最も低い採用倍率になりました。内訳は、小学校は昨年度2.7倍からなんと2倍を切って1.8倍、中高共通は昨年度7.1倍から2.8倍も下がって4.3倍、特別支援学校は昨年度4.2倍から1.4倍下がって2.8倍。この倍率大幅低下の要因としては、民間企業の求人好調が継続していること、「教員はブラック労働である」という見方がさらに広がったこと、今回から実施された「改善策」が影響したことなどが考えられます。(「改善策」については、本ブログでは2018.06.11記事「平成31年度採用、応募者大幅減!」の後半追記部分で記載)
というわけで、今年度の社会人特例受験者の合格者数と倍率(応募者数ベース)を推測しましたので掲載します。推測手法と注意点はこれまでとほぼ同じで、応募者数の推測も「一次合格者の最後の受験番号に統一」しています。( )内に昨年の推測数値も入れました。
社会人特例合格者数は、そもそも社会人特例での応募者数自体が大幅に減っていますので、当然、昨年より大幅に減少しています。全体の応募者数も倍率も大幅減という結果を受け、このまま今回の「改善策」を続けるのか、何らかの変更を行うのか、注目されます。
「平成30年度東京都教採(29年度採用)・社会人特例受験者の合格者数・倍率推測<一般受験>」
※( )内は前年の推測 ※倍率は応募者数(推測)ベース
小学校全科:26(46)人、3.2(5.3)倍 <915(516)人、2.6(4.5)倍>
中高国語:4(15)人、4.5(5.7)倍 <93(75)人、6.3(8.8)倍>
中高地歴:2(13)人、7.5(9.3)倍 <66(29)人、11.2(29.3)倍>
中高公民:1(2)人、15.0(26.5)倍 <23(8)人、11.0(34.1)倍>
中高数学:2(14)人、3.0(6.9)倍 <127(91)人、5.5(8.3)倍>
中高物理:1(0)人、1.0(-)倍 <33(10)人、5.1(16.6)倍>
中高化学:0(2)人、-(14.0)倍 <35(16)人、5.7(11.1)倍>
中高生物:0(3)人、-(10.0)倍 <26(9)人、8.2(24.6)倍>
中高英語:8(19)人、5.6(6.7)倍 <145(86)人、3.7(7.2)倍>
中高音楽:0(2)人、-(4.7)倍 <30(8)人、5.0(24.7)倍>
中高美術:1(1)人、1.0(10.0)倍 <29(11)人、4.0(10.6)倍>
中高保体:0(6)人、-(18.5)倍 <87(53)人、13.4(21.8)倍>
小中音楽:1(2)人、3.0(7.5)倍 <35(26)人、5.5(8.8)倍>
小中美術:1(3)人、7.0(6.3)倍 <25(25)人、4.1(4.7)倍>
小中高家庭:2(4)人、1.0(4.8)倍 <18(16)人、7.5(6.4)倍>
中学技術:2(2)人、2.0(3.5)倍 <17(16)人、1.9(2.3)倍>
高校情報:2(1)人、6.5(18.0)倍 <2(1)人、7.5(29.0)倍>
高校商業:0(2)人、-(4.0)倍 <0(7)人、-(8.1)倍>
高校工業機械:1(0)人、4.0(-)倍 <2(1)人、2.0(11.0)倍>
高校工業電気:1(2)人、4.0(3.5)倍 <2(2)人、9.5(7.0)倍>
高校工業建築:0(1)人、-(4.0)倍 <1(0)人、6.0(-)倍>
高校農業園芸:1(0)人、1.0(-)倍 <0(3)人、-(5.5)倍>
高校農業畜産(昨年なし):0人、-倍 <0人、-倍>
特支小学部:2(8)人、4.0(4.8)倍 <62(40)人、3.0(4.8)倍>
特支中技術:0(0)人、-(-)倍 <3(3)人、1.3(2.0)倍>
特支中高国語:1(1)人、1.0(10.0)倍 <6(6)人、4.5(3.8)倍>
特支中高社会:1(0)人、4.0(-)倍 <5(2)人、12.6(39.5)倍>
特支中高数学:0(5)人、-(1.8)倍 <7(7)人、2.4(2.8)倍>
特支中高理科:0(2)人、-(2.0)倍 <5(3)人、1.8(3.0)倍>
特支中高英語:0(3)人、-(4.3)倍 <1(5)人、17.0(4.8)倍>
特支中高保体:0(0)人、-(-)倍 <5(5)人、17.2(16.6)倍>
特支小中高音楽:1(2)人、1.0(3.5)倍 <10(5)人、2.8(3.6)倍>
特支小中高美術:1(1)人、3.0(8.0)倍 <5(3)人、3.0(4.7)倍>
特支小中高家庭:2(2)人、1.0(3.5)倍 <6(3)人、1.2(2.3)倍>
特支理療:0(0)人、-(-)倍 <0(0)人、-(-)倍>
養護:2(3)人、2.0(29.3)倍 <47(25)人、13.8(28.2)倍>
今年度の全体の採用倍率は昨年度から1.6倍も下がって2.8倍(昨年は4.4倍、一昨年は4.7倍)と3年続けて減少し、この10年間で最も低い採用倍率になりました。内訳は、小学校は昨年度2.7倍からなんと2倍を切って1.8倍、中高共通は昨年度7.1倍から2.8倍も下がって4.3倍、特別支援学校は昨年度4.2倍から1.4倍下がって2.8倍。この倍率大幅低下の要因としては、民間企業の求人好調が継続していること、「教員はブラック労働である」という見方がさらに広がったこと、今回から実施された「改善策」が影響したことなどが考えられます。(「改善策」については、本ブログでは2018.06.11記事「平成31年度採用、応募者大幅減!」の後半追記部分で記載)
というわけで、今年度の社会人特例受験者の合格者数と倍率(応募者数ベース)を推測しましたので掲載します。推測手法と注意点はこれまでとほぼ同じで、応募者数の推測も「一次合格者の最後の受験番号に統一」しています。( )内に昨年の推測数値も入れました。
社会人特例合格者数は、そもそも社会人特例での応募者数自体が大幅に減っていますので、当然、昨年より大幅に減少しています。全体の応募者数も倍率も大幅減という結果を受け、このまま今回の「改善策」を続けるのか、何らかの変更を行うのか、注目されます。
「平成30年度東京都教採(29年度採用)・社会人特例受験者の合格者数・倍率推測<一般受験>」
※( )内は前年の推測 ※倍率は応募者数(推測)ベース
小学校全科:26(46)人、3.2(5.3)倍 <915(516)人、2.6(4.5)倍>
中高国語:4(15)人、4.5(5.7)倍 <93(75)人、6.3(8.8)倍>
中高地歴:2(13)人、7.5(9.3)倍 <66(29)人、11.2(29.3)倍>
中高公民:1(2)人、15.0(26.5)倍 <23(8)人、11.0(34.1)倍>
中高数学:2(14)人、3.0(6.9)倍 <127(91)人、5.5(8.3)倍>
中高物理:1(0)人、1.0(-)倍 <33(10)人、5.1(16.6)倍>
中高化学:0(2)人、-(14.0)倍 <35(16)人、5.7(11.1)倍>
中高生物:0(3)人、-(10.0)倍 <26(9)人、8.2(24.6)倍>
中高英語:8(19)人、5.6(6.7)倍 <145(86)人、3.7(7.2)倍>
中高音楽:0(2)人、-(4.7)倍 <30(8)人、5.0(24.7)倍>
中高美術:1(1)人、1.0(10.0)倍 <29(11)人、4.0(10.6)倍>
中高保体:0(6)人、-(18.5)倍 <87(53)人、13.4(21.8)倍>
小中音楽:1(2)人、3.0(7.5)倍 <35(26)人、5.5(8.8)倍>
小中美術:1(3)人、7.0(6.3)倍 <25(25)人、4.1(4.7)倍>
小中高家庭:2(4)人、1.0(4.8)倍 <18(16)人、7.5(6.4)倍>
中学技術:2(2)人、2.0(3.5)倍 <17(16)人、1.9(2.3)倍>
高校情報:2(1)人、6.5(18.0)倍 <2(1)人、7.5(29.0)倍>
高校商業:0(2)人、-(4.0)倍 <0(7)人、-(8.1)倍>
高校工業機械:1(0)人、4.0(-)倍 <2(1)人、2.0(11.0)倍>
高校工業電気:1(2)人、4.0(3.5)倍 <2(2)人、9.5(7.0)倍>
高校工業建築:0(1)人、-(4.0)倍 <1(0)人、6.0(-)倍>
高校農業園芸:1(0)人、1.0(-)倍 <0(3)人、-(5.5)倍>
高校農業畜産(昨年なし):0人、-倍 <0人、-倍>
特支小学部:2(8)人、4.0(4.8)倍 <62(40)人、3.0(4.8)倍>
特支中技術:0(0)人、-(-)倍 <3(3)人、1.3(2.0)倍>
特支中高国語:1(1)人、1.0(10.0)倍 <6(6)人、4.5(3.8)倍>
特支中高社会:1(0)人、4.0(-)倍 <5(2)人、12.6(39.5)倍>
特支中高数学:0(5)人、-(1.8)倍 <7(7)人、2.4(2.8)倍>
特支中高理科:0(2)人、-(2.0)倍 <5(3)人、1.8(3.0)倍>
特支中高英語:0(3)人、-(4.3)倍 <1(5)人、17.0(4.8)倍>
特支中高保体:0(0)人、-(-)倍 <5(5)人、17.2(16.6)倍>
特支小中高音楽:1(2)人、1.0(3.5)倍 <10(5)人、2.8(3.6)倍>
特支小中高美術:1(1)人、3.0(8.0)倍 <5(3)人、3.0(4.7)倍>
特支小中高家庭:2(2)人、1.0(3.5)倍 <6(3)人、1.2(2.3)倍>
特支理療:0(0)人、-(-)倍 <0(0)人、-(-)倍>
養護:2(3)人、2.0(29.3)倍 <47(25)人、13.8(28.2)倍>