社会人から教員に ~40代後半での教員採用試験体験記~

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今年の論文試験

2011-07-09 17:38:00 | 教員採用試験
期末テストが終わりました。良かったのは、中間より平均点が2点ほど上がったこと。課題は、赤点対象者が中間より大幅に増えたこと。これまでの業務に、成績評価と、追試やら補講やら追加課題やら、成績のおもわしくない生徒を指導する仕事も加わり、本当に忙しい学期末を過ごしています。ちょっと残念なのは、成績の良い生徒を追加指導する機会がほとんどない点。初年度研修の時間が減る来夏以降は、より深く歴史を学びたい生徒向けの夏季講習を設定したいものです。

さて、「平成24年度東京都公立学校教員採用候補者選考」の一次選考が終わりましたね。教育委員会の報道発表資料、新聞報道、各種ネット情報によると、今回は論文試験の最中(後半以降)に「試験時間を30分延長」を告知される、という事態があったそうです。理由は会場では案内されず、翌日発表資料で、特例カ(国公私立学校における非常勤講師等経験者)受験者への論文問題選択指示に不明瞭な点があったため、であることがわかりました。
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr110704.htm
・・・・今回受験された方々、本当に大変でしたね。

もし自分が今年受験していたら、と考えた場合、当初の終了時間の30分前に延長を告げられたとしても、その段階ではすでに7~8割くらいは書き進んでいて、正直「何それ?90分で書けるように練習してきて、実際もう書けそうだから、そんな延長いらないよ。途中で条件変えるなんでおかしいよ。どうなってんの?」と思ったはず。この突然の延長で、「特例カ」の受験者以外で「最も得をした人」がいるとしたら、それは「本来なら時間内に書き終えられなかったが、延長のおかげで間に合っちゃった人」でしょう。「もともと90分で書けていた人」のメリットは・・・・告知された時点以降はゆっくり書けた、その前に書いていた部分は字数を変えない範囲程度内で書き直せた、くらい?

1年に1回しか行われず、人の人生がかかっている試験なのですから、今後はこのようなことが無いことを望みます。そして「もともと90分で書けていた人」に、「お気持ちはよくわかります。あなた方は正しい。でも、もう仕方ないので、気持ちを前向きに切り替え、一次合格を信じて二次試験の準備を頑張りましょう!」という言葉を捧げたいと思います。

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